子どもが主役 1歳児つくし組

認定こども園 錦ヶ丘の保育は、子どものつぶやきや興味を持っている事を保育教諭がしっかりと見つめ、保育室や環境、言葉かけにたくさんの仕掛けを作り、その仕掛けを子ども自身が発見し、「こんなことをしたい!」、「これってどうやったらこうなるの?」、「こうしたらいいかも!」と、子ども自身が能動的に動く、“常に子どもが主役の保育”です。

 

教育要領が改訂され、『非認知能力』への着目が挙げられています。非認知能力とは【読み・書き・計算】などの認知能力ではないもの、あるいは数値化しにくい能力の事をいいます。

  1. 何かに熱中・集中して取り組む姿勢
  2. 自分の気持ちをコントロールできること
  3. 他者とうまくコミュニケーションできること
  4. 自分を大切に思える事

こうした非認知能力を身に付けるためには、土台として、大切な大人との”アタッチメント”【不安な時にしっかりと大人にくっつき、確かな安心感を得る中で形成される情緒的な絆】が大切です。

 

 

最近の1歳児つくし組は、私達保育教諭との信頼関係が築かれ、「この人がいてくれるなら大丈夫」、「この人がいていてくれるから頑張る」という姿が見られるようになりました。私自身、長年“一斉保育”と呼ばれる、集団を重視した保育を展開してきた一人です。教育要領の改訂とともにあらゆる本を読み、教育要領を自分なりの言葉で理解し、これからを生きる子ども達の土台を育てるためにはどのような保育が良いのか考える毎日です。

 

それではここで“一斉保育”と呼ばれる保育について具体例を説明します。

テーマ:『さかな』(折り紙)

  • 材料準備:保育教諭
  • 作り方:保育教諭がひとつずつ説明しながら作る。
  • 子ども達:保育教諭の見本を見ながら作る。
  • 出来上がり:みんな同じもの
  • 保育士の見立て方:出来栄えや過程からその子の苦手とする部分を補っていこうとする

材料は折り紙、作り方は先生の折り方を見ながら折る。難しい子には近く寄り添って作る。完成した子は完成するまで待っている。

 

というものです。皆さんの幼少期もこのような保育ではありませんでしたか?折り紙を折るのが苦手な私にとっては、みんなで折り紙をする時間がとっても苦痛な時間でした。「また折り紙か…」、「雨が降っているからきっと今日は折り紙だ…」と、幼い子どもながらに思っていた記憶が鮮明に残っています。

 

 

それでは現在私達が行っている”主体的・応答的な保育”とはどういうものでしょうか。ここでも具体例を一つお伝えします。

  • テーマ:『さかな』
  • 材料準備:子ども自身が調べて準備
  • 作り方:子ども自身が調べてあらゆる方法で完成へ持っていく
  • 出来上がり:みんな違うもの、みんなでつくりあげたもの
  • 保育士の見立て方:今何に興味を持っているのか、専門的な視点で”幼児期に育ってほしい10の姿”(文部科学省が小学校入学までの幼児期に育ってほしい姿として示したもの)にあてはめながら今はこれを習得させてあげたいというものをあたかも子ども自身が発見したかのように準備し、作り上げていく過程を見極める。

 

というものです。同じ『さかな』というテーマでも、一斉保育と主体的・応答的な保育では主語が違います。

“一斉保育”は保育教諭、“主体的・応答的な保育”は子どもなのです。

 

過去の私が今の保育を経験するとしたら、折り紙が苦手だけど色合いは好き、折るのは苦手だけどハサミが得意という、自分の良さを生かして折り紙を切ったり貼ったりしながら作っていたかもしれません。

自分の“ストロングポイント”(長所・良さ)を生かせる毎日ってキラキラ輝いて見えませんか?

 

 

安心できる環境、安心できる人と一緒に遊ぶ子ども達。

安心できているからこそ新しい素材に触れ、自分で遊びを見つけ出してほしいという願いを込め、“おはながみ”の素材を準備し、保育教諭は素材に触れず、子ども達の姿を見守るという活動を行いました。

あえて4日間同じ“おはながみ”という素材に触れる中で、子ども自身が紙の特性をつかみ、“つかむ・やぶる・ちぎる・にぎる・つつむ”という様々な指先の動きを引き出すことが出来ました。そして、その経験から自然と言葉がうまれ、握る=「ぎゅっ」、やぶる=「びりびり」、つつむ=渡す・「どうぞ」という、行動に伴う言葉も引き出すことに成功しました。

 

 

私が『指先・手の動きを引き出す活動をしたい』という意図をもって準備した素材の“おはながみ”でしたが、その意図通り子ども達は自分で遊びを見つけ出し、様々な指先の動きや素材の使い方をしながら、「自分でできた!」、「みてみて!すごいでしょ!」という気持ちを育むことが出来たと感じています。

