救命講習と給食研修

7月31日(金)と8月12日(水)に、全職員を対象として「救命講習」と「給食研修」を行いました。

どちらも子ども達の「命」に関わる大切な事です。職員一同、真剣に取り組みました。

私たちが学んだことや保護者の皆様にもお伝えしたいことをご紹介します。

 

 

【救命講習】

講師は錦ヶ丘保育園の2人の看護師です。

事前学習として「保育現場で子どもが意識をなくしていたら、どのような段取りでどのような救命措置をすればよいのか」を動画で学習したり、救命に関するテキストを読んだりして、この講習に臨みました。

 

普段の生活の中で乳幼児にとって危険なこととは? どこにどんな危険が潜んでいるのか…

そして、もしもの時に私たちはどのような事をすべきなのか、訓練用の人形や訓練用AEDも使用して、一人ずつ取り組んでみました。

 

まずは人形を使って「胸骨圧迫」「人工呼吸」の練習です。

「胸骨圧迫」は正しく行わないと、他の臓器などを傷つけてしまうことがあるとのこと。圧迫する場所や速さ、強さを“正しく”と考えながら行うととても力が必要で、1人で長い時間できるものではありませんでした。

だからこそ周りの人との連携が必要となり、傷病者を第一に見つけた発見者が、周囲の人に協力を仰ぎ、的確な指示を出すことが求められます。そして救急隊に引き継ぐまでにできる限りの救命措置を行わなければなりません。

 

練習の後は「室内遊びをしていたらA君の様子がおかしい。一緒に遊んでいた子ども達が『A君が床に寝転んだまま起きない』と担任に教えてくれた」という設定で、実際にシミュレーションに取り組んでみました。

 

 

シミュレーションとして、実際の保育現場での緊急事態を想定してやってみると、いろいろなことが見えてきました。

A君への救命措置はもちろんのこと、周りで遊んでいた子ども達の誘導、119番への通報、保護者への連絡、園長や主任への報告、救急車の誘導…

「○○してきます!」と声を掛け合い、全て実践してみました。

119番通報では、A君の既往歴やアレルギーの有無、かかりつけ医なども聞かれ、子どもに関する詳しい情報をどの職員もしっかりと把握しておく必要があることを痛感しました。

 

大切なことは、発見してから意識と呼吸の確認をし、胸骨圧迫と人工呼吸を始めるまでの時間ができる限り短いことと、絶え間なく胸骨圧迫をすることです。

この講習の成果を生かす出来事がないことが一番なのですが、いざという時のために全職員が落ち着いて行動できるようにしたいと思います。

 

 

 

【給食研修】

認定こども園錦ヶ丘の給食は、周りの方からよく「こだわっている」とのお声を頂きます。

その通りです。私たちの園は「今から体も脳も育っていく子ども達だからこそ、良い食事を」ということを考えて食材や調味料を選んでいます。

食材は、①できるだけ地元のもの、②新鮮、③化学物質を使っていない という3つのポイントがあります。

園で使う食材は「今日使うものは今日仕入れる事」が基本です。お米も籾殻つきで購入し、毎日園で精米して五分づき米にしています。(五分づき米にすることで、ビタミンが含まれる胚芽を残すことができます)

調味料は添加物の入っていないものを使っています。

 

このように、子ども達の体に優しい食材や調味料を追い求めていくと、どうしても金額が上がっていってしまいます。

見た目には普通、むしろ子ども達が好むのかな?と思う和食メインの給食で、「どこにそんなにお金がかかっているの?」と考えている方もいらっしゃると思います。見た目ではなく中身のこだわりが強いのがポイントです。私たちは「贅沢な粗食」と呼んでいます。

 

調理法としては、揚げ物は月に2回、和食中心で煮る・蒸すを多くしています。

また、野菜は噛む力を育てるために根菜を多く使い、皮つきで提供することで、皮と身の間に含まれる栄養素も大切にしています。

 

今回の研修では「出汁」の違いを体験しました。「鰹節」でとった出汁と「粉末のだしの素」を使った出汁。このブログの最初の写真がこの2種類の出汁です。

まずは香りが全然違う!ということが大きなポイント。味も、鰹節はより優しいまろやかな風味がしました。

粉末のだしの素はとっても便利ですが、時間があるときにはじっくり出汁をとってみるのも一つ、食を大切にすることになるなと感じました。

給食で使うマヨネーズも卵を使わず手作り、フルーツポンチのシロップも手作りです。

特にマヨネーズは、卵アレルギーの子ども達も食べることができます!アレルギー食に関しては、ただ除去するだけではなく、見た目もできるだけ他の子ども達と変わらないように工夫しています。

 

 

今回の2つの研修を通して、未来ある子ども達の心と体を作っていく大切さと責任を感じました。

これからも園と保護者の皆様と一緒に、子ども達の健やかな成長を考えていきたいと思っています。

文責:久保田