日々の保育の中で…(年長)

ここは、駐車場にある畑です。

「これは、ナス」「こっちは、トマト」  畑に行くと、ナスやトマトをすぐに見つけることができました。
見たり触ったりしているうちに、「ナスは、つるつるしているね」「緑のトマトもあるけど、赤くなっているトマトが沢山ある」と、色や形の違いに気がつきました。

次に枝豆を見つけると、「これ何?」「枝豆かな?」と疑問に思う子ども達。

「触ってみたら?」と提案し促すと、「毛がある」「ふくらんでいる豆もある」「もう食べられるかな」など、触れて自分の肌で感じた子ども達は驚いていました。

 

 

また、収穫したばかりのナスやピーマンを丸かじりすると… 「あれ?苦くない、美味しい!」
収穫したばかりの旬の野菜そのものを味わい、香り、色など買った食物との違いに出会います。

時には、「苦い」「渋い」などの今まで味わったことのない味に驚くことも。様々な味覚を体験できる栽培や収穫、そして収穫物を食すなどの体験を大事にしています。

 

 

 

園庭ではヒマワリが咲き、夏を演出してくれています。

ある時、Aさんが、「このヒマワリ、種ができ始めている」と私に教えてくれました。

それを聞いていたBさんが興味を持ち、Aさんに「どこにある?」と話しかける姿が見られました。

さらに、2人の会話に耳を傾けると、Aさんがどのようにして種になるかをBさんに話し…

その後部屋に帰り、植物の本でヒマワリの事を調べてどのように種できるか知り、「種ができたらとりたいね」と楽しみにする姿がみられました。

 

一連の子どもの姿や思いこそが、幼児期の終わりまでに育てたい10の姿の『思考力の芽生え』『言葉による伝えあい』『自然との関わり・生命の尊重』等に繋がっています。

 

 

収穫を終え、保育室に帰ってきた子ども達。

袋から沢山の野菜を出しす中で、「何個あるのかな」「数えてみよう」という会話が聞こえてきました。
どのように数えるかを見守っていると、種類別に分けていました。
「一番多い野菜は、ピーマン」「29個もある。みんなにも配れるよ」

このように、数量や図形など親しむ体験を重ねたりし、自らの必要感に基づきこれから活用し、興味や関心、感覚をもつようになります。

これも、10の姿の『数量・図形、文字等への関心・感覚』につながります。

 

 

 

日々の経験がすべてにおいて、小学校移行の学びに向かう姿勢へと繋がっているのです。

遊びを通し、就学に向け力をつけていきたいと思います。

 

文責:堂園さおり