大きくな~れ(3歳児 年少うさぎ組)

私たち保育者は、子ども達が好奇心を抱いたものに対して、より深い興味を抱き、「どうなるのかな?」「こうしてみようかな」「きっとこうなるよ」「やっぱりこうなったね」など、よく見たり、考えたり、期待したり、調べたり、感動したりすることができるような、豊かな体験をできる環境作りをしています。

過程の中での子ども達の気付きや発見が学びとなり、感動の心がその学びをさらなる意欲や創造力へ結びつけるのではないでしょうか。

 

 

種ってどんな感じ?


去年、咲いたひまわりから種をとり大切に保管していました。一人一人に種を渡すと、「ふわふわしてる」「ちいさいね」「ハムスターの餌にもなるよ」と教えてくれる中で、「本当にこれは、ひまわりの種なの?」と疑問に思う声も子ども達から出てきました。その事を聞いていた子どもが、『植物図鑑』を広げ、調べ始めました。

3〜4歳の子どもでも考えたり、調べたりする姿が見られることに驚かされます。

 

 

桜の木の周りに植えよう


人差し指で土に穴をあけ、種を入れ、優しく土をかぶせました。

「早く大きくな〜れ。早くお花が見たいな。」と、この先の変化を待ち遠しく思う子どもたちの様子が見られました。

 

 

「〇〇さん(保育者)、芽が出たよ。」


いつものように水をかけようと近づくと、芽が出ていることに気がつきました。
嬉しそうにいつまでも眺める子ども達。
ここでもまた疑問が出てきました。

『これは、本当にひまわりの双葉なのか・・』
種の時に見た図鑑を思い出し、調べ始める子ども達。図鑑の中に目の前と同じものを見つけると、本物の双葉だという事がわかりました。

 

 

率先して、草抜きをする子ども達 助け合う子ども達


ある時、草が生えていることに気付き、友達に声をかけ合いながら草を抜く様子が見られました。これは保育者が、声をかけたわけではなく、自主的に行う姿でした。
一時草を夢中で抜いていましたが、間違えてひまわりを抜いてしまい、泣いている子どもがいました。

周りにいた子どもは、責めることはなく土に植えていましたが、倒れてしまいました。

そこで、子ども達は考えました。『何かで支える』とまでは意見が出て、様々な物でためしました。砂場のおもちゃ、石、草、葉、最後に見つけてきたのが枝でした。枝で支えると、子ども達が『立った』ことに大喜びでした。

うさぎ組の子ども達は、のはら園で遊ぶ時はほとんどが手には虫眼鏡。数人は、昆虫図鑑を持ち遊んでいます。遊びの中で、観察力・調べる力など自然と身についてきていると思います。

今回、植物を種から育てています。毎日の水やりをするだけではなく、生長や変化を観察して、困った事があれば自分達でそれを解決しようとする解決の経験を重ねています。

アクシデントがあっても、相談し、協力して、ひまわりの世話をして乗り越え、自分達で栽培する責任や大輪を咲かせた充実感を味わうことに繋がればと思います。

 

文責:堂園