 

 

1歳児つくし組の保育は今後もどんどん変化します。

子ども達が毎日成長しているように子ども達の興味関心も日々変化します。その変化を敏感に感じ、私達も子ども達と一緒に成長する毎日です。

文責:水之浦

かみさまづとはれにしてください(年中 たんぽぽ組)

新型コロナウイルスが鹿児島でも猛威をふるい始めましたね。そして各地で大雨の被害。私の地元に近い地域でも、土砂崩れや川の氾濫、浸水などの大きな被害が出ています。きっと誰もが七夕には『平和な世の中に戻りますように』と祈ったのではないでしょうか。

 

先週から七夕に向けて、飾り作りや短冊に願い事を書く時間を設けていました。今日のブログのタイトルは、ある子どもが書いた願い事です。一瞬「?」が頭に浮かぶ人が多いと思います。私もその1人でした。

実はその子の願いは『神様、ずっと晴れにしてください』です。雨の日は室内遊びをしていますが、やっぱり子ども達は外で遊びたいという思いが強いのだと思います。そして、室内の狭い環境に24人が集まっていると、子ども達が接近して関わりが多い分、自然とストレスを感じる子どももいるようです。短冊に書いた願い事。子ども達の今の思いが記されているのだなと改めて感じ、グッと胸が熱くなる出来事でした。

 

 

さて、最近は室内遊びの中で個性が輝いているなと思う瞬間があります。

例えば廃材遊び。ハサミも器用に使い、質の違う廃材同士をガムテープでくっつけようとしています。

 

絵の具遊びでは、筆ではなく指を使って描きました。この女の子たちは40分ほど絵の具遊びに集中していました。

 

このような製作遊びで、子ども達の中には、「頑張って書いたら褒めてもらえるかも!」、「お母さんに見せたいな~!」というそれぞれの思いがあって活動する子ども達もいると思います。

しかしその気持ちよりさらに大切にしてほしいことは、‘‘自分なりの表現を楽しみ個性を発揮すること’’です。自分の能力や個性を伸ばそうと努力する子どもは、あらゆる課題に直面しても頑張る事へのモチベ―チョンを保てたり、失敗しても挑戦し続けたりすることができるそうです。【参考文献:世界基準の幼稚園~6歳までにリーダーシップは磨かれる~】この参考文献は最近の私の保育のバイブルです☺

私なりの解釈として『他人の評価<自分の個性を信じること』なのではないかなと思います。子ども達が作品を通して何を表現しようとしているのかに注目し、個性に寄り添っていきたいです。

 文責:中村

 

 

 

 

 

 

 

 

違いを比べて(にじ組)

雨が続き、室内での遊びが中心の毎日ですが、クラスでの子どもたちの遊びを見ていると、サインペンや色鉛筆を使ってお絵かきや塗り絵をしたり、手紙を書いている姿が多くあります。

しかし、その姿には個人差もあり、筆圧や鉛筆の持ち方、使い方にも個人差が見られるのが現状です。

 

 

では、それぞれの筆記用具は幼児が使用する際、どのような特性があるのでしょうか。

 

●マーカー・・・握りやすい太さで筆圧に関係なく書くことができる。

●クレパス・・・材質が柔らかく書きやすいが、筆圧によって線の太さや発色に変化が見られたり、重ねて塗ると色が混ざる面白さがある。

●色鉛筆・鉛筆・・・クレパスより硬い素材、細いので持ちにくい。筆圧によって線の太さが変わる。

●サインペン・・・細いので持ちにくいが、筆圧に関係なく書くことができる。線の調整はできない。

●筆・・・手首を紙に着けて書かない為不安定。腕全体を使用しないと書くことが難しい。

それぞれの特性と幼児の発達を捉え、こども園ではサインペンからクレパスへ、クレパスから色鉛筆(鉛筆)へ、色鉛筆(鉛筆)から筆へという流れで、子ども達の活動を発展させています。

 

そこで、『鉛筆を使うまでに必要な手首を柔らかく動かすことや筆圧を強化すること』を今の年長組の子ども達に必要なことと考え、普段の活動では手が汚れてしまう事もあってか、あまり好んで使おうとしないクレパスですが、あえてクレパス遊びを取り入れてみました。

しかし、現在の子ども達の様子から、「クレパスで遊びましょう!」と提案しても、すぐに飽きてしまうことが予想されます。そこで、広幅用紙を保育室とテラスに敷き、クレパスだけを出してお絵かきの様子を観察しました。

 

 

保育室内はフローリングなので、比較的スムーズに描くことができるのに対して、テラスは無垢材のためガタガタして板目が浮き出てくることに気づいた子ども達。

すると子ども達の興味は、どこで描いたら面白いかと言う方向へむきました。

 

