遊びを通して社会性を身につける(3歳児 年少 うさぎ組)

皆さんの中には、小さい頃に段ボールで遊んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。

私は幼い時に、段ボールの中に入ったり、太鼓の様に叩いてみたり、たくさん積んでみたりなどの楽しい思い出があります。

では、なぜ段ボールは保育活動でも使われるのでしょうか。

 

日々私達は、遊びをする上で必ずねらいを持って保育を行っています。

 

 

段ボールで遊ぼう!


ねらいは、【社会性を身につける】

つまり、

【接近】子ども同士が近い距離でいること

【共有】場所、物、言葉などを共有すること

【交流】物の交換や言葉を交わしたりしながら他者とと交流すること

 

子どもの社会性が育まれるには、この3つの要素が必要です。

これらが子ども同士の関係性の中で行われることで、社会性がどんどん伸びていきます。

自分本位の行動や気持ちのコントロール》《我慢》《順番を待つ》《相手の事を思いやる》など【折り合いをつけながら生きていく能力】を身に付けることが社会性に繋がります。

 

 

「貸して」「これが欲しい!」と取り合う姿

“段ボール”とはいえ、絵や形などは様々です。様々な段ボールの中から子ども達は、『これが、欲しい』という思いがあります。

その思いがぶつかったとき、遊びが始まると同時に取り合いが始まります。危険がない限り、私達は見守ります。

 

学期の頃は、【取られる】【これが欲しいのに貸してもらえない・・】という気持ちから涙を流し、保育者が介入しながら遊びが展開されることが多くありました。

最近では、「貸して」「どうぞ」のやりとりも上手に出来るようになり、気持ちに折り合いをつけ(譲る・我慢・順番を待つ事)、また子ども同士で話し合いをする姿が見られるようになってきました。

このような経験をすることで、人との関わり方を学び社会性を身につけていきます。

 

 

同じ目的を持つ

友達が、段ボールを積んでいる姿に気がつき、友達の真似をして同じように積んで遊ぶ子どもの姿が見られました。

お互い積むことが楽しくなりいくつも積んで楽しみます。気がつくと段ボールで囲まれ、そこから『部屋を作りたい!」と友達同士、同じ思いを持って遊びが広がっていきました。お互いの思いが通じた瞬間だと私は感じました。

お互い、「冷蔵庫は‥」「テレビは‥」と言いながら作り上げた物は、まさに『部屋』でした。

 

 

 

今回は、段ボール遊びを取り上げましたが、どの遊びでも同じようなねらいをもって保育をしています。

今後も子ども達の育ちを見守りながら、いまどんな経験が必要なのかを考え、子ども達と接していきたいです。

 

 

文責:堂園