言葉を引き出す【0歳児・れんげ組】

 

積雪の予報が出ていた金曜日、つくし組の職員と「氷を作って遊ぼう!」という話になり、前日の夕方からバケツに水を張り一晩おいて帰りました。そう、感覚遊びの一環として氷遊びをするためです。

翌日の朝、デッキをみてみると…

 

 

キンキンに凍った氷が!!!ブロックは、子どもたちの興味を引くことと、氷の中で物が動かないことで、冷やすと固い物ができることを認識するためにあえて入れてみました。

 

朝のおやつが終わるころ、いつもと違う園庭の様子に子どもたちの心はうきうきと、「早く外へ行きたい!!」とでも言いたげに園庭を指さす子どもの姿が多く見られました。

そしていよいよ戸外へ…。子どもたちは勢いよく戸外へ歩き出しました。途中、ぬかるんで足を滑らせても、雪が手について寒くても気づかないくらい、みんなが夢中になって遊びました。「目は口ほどに物言う」とよく言ったもので、子どもたちの目はみんなキラキラ。生まれて初めて雪を見た子どもたちの輝く瞳は、好奇心で溢れていました。

 

そして、その輝く瞬間を私たちは逃しません。ある程度、雪に触れて少し興味が薄れた頃に、昨日仕込んでおいたバケツの氷を登場させました。

食べる氷は目にしたことはあっても、それと同質だとは初めはもちろん気づきません。「ブロックを取りたい!⇒いくら引っ張っても取れない⇒ん?なんで?⇒あれ?固まってる…。→冷たい…。ひょっとして前見たことのある氷と同じなのかな…?」という試行錯誤を繰り返し、やっと私たちが待っていた「これ、氷だ!」という言葉が子ども達から聞かれました。経験から子どもたちが生活から感じた感覚を言葉にした大切な瞬間です!

 

 

言葉を引き出す。

今回の保育では、言葉を引き出すことが目的でした。言葉は「もの・人・シチュエーション」の3つが揃うことで獲得されると言われています。

そして、今日は子ども達にとって初めての雪。沢山の言葉が聞かれる機会ではないかと、予想していました。さらに、1歳児つくし組はたくさんの言葉が聞かれ、0歳児れんげ組は喃語寄りの言葉を話そうとしています。お互いに言葉というカテゴリーでそれぞれの育ちを見せているタイミングの中、とてもいい経験が出来たのではないかと感じます。

今日聞かれた言葉は「氷・キラキラ・きれい・取れない・固い・割れた」など。実体験から得た「生の言葉」は、子どもの心や頭に深く残ることでしょう。

子ども達は、内に沢山の言葉を蓄えています。様々な場面を通してそれらがあふれ出すチャンスを、これからも意図的に準備していきたいと思います。

 

文責:後藤