『あなたは、あなたのままでいい!』 ~安心感を育む保育~ (年少少 2歳児くるみ組)

環境の大きな変化に不安を感じ、「ママがいい!」と、泣いてしまう我が子に、後ろ髪を引かれる思いで園をあとにしている保護者もいらっしゃるのではないでしょうか?

「園で泣いてないかしら?」「遊べているのかしら?」と不安や心配があるかと思います。

 

今回は、安心感や信頼感を育むためには、どのような関わりを大切にしているのか?についてお伝えします。

 

 

寂しさや不安に寄り添う保育


錦ヶ丘の保育では、泣いている子どもは、すぐに抱っこで対応するようにしています。「ママがいいよね!寂しいよね!」「お家がいいよね!」と、子どもの思いを受け止め、代弁し、気持ちを共感するようにしています。

そうすることで、「気持ちを分かってくれる大人がいる!」「ありのままの自分を出していいのだ!」という肯定的な気持ちが芽生え、安心感を抱くことができます。

子どもにとって、一緒に過ごしてきた保護者の方から離れるということは、とても不安で寂しく、勇気のいることです。未だ信頼のない保育者に抱かれることも不安です。

入園してすぐの頃は、泣きながら抱っこや入室を拒む姿がありました。「この人は誰だろう?」と半信半疑で抱っこされている子ども。いち早く安心させたいという願いから「大丈夫だよ!ほらこれで遊ぼうか」と大人は気持ちを紛らわせるような関わりをしがちです。

しかし、このような対応は、子どもの気持ちを無視した、保育者側の一方的な関わりになってしまいます。

一方的な関わりになってしまわないよう、保育者は、子どもの思いを大切にしています。

「お部屋とお外どっちがいい?」、「あの車(避難カート)に乗る?それとも歩く?」「おんぶがいい?抱っこがいい?」というような、子ども自身に選択してもらうことで、「自分の気持ちや考えを認めてもらえた」という肯定的な思いが、保育者への信頼感につながります。

信頼できる人や環境がベースにあることが、子どもが自ら環境に関わって学びを広げていく一歩だと捉えています。

 

 

 

入園・進級から3週間


「ここには、気持ちをわかってくれる大人がいる!」と感じられるようになり、気持ちを切り替えて活動に自分から入っていけるようになってきています。

徐々に世界が広がり始めた子ども達。これからも「あなたは、あなたのままでいいんだよ」と、子ども達の思いをしっかりと受け止めながらの関わりに努めていきます。

 

文責:山﨑