自分で『選ぶ』楽しさ (1歳児 つくし組)

皆さんは、『自分で選ぶ』と聞くと、どんな場面を思い浮かべますか?

『選ぶのは1歳児』と聞くと、「1歳児が本当に自分で選べるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

下の写真は、つくし組の朝の補食の時間の様子です。お盆の上には、2種類のおやつがあります。

 

指差しでの意思表示や発語が出てきたこの時期を捉えて、あえて2種類のおやつを準備しました。

 

保育者が「今日はおやつが2つあるんだよ。どっちが食べたいか教えてね。」と話をすると身を乗り出すようにして真剣に聞いていました。

 

 

どっちのおやつにしようかな?


一人ひとりに「どっちがいい?」と聞くと、すぐに指差しする子、戸惑いながらしばらくして指差しする子、手を伸ばしておやつを取ろうとする子、指差ししながら「これ」と言葉でも伝えてくれる子、と様々な姿を見せてくれました。

『おやつを選ぶ』という活動一つとっても、一人ひとりの経験や発達段階によって見せてくれる姿は様々です。

 

私たち保育者は、子どもたちの自分の気持ちを自分なりに伝えようとする姿をありのままに受けとめ、応答的に関わることで、「わかってもらえた!」「もっと伝えたい!」という気持ちを引き出せるように心掛けています。

「わかってもらえた!」「伝えられた!」という喜びの積み重ねは、自信につながり、自己肯定感を高めることができます。日々の保育の中で、子どもたちが自分なりの方法で伝えようとする姿は私たちが大切にしていることの一つです。

 

いつもと同じおやつだけど、自分で選んだおやつは格別においしそうに食べていましたよ。

 

 

自分で選ぶということ


4月からつくし組では、園庭でたくさん遊んできました。園庭は、砂場・三輪車・せせらぎ・ビオトープなど魅力的な場所がたくさんあります。

子どもたちは、「ここで遊びたい」「これで遊びたい」と自分でやりたいことを見つけ遊んでいます。もちろん、保育者が『○○な経験をたくさんしてほしい』『○○が育ってほしい』という、意図をもった活動範囲の中での遊びになります。

 

 

ある日、子ども達が見つけた水溜まりでは、洋服が泥んこで汚れても、顔に泥がとんでも平気な顔で夢中で遊び、泥の感触を思う存分に味わって満足そうな表情の子どもたちでした。

また、フラフープを手に取った子どもは、その弾力性に気づき、跳ね返ってくることを繰り返し楽しんでいました。自分で発見したことは、しっかり知識として身についていきます。

お湯遊びでは、たらいの中に入ってお湯の温かい心地よさを全身で味わったり、シャワーから出てくるお湯に手を伸ばしたり、地面にできた泥の感触を足裏や手のひらで触って感じたりしていましたよ。

 

『自分で選ぶ』=『自分で判断する力をつける』ことです。

興味をもち、自分で選ぶことで遊びは意欲的な活動になります。「これやってみたいな。」「おもしろそうだな」と感じ、自分で決めて遊び始めた子どもの表情は生き生きしています!

こども園では、そんな生き生きした表情の子どもたちがあちこちで見られます。

 

そして、子どもたちの『笑顔・真剣な顔・夢中になっている顔』など様々な生き生きとした表情は、私たちの元気の源になっています。

これからも、一人ひとりが『自分で選ぶ』という場面を大切にしながら過ごしていきたいと思います。

 

文責:川宿田