自分の感情とうまく付き合っていきながら(年中)

9月も下旬。暑さも和らぎ、過ごしやすい日が続いています。

子どもたちも涼しい戸外での活動を好み、虫取りや鬼ごっこなど、友達と一緒に遊ぶ姿が多く見られてきました(^^)

 

 

さて、今回は2学期が始まってから見られた子ども達の様々な感情についてお話ししていけたらと思います。

 

【「やってみたい」「言ってみたい」の気持ち】~思考力の芽生え、言葉による伝え合い~

9月に入って、子どもたちにこども園でしたい事を聞きました。ピタゴラスイッチを作りたい、折り紙で作ったものを紙に貼りたい、しっぽとりをしたい、椅子取りゲームがしたい、わらべうたがしたいなど、子どもたちのやってみたいことが沢山出てきました。

自分の思いを周りに伝えることは大人になっても難しいことですよね。しかし、子どもたちはしっかり自分の意見を伝える事が出来ています。

こども園は集団生活の場ですので、遊ぶ中でやりたくないことももちろん出てきます。その「やりたくない」という気持ちも私たちは大事にしていきたいと思っています。「やりたくない」の気持ちも、立派な自己表現の一つだと考えているからです。子どもたちの複雑な気持ちを完璧に読み取ることは出来なくても、共感して受け止めることができるように接しています。

 

【悔しい気持ち】~道徳性・規範意識の芽生え~

最近になって、遊びの形も小集団でのゲーム遊びが多くなっているように感じます。子どもたちが話し合ってルールを決め、そのルールに従って遊びます。

しかしゲーム遊びの付き物と言ったら勝ち負けですよね。先日、たんぽぽ組で椅子取りゲームをしました。

 

音楽が止まったら置いてある椅子を取り合うという単純なルールです。座れない人が負けと明確に分かってしまうゲームなので、保育者である私達も実はひやひやしながらゲームを見ています。

音楽が止まった時、AくんとBちゃんが一つの椅子に座りました。椅子から落ちるまいとお尻でお互いを押し合っています。

周りの子どもたちもそんな二人の様子を見て、「同じくらいに座ったよ」と言いました。

私から見ても同時だったため、みんなに「どうしようか」と問いかけたところ、「じゃんけんしたらいいよー!」と周りの子たちからのアドバイス。

それならとAくんとBちゃんも立ち上がってじゃんけんをしました。じゃんけんの勝者はAくん。負けてしまったBちゃんは大泣きです。

とてもとても悔しかったのだと思います。負けたことがある人なら誰しも共感できます。

今まで負けた経験がない子どもならその悔しさに初めて直面した時の衝撃はとても大きいと思います。

でも一度その悔しさを経験したら負けないように頑張ったり、負けた人の気持ちに寄り添ったりできるのではないかと思うのです。

 

 

私は子どもたちに、自分自身がどのような時にどのような感情になるのか幼少期の間に経験し、知ってほしいなと思います。

だからこそ、沢山の人達と関わるこども園で、沢山の経験を出来たらいいなと感じています。

 

文責:中村

錦ヶ丘の敬老の日(年中組)

921日は敬老の日です。

こども園でも心ばかりではありますが、敬老の日に向けてプレゼント制作を各学年行いました。

 

まずは部屋にあるカレンダーを用いて、敬老の日について話をします。

“おじいちゃん、おばあちゃんに感謝を伝える日!”と、子ども達なりにもわかっている様子…

 

話を進めていくと子ども達から

「一緒には住んでないけれど、歩いていける所に住んでいるんだよ」

「飛行機に乗らないと会いに行けないんだよ」

「お誕生日に洋服をもらったよ」

など、おじいちゃんおばあちゃんというワードを耳にした子ども達は、次から次に自分のおじいちゃんおばあちゃんに関するエピソードを伝えてくれました。

じわじわと子ども達のおじいちゃん・おばあちゃんに対する想いが高まってきています。

 

 

 

錦ヶ丘では子どもの主体性を大切に考えており、季節の伝統行事の在り方についても一斉に取り組んだり、製作を行う事はありません。

 

