自己肯定感を高めよう!!(くるみ組(年少少))

これまでのブログの中で、「自己肯定感を育む保育」を意識して、日々の保育を行っていることをご紹介してきました。

 

子育てを通じて『思いやりのある子どもに育って欲い。』『物事を前向きに乗り越えられるようになってほしい。』『自分に自信をもってほしい。』そんな思いや願いをお子様に抱くのではないでしょうか?

世の中を生き抜く力をつけるには、幼児期の自己肯定感が深く関係しています。

今回は、「自己肯定感」とは、①どんな感覚なのか?②自己肯定感が高いとどうなのか?③自己肯定感が低いとどうなのか?④どのように接し方をしているのか?という4点についてお伝えします。

 

 

①自己肯定感とは…

 一言で言うならば、「生きる力の根幹!」
・自分を好きと思える感覚
・自分の良いところをわかっている感覚
・自分を価値ある存在と思えること、自分を大事にできる感覚

 

②自己肯定感が高いと?

・人生に対して積極的になれる
・人を尊重し、コミュニケーション能力が高い
・自分の感情や衝動をコントロールできる
・ポジティブでプラス思考
・失敗を恐れず、チャレンジ精神がある
・物事に意欲的に集中して取り組める

 

このような子どもの姿が現れます。

 

 

③自己肯定感が低いと?

・人の目を気にしすぎる
・チャレンジ精神がない・失敗に弱い
・自己否定

このような子ども達の姿が現れます。

 

 

④自己肯定感を育むための接し方とは?

 
★結果ではなくプロセスを「認める」言葉かけ

例えば、A君が絵を描いて楽しんでいます。
A君:「アンパンマン描いたの!」
大人:「すごい!上手に描けたね!」

上記のやり取りでは、結果を褒めています。実は、この褒め方はあまり望ましくありません。なぜなら、「上手に描けないと褒めてもらえない」という、次へのプレッシャーになりますし、褒めてもらえる無難なアンパンマンの同じ絵を繰り返し描いてしまいかねません。
大事なのは、子どもの能力や結果だけではなく挑戦や努力した行動プロセスを認めることです。そこに至る子どもの姿を認める声掛けを心掛けます。

言い換えると、
A君:「アンパンマン描いたの!」
大人:「丸い形がいいね!沢山グルグル描いたから、丸い形が描けるようになったね。」
というような褒めるのではなく、「子どもを認める言葉かけ」を心掛けています。

 

★友だちや兄妹と比べない。比べるのは、「少し前の子ども自身」

子どもに、何か挑戦させてみたいとき「○○ちゃんは、上手にお箸使えるよ!すごいね!A君はまだスプーンだね。お箸の練習しよう!」と、いうような後押しの仕方では、やる気を失います。

「A君は、スプーンの握り方がよくなってきたね。指の力もついてきたから、お箸の練習してみないかな?」と、その子自身のちょっとした成長を認める言葉を掛けています。

まわりと比べて子どもを評価してしまうと、他人の評価を気にする人になってしまいます。自分の成長を認めてもらえることで安心感を得て、次への原動力となります。

 

★絵本の読み聞かせやわらべうたを、親子で楽しむ

絵本の読み聞かせは感性豊かな表現を育みます。わらべうたは、親子の肌と肌と触れ合う最高のスキンシップです。「愛されている」ことを、たくさん感じることができます。

 

★子どもの気持ちを抱っこで受容と共感

2歳、3歳のこの時期、駄々こね、わがまま、甘え泣きなど、ご家庭では手に負えないぐらいの感情の激しさをみせることもあります。

「また、そんなことして!」「もう、知らないから!」と、対応にあたる大人も感情をとられてしまいがちです。子どもが更に泣き続けるという、負のスパイラルに陥りやすいです。

そんな時こそ、子どもの思いを丸ごと受け止め共感します。受け止められることで、心が落ち着き、気持を切り替えていくことができます。

「まだ、遊びたかったよね~嫌だよね~」と、子どもの心の気持ちを代弁し、受容、共感することで、「僕の気持ちを分かってくれる人がいる」と、いう肯定的な気持へと切り替えていくことができます。

なかなかそのような対応で上手くいかない時は、抱っこする人を変えたり、部屋を変えたりして対応しています。

 

くるみ組では、喜怒哀楽の感情を発揮し自分を出すことを意図的に行っています。

今年度のくるみ組は、「ありのままの自分でいいのだ!」を保育のテーマとし、子どもの気持ちをまるごと受け止め、認められる感情を大事にしてきました。成長と共に、自分に自信を持ち、様々な事に挑戦してい意欲や前向きさ、社会性を身につけることが、自己肯定感の育ちと捉えています。

3歳児クラスへと進級し、保育者の配置が少なくなり不安もあるかと思います。しかし、これまでの経験の積み重ねによって、子ども達は確実に自己発揮する力がついています。

これからも、ご家庭と園とで協力して子ども達の自己肯定感を育てていけたらと思います!

 

文責:山﨑