早速サークルタイムの中で、描きたい場所を話し合いました。

さすが子ども達、面白いものを見つける天才ですね!!保育室の中は、壁(ざらざらした塗装)、床(フローリング)、ウレタンマットの上、鞄棚、ホワイトボード、テラスでは、床(無垢材)、壁(ボコボコした塗装になっている)、トイレのドアの通気孔などなど、たくさんの面白そうな場所が上がり、実際試してみることに…。まさに10の姿の思考力の芽生え豊かな感性と表現力に繋がっていきます。

 

 

それぞれの場所に広幅用紙を設置し、クレパスで描いていくと、面白い模様が出たり、描き心地が違ったりと感じることができ、一緒に書いている友達に伝えたり、教えあったりする姿がみられました。10の姿の共同性言葉による伝え合いですね。

 

 

クレパスは嫌だな…と言っていた子ども達でしたが、広幅用紙だけではなく、持ち帰ることができるように紙を準備すると思い思いの場所へ行きお絵かきをし、クレパスの面白さを感じ、思い切りお絵かきをする子ども達の姿がありました。

 

 

クレパスの魅力を存分に感じることができた活動となりました。

 

大きな紙に全身を使って好きな絵を描いたり、好きな色を塗ったりすることで手首の動きがしなやかになり、筆圧の調整もできるようになっていきます。絵を描くことが、字をしなやかに書くための土台作りになります。

どんな遊びの中にも、就学に向けての体づくりの基礎幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿に繋がっていく大事なプロセスです。

マーカーからクレパスへ、クレパスから色鉛筆へ展開していくことで、鉛筆で字を書くための基礎作りを園でも取り組んでいきたいと思います。

文責:田中

じゃがいもdeクッキング(こすもす組)

収穫したじゃがいもでクッキングをしたい!!と話しになり、子ども達とクッキングの計画しました。

 

持ち帰ったじゃがいもで早速じゃがいも料理を作ってもらった子からは

「肉じゃががいい!」

「カレーが食べたい」

「じゃがいものみそ汁」

などなど、お家で作ってもらって美味しかった料理を、こすもす組でもまた食べたいという思いが強まり、色々な料理名があがってきました。

 

その中でも断トツ意見が多かったのが、

ポテトサラダ🥗とポテトチップス🥔だったので、この2品を作ることになりました。

2品も作るのは大変では?とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、そこは我が園の強みでもある、複数担任制だからこそ出来る事なんです!

二人の担任が一品ずつ担当し、子ども達を2グループに分けて行えるのです!

 

また、普段のクッキングは選択制(自発性を大切にしたく、興味を持った子が取り組むよう)にしている事が多いのですが、そうするとクッキングを経験した事がない子も出てくるのでは?という懸念がありましたので、今回は思い切って敢えて全員参加型のクッキングになるように計画しました!

 

 

まずはどちらを作るか・・・

 

メニュー名だけではイメージがつきにくい子どももいるだろうと思い、タブレットをテレビのモニターに繋ぎ、予め調べていたポテトサラダとポテトチップスのレシピ動画を映し出しました。

(写真がなくて残念💦)

 

すると思いの外、ポテトチップスに集まりすぎてしまいました。

「人数が多いって事は、順番が回ってくるのも時間がかかるし、我慢する事もあるかもしれないんだよ」

と事前に起こり得る事態を言葉にして、ギリギリまで選択できるよう促しましたが、ポテトチップスの人数は減らず、“それでもいい”と承知の上でクッキングが始まりました。

 

 

まずはじゃがいもを洗う作業です!

子ども達の手のひらくらいのサイズのじゃがいもを一つひとつ洗っていきます。

2品分のじゃがいもを洗う作業はなかなか手間のいる作業で、粘土質の土を洗い落とすのは大変でした。

 

じゃがいもピカピカにするぞ〜

仕上げはせん〜せい〜♪というように、子ども達では取りきれなかった土をスポンジで擦り、じゃがいもの下処理は完了!

 

 

次からポテトチップスとポテトサラダグループに分かれていきます。

 

ポテトチップス班はじゃがいもをスライサーを使って薄く切っていきます。

簡単に切れるから怖いなあ〜

 

大人でもついうっかり指を巻き込みそうになるスライサー。慎重にじゃがいもをとスライサーを握り、いざスライス!!

なんともいえない緊張感がそこにはありました

 

その頃、ポテトサラダ班はのはら園の一角にある畑で収穫したきゅうりとじゃがいもを保育教諭と包丁で切っていました。

 

 

次にポテトチップス班はキッチンペーパーでじゃがいもの水分を拭き取っていきます。

力加減が難しいな〜

 

「できるだけ折れないように、力を入れすぎないように拭いてみようね」と伝えると、みんな丁寧に拭き、ほとんど折れることなく拭き上げることができました!