今回は「今年はコロナの影響で行事が少ない事。祖父母が園行事を見る機会が少なくなってきている。せめて敬老の日だけでも孫達から、何かしら形に残る物を持ち帰らせて欲しい」というご要望をPTA執行委員の皆様から頂き、敬老の日のプレゼント製作ができるよう、保育室の一角にコーナーを設けました。

喜んでくれるといいなあ〜

 

お絵描き、折り紙、お手紙 などなど

子ども達が普段から慣れ親しんでいる教材を用意していたので、取り組みたい子は自分の好きな教材を選んで取り組みます。

 

我々担任も一人ずつ名前を確認していきましたが、中には製作コーナーに気付きつつも取り組まない子どもの姿がありました。声を掛けたところ「おうちでつくる!」との事。

 

その子の中で、遊びを中断してまで取り組みたくなかったのか、お家にあるお気に入りのペンや紙で作りたかったのか、理由は様々だと思います。

そんな子どもには無理強いせず、気持ちを受容し、また取り組みたくなったらいつでも声を掛けてねという対応を行いました。

 

 

各クラス、素敵なプレゼントができていました。

素敵に仕上がりました♡

 

敬老の日はおじいちゃんおばあちゃんに感謝の気持ちを伝える日。

面と向かって言うのは照れくさいけれど、子どもと一緒に我々親も祖父母に「いつもありがとう、いつまでも元気でいてね」と伝えられたらなと思います

 

文責:鈴木

くるみ組の一日の生活の流れ

2学期がスタートして、半月が経ちました。園に送り出すまでは、「行かない!」と、涙しているお子様の姿があるようですが、室内に入ると気持ちの切り替えをし、自分の好きな遊びを見つけて楽しむ事が出来ています。

入園式の際に、2歳児のデイリープログラムについてくるみ組の保護者の方にはご説明していますが、夏の個人面談やPTAのアンケートの中に「1日の流れを知りたい」との声がありましたので、今回は「くるみ組の一日の生活の流れ」について、写真を使ってお伝えします。

 

 

 

○ 7:00~8:00 早朝保育

早朝保育利用の子ども達は、ましゅまろはうすで異年齢児の中で過ごします。

朝のゆったりとした雰囲気の中で、少人数の温かさを感じながらの時間です。異年齢保育だからこその、0歳児・1歳児を思いやる関わりも見られています。

 

○ 8:00~9:30

くるみ組に移動して過ごします。

1便バス、2便バス、保護者送迎の園児が登園します。

室内遊びでは、ブロック、ままごと、絵本、粘土、お絵描き、体を動かすマット、紙遊び、トンネルくぐりなど、手先の巧緻性や物や場所の共有、社会性が高まるような環境設定をしています。

 

上下の写真は、童具遊びと身体を動かす運動遊びの2つの遊びから、好きな遊びを選択して活動している様子です。

※ この時間帯は、個別でトイレへの促しやオムツ交換をしています。

 

○ 9:45〜 片付け、手洗い

子ども達はとっても片付け上手!!部屋の隅にあるおもちゃ、机の下に隠れているおもちゃも見つけて、綺麗に片付けます。

 

○ 10:00〜 サークルタイム、おやつの時間

みんなで輪になり、朝の挨拶をしたり、歌を歌ったり、名前呼びをしたりしています。

朝のおやつを食べ、お茶を飲み終えた順にトイレタイム、オムツ交換を行います。

 

○ 10:15~ 本日の主となる活動

新聞紙遊び、机や椅子などの身近なものを使って作る3つの装置を使った活動、感覚遊び(お湯、水、砂、泥、泡、小麦粉粘土)、わらべうた遊び、童具遊び、絵の具遊び、ダンボール遊び、自然物を使った遊び等々…

保育者が「ねらい」や「意図」を持ち、子ども達の引き出したい姿をもとに活動を計画します。

内容よっては2グループに分かれ活動することもあれば、みんなで活動する日もあります。

この日は、わらべうた遊びをしてから、ひまわりの種の収穫をしました。

種を収穫する事で、枯れた花の感触を感じたり、小さな種を指でつまみ取る手先の巧緻性や自然物へ興味感心を高めるというねらいを立てて保育を行っています。

 

戸外遊び〜自由遊び〜

天気がいい日は思い切り園庭でも遊びます。思う存分遊ぶことで「お腹がすいた」という感覚も育ち、この後の給食の時間につながります。

 

