心の育ち ~風船🎈遊び編~(0歳児 れんげ組)

体を動かして遊ぶことが大好きなれんげ組の子どもたち。

月齢的にまだ歩かない子ども以外は、それぞれ歩くのが上手になり、保育者が追いかけると走り出しそうな様子が見られるくらい成長しました。

ついこの間まではハイハイをたくさん経験できるように遊びを考えていましたが、最近はハイハイをすることはあまり見かけなくなりました。ハイハイをしていた分、立って、歩いて動くことが多くなりました。

それでも、赤ちゃんの動きをすることは、発達の上で大切な動きになりますので、これからもハイハイができる環境を作っていきたいと思っています。

 

 

そして、友達との関わりも変わりつつあります。

4月は『いつも見ている顔、同じ空間にいる』、という関係でしたが、今は『子どもたち同士意識して触ってみたり、泣いていたらじっと見ていたり』します。最近は‘‘よしよし‘‘となでているかのように、友達の頭をぽんぽんする姿も見られます。写真を見て、長く休んでいる友達を指さす姿を見た時は、「こんなに小さいのに、長く会わないことを感じているんだなあ」と思うと、こみ上げてくるものがありました。

 

 

 

そんなれんげ組の子ども達、遊びの時はとても元気いっぱいです。

最近は、物の取り合いも頻繁にみられるようになりました。

今回は風船遊びを通しての友達との関わりをお伝えしたいと思います。

 

 

風船遊び


保育者が風船を膨らませると、それまで違う遊びをしていた子どもたちがみんな集まってきて、じっと見ています。

風船を少しずつしぼませると「プー」「シュー」「ぴゅるぴゅる」等の音が鳴り、目をまん丸くしてびっくりし、しぼんだ風船を見つめる子どもたち。子どもたちの集中力が一気に高まりました。

こんな表情を見ると、何にびっくりして、何に興味をもったのかがわかり、とても嬉しい反応です。

 

もう一度、膨らませると、目を輝かせて見ています。そしてまたしぼませて・・・を何度か繰り返すと、触ろうと手を伸ばしだしました。手が触れる瞬間にシューっとしぼむと残念がっていましたよ。

 

次に風船を膨らませ口を結び、子ども達の頭の上に持って行きました。すると両手を伸ばして何とか取ろうとします。届かないとわかると、つま先立ちになる子どももいました。どうしたら届くのか自分で考えていることがわかりますね。

手を伸ばし物を掴もうとする、これは『目と手の協調性』といい手を伸ばして物との距離感をつかむ大事な感覚です。つま先立ちになる運動はあえてその機会を作らないとないものです。その為、この日の風船は、意図的に子どもたちが背伸びで届くか届かないか、の場所に下げました。

 

私が風船をバンバン叩くと風船が揺れるので、子どもたちは風船の動きに必死に目を動かしています。

次第に取ろうとするよりも、叩いて動く風船の動きに興味が湧いてきました。風船の魅力は何といっても触れば形が変わったり、なかなか掴むことができなかったり、つかまえたと思ったら飛んでいってしまったり、そのような予測できない動きに子どもたちは夢中になり、魅力があるのだと思います。

 

 

そして風船🎈がみんなのもとへ。

1つの風船を必死に追いかける子ども、そんな様子を座って見ていて自分の近くにきたら「出番だ!」とばかりに自分のタイミングでパッと立ち上がって風船を追いかける子どもなど、様々な姿が見られます。

 

せっかくつかまえた風船を友達に取られそうになって泣きそうになったり、友達の持っている物が欲しくて取ろうとしたりと、自分と保育者の世界から、子ども同士の関わりの世界への広がりを感じます。

 

風船を追いかけて、部屋中をたくさん走り回った後は、いくつか風船をベビーベッドの中へ入れてみました。

子どもたちは柵から手を入れ、風船を取ろうと必死です。「つかまえた!」と思ったら遠くにいってしまう風船に困った表情をしたり、特定の色を追ってベッドの周りをぐるぐる回ったり、子どもたちは試行錯誤して遊んでいました。

 

 

心の育ちを大切に


今、れんげ組の子ども達は、運動面でも身体の使い方を習得しながら、同時に心も育っています。

その中で、段々と遊び物の取り合いも激しくなってきました。取って取られて大泣きする子どもたちに、保育者は「遊びたかったね。欲しかったね。」と気持ちを受け止めています。最近は、取り合いをしながら叩こうとしたり、悔しくて地団駄を踏んだりと気持ちの表し方も変わってきました。

 

まだ言葉で自分の気持ちを伝えることはできない子どもたちですが、私たちがしっかりと気持ちを受け止め代弁したり、気持ちに寄り添ったりしながら、心の育ちを大切にしていきたいと思います。

自己主張が出始めた今の時期、もしかしたら、引っかいたり、噛んだりすることが出てくるかもしれません。その前にできるだけ止められるように見守っていきますが、この過程は、集団生活をしているからこそ出てくる大切な感情だと捉え、日々保育をしていきます。

 

 

 

文責:福元