子どもの遊びとおもちゃ(つくし組)

下の写真は、季節の野菜を保育室に置いてあることに子ども達が気づき「これは何だろう?」と興味を持ち触っているところです。

ここから、野菜の感触やにおいなどを五感を使って探求し、活動を広げています。

季節の食材や植物、生き物は、子ども達にとってすばらしい保育の環境の一部なのです。

 

 

こども園にいらした際に「おもちゃが少ないな。もっとたくさんあれば子どもが楽しいのにな。」などと感じられたことはありませんか?

おうちにいる時は自分の大好きなおもちゃがあり、自分一人または兄弟と一緒に遊んでいますが、集団生活の場である園に来るとみんなで共有しなくてはいけませんよね。

家庭と園との違いとはどんな事だと思われますか?

 

 

私たち保育者は、毎日の保育の計画を立てる際に、まず次のようなことを考えます。

・子どもたちに育ってほしいポイントである「ねらい」

・今興味をもっていること、これから興味が広がると予想されること

・季節を感じられるような自然を保育に取り入れる

 

このようなことを念頭に置きながら、次に

・どれくらいの広さの場所にどのように遊具を置くか

・どれくらいの量の遊具を準備するのか

・遊具の種類はいくつにするのか

・子ども達が興味をもてるような配置になっているか

・安全に活動できるか

などを、子ども達の姿と擦り合わせながら環境を構成しています。

 

 

活動を行うにあたり、遊具の種類や量はとても重要なキーポイントとなります。

例えば、種類がたくさんあり過ぎると情報量(遊具が多すぎるといろいろな物に目移りする)が多すぎて、一つの事に集中して遊びこむ事ができません。

また一つの物でも、量が多すぎると一人で遊び、友達との貸し借りや取り合い、一緒に作ったり遊んだりする『接近』『共有』などの関わりが薄くなってしまい、園生活の良さである社会性を育むことができなくなってしまいます。

 

今、1歳児つくし組では、友達という存在に気づき、「楽しそうだから真似したい」「一緒に遊びたい」という気持ちが育ってきています。

このような子どもたちの姿から、朝の時間あえて遊具を出さない日もあります。「何もないの?」とびっくりされるかもしれませんが、子ども達は友達の近くに行き顔を覗き込んだ目を合わせて笑ったり、覚えたばかりの友達の名前を呼んだりしています。

 

 

上の写真は、朝の時間に子どもたちが自分たちで椅子を出し、向かい合うように椅子を並べて遊んでいる様子です。

子ども達は自分たちで遊びを生み出します。まだまだ一語文が出始めたばかりの1歳児ですが、言葉はなくても気持ちは通じ、場を共有し一緒に楽しんでいるのです!
こども園にいらっしゃる際には「今日はどんな環境でどんなことをしているのかな?」という視点で見ていただけると嬉しいです。

 

文責:川宿田