○ 11:00〜 給食

お腹が空いたと感じた子どもから、シャワーを浴びて気持ち良くなった順に給食を食べます。

一人一人の「お腹がすいた」という感覚を大切にしたい、また、こだわって作られた美味しい給食を温かいうちにより美味しく食べてほしいという思いから、全員揃うまで待ち一斉に「いただきます」をして食べ始めることはしていません。

 

⚪︎ 12:00 〜 午睡の準備

食事を終え順に、歯磨きの代わりに、番茶を飲みます。

着替えやトイレを済ませて、午睡に入ります。

 

⚪︎ 13:30〜 1便バス、迎えの園児起床、トイレ、オムツ交換、水分補給、サークルタイム

1便バスとお迎えの子ども達だけで、一日の振り返りをします。

「何をして遊んだのか」「どんな風に感じたのか」等を共有し、明日の活動につなげていきます。

 

⚪︎ 14:00〜 1便バス、迎えの園児降園

⚪︎ 14:15〜 2便バスの園児起床、トイレ、オムツ交換、水分補給

⚪︎ 14:30〜 2便バスの園児降園

⚪︎ 15:00〜 午後保育の子ども達 おやつ、自由遊び(戸外遊びや室内での遊び)

起床、トイレ、オムツ交換、手洗いが終わった順におやつを食べます。

 

○16:30~トイレ、オムツ交換 、水分補給、サークルタイム

子ども達や職員の人数が少なくなる時間帯から、年少組と合同保育を行っています。

年少組の部屋にしかないおもちゃや絵本にも興味津々な子ども達です。

 

〇18:00~ ましゅまろハウスで延長保育・おやつ

0歳児から5歳児まで全ての学年の子ども達が集まります。朝の延長保育同様、少人数でゆったりと過ごします。

 

〇19:00  保育終了

 

 

 

以上、くるみ組の一日はこのような流れになっています。

数年前までの保育内容とは変わっていますが、5時間程の滞在の子どもから、長い子どもは12時間近くを園で過ごしているといった子ども達の園での過ごし方の多様化や、幼保連携型認定こども園教育・保育要領の改訂の内容にそって、子ども一人一人をより大事にした保育になっています。

一斉に「いただきます」をしない給食、午睡などについても、今後のブログで詳しく発信していきます。

 

文責:山崎

 

 

 

子ども同士の学び合い

先日、保育園の子ども達と交流保育を行いました。

法人研修で2日間、保育園の4歳児(もも組)の子ども達と過ごしました。

その中で、同じ遊びが好きなんだ!ということに気付き一緒に遊びたいと思ったのです。

 

童具遊びやお絵描き、絵本や粘土遊びなど、子ども園の子供達が好んで遊んでいることを同じように楽しんでいました。

しかし、園で過ごす時間の長さが違う分、経験量の違いにも気付き、一緒に遊ぶことで学び合う良いきっかけになるのではないかと考えたのです。

今回、まずは好きな遊びを通しての交流から!ということで、お絵描き・粘土グループと童具遊びグループに分かれ各園10名ずつの子ども達が一緒に遊びました。

 

童具遊びでは!


保育園の友達が作っていたピタゴラスイッチに興味津々。

以前、トイレットペーパーの芯で作ってみたことはあるけれど上手くいかず遊びは止まったまま…

そんな時目に飛び込んできた、童具で作ったピタゴラスイッチはきっと輝いて見えたのだと思います。

よく観察し、真似をして作り試行錯誤!似た形ができると、目をキラキラさせてビー玉を転がして遊んでいました。

 

お絵描き・粘土遊びでは!