 

その頃、ポテトサラダ班は切った材料を茹でてマヨネーズ作りが始まっていました。

 

 

そうなんです。ご存知だと思いますが、錦ヶ丘の給食はマヨネーズまでも手作りしているのです!

折角だからマヨネーズも子ども達と一緒に作れたらいいなぁと担任と栄養士が話をして作る事にしました。

上手に入れるから見ててね〜

 

ミキサーに入れる材料も子ども達が計量して入れていきます。

マヨネーズってこんな風にしてできているんだと思ってもらえたかな?

出来立てをペロリと味見をさせてもらえるのもクッキングの醍醐味!

目で見て(材料の確認)、音を聞いて(ミキサーで混ぜる)、口で確かめる(味見)事で五感をフル活用し、子ども達の顔は真剣そのものでした。

 

 

さて、クッキングはラストスパートです!!

ポテトチップ班はじゃがいもを油で揚げていきます。

最近はご家庭によってはガスコンロではなく、IHクッキングヒーターで調理する為、子ども達が実際に火を見る機会は少なくなっていると思います。

実際にコンロに火が付いていても熱そう”、“触ったらいけないなどイメージが湧かない子どももおり、近くまで来てしまったり、火を見て怖がる子がいたり様々な反応がありました。

これは経験する事で少しずつ慣れたり、約束事を知ったり、子ども達自身が学習していきます。

経験値を高めて、火の取り扱いや料理をする時の約束事を子ども自身が学べるよう、これからもクッキングを通して、深めていけるようにしていきたいと思います‼︎

 

 

完成したポテトチップとポテトサラダは給食に合わせて、みんなでシェアして頂きました。

みんなで決めたじゃがいも料理!

それぞれのグループが頑張って作った料理!

言うまでもなく美味しく仕上がり、おかわりが止まりませんでした。

 

食に対して貪欲なこすもす組。次は何を作ろうかまた作戦を練っていきたいと思います・・・

 

文責:鈴木

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遊びから経験すること(うさぎ組)

先日は、短冊やスモックのご協力ありがとうございました。

七夕の前日、年中・年長児の笹の葉を見にいきました。うさぎ組の子どもたちは、笹の葉に飾り付けを沢山作ってくれていましたが、短冊については触れていませんでした。しかし、年長児の笹の葉を見た際「なんか書いてる!先生なんで読むの?」と短冊を見つけてくれた子どもがいました。

 

 

そこから、子ども達と短冊について話をしたところ

「お兄ちゃんお姉ちゃんみたいに、短冊を自分達で作りたい!」と子ども達。

「じゃあ、どうやって短冊を書く?」と問いかけてみました。

すると、「お父さんお母さんと一緒に書きたい!」という声が上がり、うさぎ組の保護者の皆様に急遽短冊のご協力を頂きました。ありがとうございました。

子どもたちは、お父さんお母さんと一緒に書くことができた短冊を嬉しそうに見せてくれました。短冊には、大きくなったらなりたいもの、大好きなお父さんお母さんへの気持ち、イラストなど子どもたちの思いの詰まったものが出来上がっており、私はとても暖かい気持ちになりました。

七夕の当日の夜はあいにくの雨でしたが、子どもたちは「雨でも強い風が吹いても会えるよ!」と言ってくれていたので、織姫と彦星は再会できたのではないかと思います…♪

 

今週から、絵の具を活動に取り入れています。初めて絵の具に触れる子どもがいることが予想された為、今回は、まずは絵の具に慣れるために「手や足で感触を楽しむ」ことをねらいとしました。ねらいの中に、【〜楽しむ】とありますが、遊びの中で子どもたちは沢山の経験をしています!

そこで、活動中に子ども達がどのような経験をしているか、幼保連携型認定こども園教育・保育要領解解説に掲載されている5領域、『健康・言葉・表現・環境・人間関係』に照らし合わせてお伝えできたらと思います。

 

絵の具を準備していると、子どもたちから「今日絵の具するの!?」と嬉しそうな声や「絵の具でどうやって遊ぶのかな」と覗き込む子どもの姿がありました。

いざ、絵の具を目の前にした子どもたちは、どの子も絵の具に触れることを嫌がることなく手足いっぱいに触れ、方眼用紙を鮮やかなものにしてくれました。(健康:明るく伸び伸のびと活動に取り組み、充実感を味わう)(表現:手足で絵具の感触を味わう)

 

赤・青・黄色の三色を分けて置いていたところ…

A君「先生!紫色になったよ!」

「どうして紫になったのかな?」

A君「赤と青混ぜたら紫になった!」

 

