みんなが元気で過ごせますように

1年が終わる年末に、毎年こども園でも子ども達と大掃除をしたり鏡餅を飾ったりしています。

さて今年は、日本人の文化として古くから知られている『鏡餅』に触れながら飾り、子ども達の興味をもってほしいというねらいをもって冬休み期間を過ごしました。

 

 

正月の伝統の色々

●鏡餅

お正月にやってくる年神様(毎年お正月、各家庭にやってくる豊作や幸せをもたらす神様)は、門松を目印に各家庭を訪れ、鏡餅に宿ると言われており、松の内(お正月の門松を飾っておく期間)は鏡餅をお供えします。

●鏡開き

神様が宿った鏡餅には特別な力があると言われ、松の内が過ぎてから鏡餅をお雑煮やお汁粉などにして無病息災を願って食べる風習が『鏡開き』です。

●鬼火炊き

正月7日に大やぐらを焼いて、正月飾りについた悪霊(鬼)を追い払う鹿児島の伝統行事。竹や間伐財を使ってやぐらを組み上げ、門松やしめ縄なども入れます。燃え盛る炎を前に、今年一年の無病息災、家内安全を願います。

 

 

買い物

まずは、お正月(新年の神様である年神様を自宅に迎え入れるための行事)に向けて、年少少・年少組の子ども達で『鏡餅』を買いに行きました。

買い物に行く前に、買い物をする行き先や購入するものを予め伝え、鏡餅の写真等を見せてから子ども達と目的を共有してから出掛けました。

 

実際に買い物に出掛けると、横断歩道の渡り方や鏡餅を買う際のお金の支払いや袋詰め等、普段は大人がしていることも実際に子ども達が保育者の見守りの中体験することで、それぞれ気付きや学びを深めているように感じました。(10の姿 自立心・社会生活との関わり)

 

 

帰って来た後、保育室や職員室をはじめ、買い物に行った子ども達が1つ1つ落とさないように持ち、飾る場所も棚の上や見えやすいところ等考えながら飾っていました。(10の姿 思考力の芽生え・数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚)

 

 

朝から準備をして‥

年が明け、園庭で『鬼火焚き』『鏡開き』を行いました。

やぐらに火をつけると、炎が天高く舞い上がり、『パンパン』という音を立ててはじける竹の音。

子ども達は、保育者と傍で炎の色や温かさ等全身で感じ、テラスからもじっと眺め、雰囲気を味わいました。初めて体験した人も多く、貴重な体験となりました。(10の姿 自然との関わり・生命尊重)

 

最後に残り火で餅を焼き、お汁粉(ぜんざい)を作りました。

鍋の中に袋からあんこを出す際は、指や手の力加減を考え、2人組で袋を持ちながら最後までやり遂げる年少組の子ども達に感心する場面でもありました。

 

 

また、あんこと水を混ぜてぜんざいを作る際は、水をボールに入れて何度も運ぶ手伝いを年中組の子ども達から『何かありませんか』と率先して行動する姿に頼もしさを感じました。

 

色々な人が携わりながら和やかな雰囲気の中、子ども達とお汁粉(ぜんざい)を食べ、無事こども園に携わっている皆さんの健康を願うことができました。

これからも私達から子ども達へ今、できることを考え、鹿児島や吉野地域、伝統的文化に触れながら過ごしていきたいと思います。

 

文責:幸泉