文字を書くことが出来る保育園の友達に、勇気を出して「僕の名前をここに書いてください」と伝えていました。

初めての友達と関わることは、ドキドキして恥ずかしいけれど、優しくしてもらったり教えてもらったりして嬉しかった!という経験がいろいろな友達と関わる楽しさに繋がります。

 

経験量の違う子ども達同士が関わることで、互いに学び合う姿がありました。私達が意図的に設定し関わる活動より何倍も早いスピードで考えることや相手の気持ちを思うことを遊びながら経験を通して身につけていきます。

私達は、意図的にその環境を作り整えることが役割なのだと再認識した活動でした。

 

これからも、交流保育を計画しています!子供達の育ちを見逃さず保育を進めていきたいと思います。

そして、この交流保育を就学への一歩として捉え、1年生になったときに『錦ヶ丘で一緒に遊んだよね!』と笑顔でスタートできるようにという思いも持ちながら、活動を進めていきます。    文責:西元

僕たち私たちの世界(そら組)

今日はそら組みんなの創造あふれる町づくりについて報告します。

 

9月の中旬。廃材を使い、そら組の部屋に素敵な街ができました。家や車が通るような場所もあります。一人一人のストーリー性が感じられる作品になりました。

 

廃材とは、空箱やキッチンペーパーの芯など、身近な場所で廃棄されたものです。

たくさん廃材が集まったことを子どもたちに話すと遊びたいと出たので、活動を計画し、実施しました。

街を作るにあたり、2回活動を行いました。

 

 

 

1回目

好きな形を選び、想像した物に近づけることをテーマに活動をしました。
想像した物を形にすることは安易ではありません。
子ども達の様子から、手に取りながら吟味するする真剣さが伝わります。

最初は何を作ろうか、何の素材を作ろうと考えるところから始まります。
自分の思いを実現させるにはどのようにしていくといいのか考える経験を重ね、自分なりにその素材を活用して工夫している様子がみられました。

 

いざ作り始めると、誰もが真剣。
黙々と作る子ども達。話し声は、少なく保育室には箱を切る音やテープの音が響いていました。
作った作品を遊びに取り入れ、遊びを発展させている姿が見られました。

 

 

2回目

各テーブルの子ども達と街を作ることをテーマに活動しました。
1回目が終え、まだ廃材が余ってるのを見て、子ども達から「街を作りたい!」と声があった為です。

廃材は、前回の残りと、新たに硬さがある箱やチラシなど用意しました。
ハサミやテープ等を使い、試行錯誤しながらイメージを形にする過程を楽しんでいました。

 

自分のイメージしたものを考えながら製作をしたり、経験や目にしたものを形にするために工夫していくことで、発想力、思考力、非認知能力が育っています。
非認知能力とは,主に意欲、自信、忍耐、自立、自制、協調、共感などの、私たちの心の育ちの土台となる部分の能力のことを言います。
思い思いの活動から、それぞれが楽しさや満足感を得ていきます。

 

ご家庭にある廃材を持たせていただき、子ども達のイメージの広がりと共に、活動がどんどん深まりました。

廃材のご協力ありがとうございました。

 

文責:堂園さおり

台風後の片付け、ありがとうございました!(主任より)

8日朝、大型で強い台風10号の後片付けに、沢山の保護者の方が参加くださりました。

前日夜の急なお願いに、快くご協力してくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。

 

 

 

日本の夏には切っても切り離せない台風。わたしが小さい頃は停電も多く、ピューピュー聞こえてくる風の音やガタガタ揺れる雨戸、そしてロウソクを灯して過ごす時間に、なんだかすごくドキドキしたことを覚えています。

 

今回の台風は、久しぶりに昔を思い出させる台風でした。停電したご家庭も多かったのではないでしょうか。
台風発生当初から大きな被害が予想されていたこともあり、職員も窓ガラスにテープを貼ったり、全てのコンセントを抜いたり等、園もいつも以上の台風対策を行いました。

 

窓が割れる等の大きな被害はなかったものの、いつも以上に太い枝が落ちていたり、のはら園の看板が根元からポッキリ折れていたりと、台風後の園庭は今までにない姿になっていました。

 

根元からポッキリ折れてしましました…

 

 

さあ!片付けスタート!

5日(土)、PTA執行部さんより「PTAが何かできることはありませんか?」とお話を頂き、今回の片付けのご協力依頼をさせて頂きました。

8日(火)は約10名の保護者の皆様がお手伝いくださりました。
子ども達が片付けるには危ないサイズの木の枝を小さく折ってくださったり、山程集まった落ち葉を袋に詰めてくださったりと、朝のお忙しい時間に沢山のお手伝いを頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

 

 

台風と保育

何事も大人が全部やってしまうことは簡単ですが、「体験から学ぶことを考え、子ども達もできる範囲で一緒に片付け!

