今この瞬間の気持ちを大切に(1歳児つくし組)

子ども達の会話の中で「○○ちゃんのだよ!」「一緒だね~」と知っている言葉を並べてみたり、気になるものを指差し「なにー?」と保育者に問いかけたりと、子ども達同士でも言葉を交わす場面が増えてきています。

そんな姿が見られるようになった8月、作業療法士の中鶴さんによる運動遊びを行いました。

今回は、自由遊びやサーキットなどの「運動遊びで育つ力」と、「自己主張することが何に繋がっていくのか」について、お伝えしたいと思います。

 

 

 

運動遊びで育つもの


下の写真のように、自由遊びやサーキットでは、普段生活している中で使っている物(机、椅子、マット等)を組み合わせて作ったた“装置”を使います。

装置を使った運動遊びを通して、身体機能(身体のコントロール、バランス感覚)や、認知機能(集中力、自己肯定感、社会性)を養うことができます。

 

子ども達が環境に合わせて遊べるよう装置の中には、くぐる・わたる・のぼる・ぶらさがるといった自然と体を動かしたくなる要素が入っています。

「子ども達が机を普段からの登るようになるのではないか…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

ご安心ください。1歳児の子ども達でも、活動の時と給食などの日常生活で使う時間はしっかり区別をつけることが出来ていますよ。時と場合を自分で判断し、使い分けることができることも大切な力です。

 

「わたる」は、戸外遊びでいうと川で石渡り。「登る」は、木登りなどです。

これらは、昔、遊びの中で自然に使っていた動作の1つです。このような経験ができる場所が減ってきていることもあり、保育者が似たような環境を設定することで子ども達の意欲や積極性を引き出しています。

 

くぐる

のぼる

ぶらさがる

 

 

「やってみたい!」が表現できること


今、つくし組では、「ここは僕の場所!」「私が今ここに居たい!」と言った「自分の物、場所!」といった自己主張をする場面がとても増えてきました。

この姿は決して悪いことではありません!

自己主張ができることは、意欲や積極性といった「やってみたい気持ち」にも繋がるとても大切な姿です。この気持ちを十分に引き出してあげることによって、「少し難しいけど…やってみよう!」と挑戦しようとする気持ちが芽生えたり、感情のコントロール(ブレーキをかける力)ができるようになっていきます。

運動遊びの経験を重ねるごとに、初めは友達が遊ぶ様子を見ていた子が活動の初めから参加する一歩を踏み出すことができたり、同じ空間で遊ぶことを楽しんだりする姿が見られるようになってきていますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

友達と関わることが増えてきた今だからこそ、手が出ることや噛みついてしまうこともありますが、思いを一生懸命に伝えようとする姿、相手に伝わった時に、子ども達はとっても嬉しそうな表情を見せてくれます。

私達も、”今の気持ち”を一生懸命表現する子どもたちにしっかり向き合いながら、保護者の方と喜んだり時には悩んだりしていきたいです。

ご心配をおかけすることもあるかと思いますが、安全面には十分配慮しながら「わたしの!ぼくの!」という表現しようとする姿を大切に見守っていきたいと思います。

 

 

文責:武田