絵の具の色を混ぜると色が変わることは、大人にとっては当たり前のことですが、子ども達がこの発見に気づく事が、その後の知識に繋がっていると改めて感じました。(環境:環境に自ら関わり発見を楽し生活に取り入れようとする)

一つのお皿に入っている絵の具を、一緒に共有できる事や「足がぬるぬるするね!」「こっちにも黄色の絵の具があるよ!」等、子ども同士で言葉を交わしながら遊びを楽しめる姿は、うさぎ組ならではの様子ではないかと感じています。(言葉:自分の経験したことを相手に伝え、喜びを一緒に味わう経験)(人間関係:友達と活動する中で工夫したり協力する経験)

 

また、今回の絵の具遊びの中で、面白い遊び方をしている子を見つけました!指先だけで絵の具を触り楽しむ子や、足を使って、滑るようなぬるぬるした感覚を楽しむ子もいました!

 

その子なりの楽しみ方や呟きを大切に拾いながら、新たな発見をクラス全体に発信することや、他の遊びへ展開できるようなきっかけづくりをしていきたいと思います。

文責:武田

育児講座②「錦ヶ丘の給食」

4日土曜日に育児講座②を行いました。雨が降る中、たくさんのご参加をいただきありがとうございました。いつもは4~5人向かい合って座るスタイルですが、今回は3人ずつ全員前を向くスタイルにして、少し距離を取れるようにしてみました。

「錦ヶ丘の給食について」ということで、今回は特に食材について説明をしました。錦ヶ丘では食材にとてもこだわって選んでいます。無添加の商品は、保育園と共同購入したり、農家や業者と直接取引をしたり(取引先は10社以上です!)、いただいた給食費で質の良い食材を少しでも安く仕入れることができるよう、工夫しております。給食写真をブログでも紹介しています。見た目には少し地味かもしれませんが『贅沢な粗食』というイメージで、きらびやかな食材よりも質を重視しています。

昨年度、保育料無償化に伴い給食費が実費徴収になりました。講座に参加された保護者の方から「こんなにこだわっているとは知らなかった!給食費は今でも安いくらい!」と感想をいただきました。当園の食の方針についてご理解いただいていること、感謝しております。また、園で使っているハム・ベーコン・ウインナーの販売も行いました。スーパーで買うより2~3倍の価格でしたが、とても好評でした。ベーコンは試食もあり、美味しさをより実感していただけたためかすぐに完売でした。

 

 

他にも、山川だしと顆粒だしの飲み比べや、園で手作りしている豆乳マヨネーズ作りの実演なども行いました。豆乳マヨネーズは、一口ずつ味見もありました。「ちゃんとマヨネーズ!」「おいしい」との声が聞かれて嬉しく思います。最近、子ども達のクッキングでも、「給食のマヨネーズが作りたい!」というクラスが多いです。豆乳マヨネーズの味が子ども達にもなじんできたようです。ぜひご家庭でもお試しください。

 

今回は給食の試食もありました。試食のメニューです↓

 

魚のラビコットソース *トマト・玉ねぎ・きゅうりをワインビネガーやオリーブオイルなどでソースにして、粉を振って焼いた魚の上にかけました。夏らしく爽やかでカラフル!暑くても食べやすい一品です。

おから入りポテトサラダ  *おからとひじきは一回うすくちとみりんで煮ます。おからを一回味付けして煮ることで、マヨネーズの量も少なくてすみます。コーンと枝豆はともに生の物が届きました。やっぱり旬の生の野菜は味がぜんぜん違います!他にも園で積極的に取り入れている豆(今回はひよこ豆)も入れました。

豆乳汁  *だしを濃いめにとり、トマトやいんげん、ベーコンなどこちらも夏らしい野菜を煮ます。COOKPADでレシピ紹介しています!

紅茶のちぎりパン  *錦ヶ丘では、おやつのパンも手作りしています。業務用のパン捏ね機を購入しており、取引先の無添加パンひまわりのご主人にパン作りのコツを習ったりと、年々パン作りも上達していると自負しています!今回はレーズンとかぼちゃの種入り。こちらも好評でした。

当日お配りした資料にレシピが付いています。参加されていない方でレシピが欲しい方はおっしゃってください。

 

さて、今回紹介した食材について少し抜粋してみます。

だし

大丸鰹節店7種混合だしパックというだしを使っています。(さば節・アジ節・ウルメ節・目近節・マグロ節・かつお節・本枯節)の7種類の削り節がパックになっていて無添加のだしを手軽に取ることができます。他にも、いりこや昆布、干し椎茸を料理ごとに使い分けています。豆の煮汁なども捨てずに利用して、旨味を利用しています。

 

