くるみ組 宝物いっぱい

 

登園の際に、赤や茶色に紅葉した葉っぱやどんぐりを握りしめて「おはよう!見て!」と、嬉しそうに手土産を持参してくる子ども達。

小さな枝や石ころ、木の実は、子ども達にとって宝物!一度手に取ると、なかなか手放せなくなることもしばしばです。

 

そこで、くるみ組の保育室前に宝物を入れるためのカゴを置いています。日を重ねるごとに、枝やどんぐり、くるみ、枯れ葉など秋の自然物で一杯になります。これらの自然物から、子ども達の興味関心を捉えて、日々の保育活動が広がっていくように工夫しています。

四季を理解するには、まだまだ難しい年齢ですが、2歳児なりに秋を感じ、深めていけたらと思います。室内の環境の中にも、生き物の観察コーナーや栗、松ぼっくり、どんぐりに触れて遊べるコーナーなどを準備し、自然と触れ合うことにより、五感を使って、試行錯誤しながら様々な表現を楽しむ姿を捉えています。

 

 

~ヤモリの観察~

保育室にヤモリが現れ、捕まえてみたところ、「これ、虫だね。」「しっぽがあるよ。」と、自分で考えたことや思った事を言葉で伝え合い興味津々な様子。

観察したら、すぐ逃がそうと思っていたのですが、小さな虫カゴを囲んで、「見えない!」「見たい!」「〇〇君の!」と、押し合いのトラブルになるほどの人気ぶり。生命体は、子ども達にとってとても魅力的なものなのです。

子ども達の様子を見て、展示の仕方を工夫し、観察しやすいスペースを確保しました。

「どこにいるかな?」「あっ、いた!いた!」「足がペタペタしてるよ。」「かわいいね。」と、気づいた事や感じた事を子ども同士で、伝え合う姿がありました。

バッタやくもやハエなども仲間入りし、バッタとヤモリが威嚇し合っているシーンを見れた子もいます。2歳児なりに、生物の世界を感じ、発見を深め、成長と共に、生命の大切さに気づいていけるようにしたいと考えています。 

 

~チクチクあるよ!~

毬栗に触れるのは、おそらく初めての子ども達。黙って見守っていると、力加減しながら、ツンツンと触り、指をひっこめ「痛いよ!」「チクチクだよ!」と、言葉で友達に伝えていました。

Sちゃんは、試行錯誤しながら、毬栗の枝の部分を見つけて、指で摘まみ器用にもちあげてよく観察。毬のなかに栗が入っていることを発見し、「おんなじよー!」と、言葉で表現していました。大人が、「チクチク痛いよ。危ないよ。」と、前もって伝えなくても、視覚的に刺々しいものは、2歳児でも「なんか、痛いかも?」と、予測したり、考えたりしながら観察している姿があります。

栗に十分に触れた数日後、十五夜でお供えした栗を子どもと一緒に調理しました。ガラスの透明鍋なので、調理中の栗の様子も見ることができます。「栗がブクブクってアワアワしてるよ!」「レッドになったよ。」「匂いするね。」 など、調理中の変化に気づき、言葉で表現していました。

最後は、栗を食することで味覚も楽しみました。

 

このような子どもの自発的な活動の学びの積み重ねが「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を育んでいくのだと感じています。

 

   文責:山﨑