七夕のお焚き上げ~伝統行事・火を焚く体験より~

夏の行事である七夕。七夕飾りの短冊に願いを込めて、七夕の行事を夏に楽しみました。

その後夏の日差しや雨・湿気・風 等により、笹の木と葉はすっかり乾いていきました。

今年度は、七夕の後始末の伝統行事、お焚き上げをしよう!と日程を組みましたが、8月は雨天が多く、予定した日が延期となり、8月30日に行われました。その時の模様をお伝えします。

 

 

七夕は1年に1度、天に願いをこめる夏祭りとしてなじみ深いです。

「お焚き上げ」とは魂や念が入ったものを、火で燃やして清めるというものです。

短冊など願いの込められたものは、燃やすことで、天に願いが届けられるともいわれています。

 

夏の青い空とお日様がサンサンと降り注ぐ午後のひととき。

年長組・年中組・年少組・年少少のくるみ組の子ども達が集まってきて、ワッキー園長主導のもと、こども園の園庭で「お焚き上げ」が始まりました。

事前に消防署に火を使うことを報告し、消火器を準備して始めます。

 

これまでの避難訓練などにより、火の危険性も認している様子の子ども達。

「コーン」が置いてある所へは入っては行けない。と自ずと学んでいます。

七夕で飾っていた笹の木・短冊を手に取り、火の所へおきながら、再び願いを込めます。

 

 

「○○○になりますように」

手を合わせる年長組さんです。

 

年長組にならって、年中組、年少組の子ども達も続きます。

さぁ。みんなの願いが火によって燃えて煙となり、天まで届いていきます!

 

 

火がどんどん燃えて、匂いと音がしてきました。

 

竹の中は空気が圧縮され、火によって燃えることで 爆音がなりました。

「花火みたいだね。」と不思議そうにつぶやくこども。

「びっくりした」と驚いた表情でしがみついてくるこども。

 

 

火の音と燃える匂いと、その場の空気感が子ども達の五感に染み込んでいきました。

 

昔は、火を炊く事が当たり前の生活を行っていました。

お風呂の湯を沸かすために、火を炊く。かまどのご飯を火で炊く。囲炉裏の火を囲む。

現代社会には火を炊く習慣がほとんどありません。

古来から伝統行事である火を炊く様子をリアルに見る体験はとても貴重です。

 

火を焚いた煙が空に上がっていく様子。

光がのはら園の木々に差し込み、幻想的な空間になっている様子。

とても神秘的な光景でした。

この光景が子ども達の記憶の宝物となってまた心にきざまれ、育まれて成長していく姿を楽しみに、お焚き上げという日本の伝統行事のすばらしさを感じたひとときでした。

 

 

文責:有川