こめ

玄米は栄養満点ですが、こどもの消化器官はまだ未発達なので、毎日食べる用として負担の少ない五分搗き米を採用しています。玄米と白米のちょうど真ん中、くらいのお米です。五分米には“胚芽”というビタミンのカプセルとも呼ばれる部分も残っています。さらに、押麦やもちあわを混ぜて炊いています。こども園の米は、にこにこ畑という無農薬農家さんが納めてくださいます。玄米か白米しか納品できないということで、以前PTA会費から、精米機を買っていただき、毎日園で五分米に精米して米を提供しています。毎日、無農薬の米ぬかが出ます。ぬかがほしい方はいつでもお声かけください!ぬか床作りやケーキ作りに少し入れたり、畑にまいたりしてもいいそうです。

 

ハム・ベーコン・ウインナー

特に添加物や化学調味料の使われやすい食品です。リン酸塩や発色剤などが多く使われています。100kgの豚肉から120kgのハムができる!?とも言われています。その20kgは添加物です。なぜそんなに添加物を使うのか?価格を安くするためです。本物のウインナーの材料は、豚肉・塩・香辛料のみでできます。取引先の南州農場さんがなぜ添加物なしで加工できるかというと、豚の飼育から販売までをすべて自社で行っているためです。もう少し詳しく言いますと、豚を屠畜すると、死後硬直が始まりどんどん肉が固くなります。そこで添加物が使われがちなのですが、南州農場さんでは屠畜後40分以内に加工がスタートします。そのため余計な添加物を使わずに加工することができます。話すとまだまだ長くなるので…くわしくはまた。

 

たまご

ヤブサメファームさん。鶏に抗生物質を与えず、餌にもこだわり飼育しています。鶏舎下には何億円もかけて炭をしいているとのこと。薬がなくてもきれいな空気が作れるのだそうです。実際に鶏舎に見学へいきましたが、全然においがしないのが印象的でした。ヤブサメさんの鶏はクチバシも切っていないそうです。クチバシがあるから自分で汚れや小虫をつつける。大量に管理されている鶏はクチバシを切られることが多く、鶏が自分で体を掃除できないから抗生物質を使うのだそうです。黄身の色が濃い方がなんだか美味しそう?なイメージがありますが、黄身の色はパプリカ粉をエサに混ぜるなどすぐにコントロールできるもので、色よりも環境やエサの方がはるかに大事な要素なのだと思います。

 

みりん

みりん風調味料、というものもあります。これは照りや甘みを人工的に足したもので、みりんとは全く別物です。錦ヶ丘では「味の母」という米と麹のみで作られた発酵調味料をみりんの代わりに使っています。みりんと酒のいいとこどりの商品で、味の浸透も早いのが特徴です。昨年度の調味料販売でも好評でした。職員からも好評でどこで買えばいいのかよく聞かれます。近場だと、やさい村さんで購入できますが、最近ではいろいろな店で見かけるようになってきました。材料の持ち味を生かしてくれるのも特徴で煮物がとてもおいしく仕上がります。

 

…長くなってきましたので、また食材紹介第二弾を配信したいと思います。ここまでご覧いただきありがとうございました。

文責:今屋

 

「できたよ!」くるみ組の子ども達の様子

くるみ組の子ども達は園の生活にも慣れ、園での活動を楽しみながら参加しています。

ここちよいリズムのわらべうたも大好きなようで、人形を布に載せて子ども同士で顔を見合わせながら<このこ~どこのこかっちんこ♪>と楽しんでいます。

少しずつ子どもたち同士で関わりながら遊ぶ姿が見られています。

※室蘭市公式チャンネルより

 

子ども達は自分で“できる”ことが嬉しい

くるみ組の子ども達は自分のマークや場所がわかってきたようで、朝登園してきたら自分のリュックを棚に片付けることができます。また、手拭きタオルを出すことを職員と一緒にしているうちに、自分からタオルをかけに行き、自分のことを「できた」と誇らしげな様子です。私たちは、すかさずその気持ちを受け止めて「できたね」と受容的かつ応答的に対応します。

トイレに行くときには、便座に座ってみたり、便器の前に立ってみたりしています。時にはタイミングが合い、排泄できることも!!最初のうちはトイレの前後の着脱を、職員と一緒に行っていました。しかしながら、今では着替えマットに自分で座り着脱をすることが出来ます。子どもが苦戦している時には、職員がさりげなく手伝いをします。

安心して園の生活を送る中で、生活の見通しがつき、自分の事をやってみようとする子ども達。「できた!」という時に見せる顔は、誇らしげです。この「自分でできた!」という気持ちが、子ども達の自己肯定感を育てていくのではないでしょうか。

