生まれてきてくれてありがとう~誕生会~(年長組)

年長組に進級し、初めての誕生会が427日に行われました。

先日配信したお知らせにもありましたように、今年の年長組の誕生会のテーマは「命を感じる」です。

お子様の誕生日を、十月十日(とつきとおか)大切に育んできた大切な命がこの世に誕生した尊くかけがえのない日だと捉え、保護者の皆様に『命名由来』・『お子様の出生にまつわるエピソード』をお話し頂く事で、子ども達が誕生した事を喜ばしく思うと同時に親子で命についてじっくり感じられる日になれるよう年長職員でじっくり話し合い、今年の誕生会を計画致しました。

 

 

初めての試みで、出席された保護者の方々から

「緊張するな…。」「何を話そうかな…。」

という声がちらほら聞こえてきました。改まってお子様に伝えたことがない話だったりしますもんね。

 

誕生会当日、誕生者の子ども達は年長児の前に立って、発表しました。

 

頑張って発表してます‼︎

 

色々な人と仲良く、愛されるような人に育って欲しくてこの名前にしました。

色々な人を明るく元気にさせて欲しくてこの名前にしました。

お母さんの名前を使いたくてこの名前にしました。

春にちなんだ名前にしたくてこの名前にしました。

 

お子様の名前をつけた理由について、お話し頂き、それぞれのご家庭でそれぞれの想いがあって、とっても素敵だなと感じました。

隣で聞いているお子様も、恥ずかしそうにしながらも真剣に話を聞いている姿がなんとも微笑ましいでした。

 

 

また続けて出生にまつわるエピソードもお話しくださいました。

難産だったけど、お医者さんに「最後は自分で赤ちゃんを取り上げてみましょう」と勧められ、力みながらも最後はお母さん自身がこの子を取り上げたんです。

家族に見守られながら計画出産にしたが、陣痛が早く進み、30分で産まれてきたんです。

初めての出産で、お父さん、おじいちゃんおばあちゃん、みんな病院に駆けつけてくれてはいいが、みんなの喋り声が気になって大変だった。

大きく産まれたけれど、臍の緒が首に巻きついていたり、産まれてすぐ心臓に小さな穴が空いたりして、しばらく病院でお世話になりました。

などなど、聞いている職員の方がリアクションが大きくなる程、驚きと笑いに包まれ、保護者の方々のお子様へのたっぷりの愛情を感じ取れる温かな時間が流れました。

 

 

誕生会の初めに『うまれるまえのおはなし』という絵本を1冊読みました。

【絵と文 ひだのかな代:『うまれるまえのおはなし』 出版社:ポエムピース 初版:2017年3月17日】

 

その本の一節に

『神様は最初、私たちの魂を作るんだ』

とあります。ここにある命は、神様からの贈り物。

かけがえのない尊いものだというメッセージが盛り込まれていました。

 

また最後に私から2つ子ども達に紹介したものがありました。

 

 

1つ目は【母子健康手帳とエコー写真】

みんながお腹に宿った時から、産まれた後の事など記録できる物で、その中には妊娠中のお母さんの気持ちや、大変だった事など書いてあるんだよ。

エコー写真はお腹の中の時の写真。赤ちゃんの骨や身体をお母さんのお腹を通して撮影されたもの。これを見てお父さんお母さんは「早く赤ちゃんに会いたいな」って気持ちになったと思うよ。

 

2つ目は【臍の緒】

これはお腹にいる時は赤ちゃんとお母さんを繋いでくれていた大切なひもみたいなものがあるけれど、赤ちゃんが産まれたら切らなければいけなくて、それを大切に取ってあるんだよ。

 

「どちらもみんなの家に大切にあると思うから、自分の誕生日の時に見てみるのもいいかもしれないです」と伝え、誕生会を締めくくりました。

 

子ども達にとって錦ヶ丘でする最後の誕生会。

6歳になる年に、自分という存在を考える事、命という大切なものを感じて自分を大切にできる人に育ってほしいなと願っています。

 

 

最後に

誕生会が終わってAちゃんが私のところに駆け寄りこんな事を言いに来ました。

「今日の誕生会、とても嬉しい気持ちになった!帰ったら、お母さんに産んでくれてありがとうっていいたいな!」

その言葉に私は目頭が熱くなり、今回の誕生会の趣旨がなんとなくでも子ども達に伝わってくれた事が何より嬉しい気持ちになりました。

 

文責:鈴木