また、くるみの子ども達はお手伝いが大好きです。お手伝いをした時の「できたよ!」というような表情は、とても誇らしげで愛おしいです。世界で一番の宝物なんじゃないかと思うほど。ぜひ、ご家庭でも簡単なお手伝いをさせてあげてください。例えば、買い物に行った時。両手がふさがっているお母さんのためにドアを開けるなど、簡単なことから始めてみられてください。きっと、子ども達は「できた!」と素敵なドヤ顔を見せてくれることでしょう。

文責:新元

 

 

子どもの考える力(ぱんだぐみ)

日頃の遊びの中で、のはら園のせせらぎでエビやメダカを捕まえる年長組の姿をみていた子ども達!真似をするようにせせらぎを覗いて、メダカを見つける姿も見られました。

その姿を見ていてふと思いました。「魚釣りを用意してみたら子ども達はどんな反応を見せるだろう?今、興味を持っているのではないか?」

 

 

先月、子ども達が広幅用紙に思い切り描いて楽しんだ絵具遊び。また、トイレットペーパーの芯での魚作り。

この2つの活動を合わせて、魚釣りへと繋げてみました。

 

月曜日の室内遊びの時に、子ども達が描いた広幅用紙を保育室に広げてそばに手作りの魚を置いておきました。

すると「何するんだろう」と数名の子ども達が集まってきました。

広幅用紙を指して「これなんだろう?」と尋ねると、少し考える子ども達の中で

一人の女の子が「海だ!!」と想像力豊かに答えてくれました!

 

【海】に魚を泳がせると… 「魚釣りだね!!」と目を輝かせる子ども達!

…ですが、まだ何かが足りません。

「どうやったら魚釣りができるんだろう?」と問いかけてみると【釣り竿】という言葉がまだまだ難しい子ども達は「魚釣り!魚釣り!」と必死に訴えてきます。

「そう。魚釣りなんだけど、じゃ、どうやったら釣れるんだろう?」と更に問いかけると、一人の男の子が「これ!!」と言って、竿をもって釣りをする動作をしてみせてくれました。

「あ!それは釣り竿だね!」と伝えると、子ども達は「それ!!」と喜び、早速釣り竿作りが始まりました。

 

こちらが作り方を教えるのは簡単ですが、あえて答えは伝えずに、子ども達と一緒に作り方を考えていきます。

保育者が用意していた画用紙・チラシを手にすると、一人の男の子がくるくると巻き始めました!

それを見た子ども達の中には、初め「先生、できない!」と訴える子どももいましたが、【出来ないから保育者が作ってあげる】のではなく、保育者と一緒にどうやったらできるのか考え、自分で竿作りに挑戦する姿が見られました。

保育者がヒモと磁石を用意し、竿につけたら出来上がり!魚釣りをする準備が整い、子ども達は早速遊び始めました。

 

上手く釣れると「釣れたよ~~!」と大喜び!!

全部の魚を釣り終えると「お魚さんを逃がしてあげた~」と逃がしては釣り、また逃がす。を何度も繰り返し楽しんでいました。

正直、すぐ魚釣り遊びは終わるだろうと思っていました。…ですが、ここからが子どもの発想の面白いところでした!

 

ある男の子が「先生、ここ(竿)にくるくる回すところがないよ?」と話にきました。

「作りたい!!」ということで廃材から使えそうな物を探し、作り始めました。

その男の子が作ったのは【リール】でした。まさか、リール作りにまで発展するとは考えてもいなかったので驚きでした。

その様子を見た他の子どもも作り始めます。リールの他にも「魚を釣ったら箱に入れなきゃ!」と、釣った魚を入れる容器を用意する子どももいて、どんどんイメージが膨らむ子ども達!他の遊びを楽しんでいた子どもも集まってきて盛り上がる魚釣りでした。

 

 

最後は「エサもいるよ!」と教えてくれる子どもや「まだお魚増やそうよ!」と話す子どももいて、今後まだまだ魚釣りは展開されそうです。

 

 

保育者主導の保育では、遊びのつながりはすぐに途切れてしまいます。

ですが、子ども主体の保育を行うと、子ども達はどんどん遊びを展開していき、途切れることなく、遊ぶ姿が見られます。

今回の遊びの様子を見ていても、改めて子どもの発想の素晴らしさを感じました。自分で考えることで「もっとこうしたい!」という思いが出てきて、発想力・想像力豊かに遊びを展開させていき、遊びが深まっていくのだと感じられます。

時にはやってみたら失敗したという経験もあるかもしれません。ですが、それも経験の一つ。学びに繋がります。

遊びの中での【気付き】を友達と共有し合いながら、自分で『考えてみる』『試してみる』『面白い!』『またやってみたい!』に繋がる遊びを、子ども達と一緒に楽しんでいきたいと思います!

文責:若松

音の力(れんげ組・0歳児)

6月末に3名の子どもたちが入園し、更に賑やかになったれんげ組。

時折思い出したかの様に泣き出し、抱っこと言わんばかりに両手を伸ばしてきます。テラスで落ち着く子、友だちと同じ空間での遊びを楽しむ子、一人ひとり個性があって素敵な感性を持ち合わせています。これからどんな成長がみられるのか今から楽しみです。

 

さて、最近お隣のつくし組からステキなピアノのメロディーが聞こえてくると、その音に誘われるかの様にゾロゾロと集まりだすれんげ組の子どもたち。私たちも一緒に歌い出すと、保育教諭の顔とつくし組の様子を交互にニコニコしながら見たり、手を叩いたり…。時にはつかまり立ちをして、膝や腰をフリフリしながらリズムをとったり…それぞれに音楽を楽しんでいます。

私たちもですが、保護者の皆さんも好きなアーティストの曲を聞くと癒されたり、楽しい気持ちになったりすると思います。小さいながらに子どもたちも純粋に音を楽しんでいます。

音楽には不思議な力があります。誰にも教えられたわけでもないのにその旋律が悲しい、楽しいなど理解しています。最近では、「手をたたきましょう」の曲を歌うと、「笑いましょう、ワッハッハ」で、表情ががパーッと明るくなり、「泣きましょ、えんえんえん」と歌うと、今まで楽しかった曲奏が急に悲しくなり、悲しい顔になります。まさしく音楽の不思議な力です。

 

 

ある日、おやつを食べる時間に泣いていたAちゃんが、おやつの歌が始まるとピタっと泣き止み歌っている人の顔をジッと見るという事がありました。まるで音楽の魔法にかかったかの様に…。

そして大好きなわらべうたも同様です。

シフォンを使って遊ぶ「上から下から大風こい、こいこいこーい」というわらべうたが大好きな子どもたち。最後の「こいこいこーい」で頭の上からシフォンが覆いかぶさると更に嬉しくて、自分で頭のシフォンを取り、ニコッとします。その時に、「いないいないばあ」と言葉を添えるとさらに喜んで、またしてよ!と言わんばかりにシフォンを差し出したり、自分の頭にシフォンをかぶせたりもします。

 

 

そして午睡時の子守唄。

「ゆりかごのうた」を歌いながらトントンと背中を軽く叩きながら、ゆりかごの様に揺られながら眠りにつく子どもたち。耳から入ってくるゆったりとしたリズムが心地よく眠りに誘われます。

 

言葉には

心を落ち着かせる力がある

記憶を蘇らせる力がある

記憶を助ける力がある

運動を引き出す力がある

痛みを和らげる力がある

コミュニケーションする力がある

と、以前読んだ本の中にありました。

上手に叩いたり、リズムに合わせるという事よりも自由に叩いたり、体を動かしたり…何より音楽を楽しむ事がその先に繋がっていくのではと思います。

 

言葉は無くとも楽しい事をそれぞれの形で表現し気持ちを通じ合わせています。

言葉を超えたコミュニケーションをこれからも楽しんで育んでいきたいです。

 

文責:山下

 

 

 

 

 

 

 

 

🌻そら組の子どもたち🌻

梅雨に入り、なかなか外で遊べない日が続いています。

子ども達は室内で楽しく遊べるもの考えて、工夫をしています。

お化け屋敷作りやお家作り、色水遊びからのジュース屋さん。空き箱や段ボールを使った製作活動、折り紙、塗り絵、点繋ぎ(線遊び)など様々な遊びを楽しんでいます。

 

子どもたちと「お部屋で遊ぶときに気をつけること」を毎回確認し合っています。

「あばれない」「座って遊べるものにする」など、子どもたちもちゃんと分かっています。しかし、遊んでいるうちにどうしても楽しい気持ちを抑えられなくなってきます。自分の気持ちをコントロールすることは少々難しいことかもしれません。しかし、家庭や園の生活の中で、友達との関わりの中で、葛藤したり折り合いをつけたりしながら学んでいきます。

ご家庭でもお子様が突然怒り出したり泣き出したりすると、理由がわからずつい感情的になってしまうこともあるかもしれません。しかし、何か理由があるはずです。なぜそのような気持ちになったのか完全に理解することは難しいですが、その子の気持ちに寄り添おうとすること、そして、普段お子様と関わりながら、お子様を知ることが大切だと考えます。

園でも一旦は子ども達の気持ちを受け止め、その次に「どうすれば良かったのか」というような話し合いをします。年長組になり語彙数も増え、話し合いも出来るようになってきています。これからも子ども達の気持ちに寄り添いながら一緒に考えていくようにしていきます。

 

文責:久保田

 

 

【年中さんのお店屋さんごっこに参加しました】

 

 

 

 

 

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