年長組はホウキや一輪車を上手に使い、年中組や年少組は落ち葉集めや遊びの一環でせんだんの実拾い。
積極的に参加しなくても、作業しているお父さんお母さん方や職員の姿を見ることも立派な学びです。

 

また、8日朝のサークルタイムでは、沢山のクラスが初めての本格的な「台風」について振り返っていました。
「おうちではどんな対策をしたの?」「台風が来てる時いつもとどんなところが違った?」等、それぞれが思ったことをみんなで共有
「自分の経験を自分の言葉で伝える」、とても大切なことです。

 

そして、片付け時に見つけたいろんなものが保育の材料に!
落ちていたくるみの実を沢山拾ったこすもす組は、「これは何の実だ!?」と、皮つき・皮なしをそれぞれ観察中!
せんだんの実は、錦ヶ丘お馴染みの実。おもちゃの皿いっぱいに拾ったくるみ組の子ども達は、ままごとに使ったり、童歌で使ったり…

 

台風が残してくれた自然物で、保育の活動が広がっています。

 

 

 

まだまだ終わらない台風シーズン、引き続き災害には気をつけていきたいですね。

今回は約1時間かけて、すっきりいつもの園庭・のはら園の姿に元通り!
保育を同時進行で行い、安全に配慮しながら片付けを行うことができたのも、PTA執行部さんからのお声掛けと、当日お手伝いくださった保護者の皆様のおかげです。

これからも保護者の皆さんと一緒に、子ども達のために素敵な錦ヶ丘をつくっていけたらと思います。

改めまして、ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました!!

 

文責:迫田

子どもの遊びとおもちゃ(つくし組)

下の写真は、季節の野菜を保育室に置いてあることに子ども達が気づき「これは何だろう?」と興味を持ち触っているところです。

ここから、野菜の感触やにおいなどを五感を使って探求し、活動を広げています。

季節の食材や植物、生き物は、子ども達にとってすばらしい保育の環境の一部なのです。

 

 

こども園にいらした際に「おもちゃが少ないな。もっとたくさんあれば子どもが楽しいのにな。」などと感じられたことはありませんか?

おうちにいる時は自分の大好きなおもちゃがあり、自分一人または兄弟と一緒に遊んでいますが、集団生活の場である園に来るとみんなで共有しなくてはいけませんよね。

家庭と園との違いとはどんな事だと思われますか?

 

 

私たち保育者は、毎日の保育の計画を立てる際に、まず次のようなことを考えます。

・子どもたちに育ってほしいポイントである「ねらい」

・今興味をもっていること、これから興味が広がると予想されること

・季節を感じられるような自然を保育に取り入れる

 

このようなことを念頭に置きながら、次に

・どれくらいの広さの場所にどのように遊具を置くか

・どれくらいの量の遊具を準備するのか

・遊具の種類はいくつにするのか

・子ども達が興味をもてるような配置になっているか

・安全に活動できるか

などを、子ども達の姿と擦り合わせながら環境を構成しています。

 

 

活動を行うにあたり、遊具の種類や量はとても重要なキーポイントとなります。

例えば、種類がたくさんあり過ぎると情報量(遊具が多すぎるといろいろな物に目移りする)が多すぎて、一つの事に集中して遊びこむ事ができません。

また一つの物でも、量が多すぎると一人で遊び、友達との貸し借りや取り合い、一緒に作ったり遊んだりする『接近』『共有』などの関わりが薄くなってしまい、園生活の良さである社会性を育むことができなくなってしまいます。

 

今、1歳児つくし組では、友達という存在に気づき、「楽しそうだから真似したい」「一緒に遊びたい」という気持ちが育ってきています。

このような子どもたちの姿から、朝の時間あえて遊具を出さない日もあります。「何もないの?」とびっくりされるかもしれませんが、子ども達は友達の近くに行き顔を覗き込んだ目を合わせて笑ったり、覚えたばかりの友達の名前を呼んだりしています。

 

 

上の写真は、朝の時間に子どもたちが自分たちで椅子を出し、向かい合うように椅子を並べて遊んでいる様子です。

子ども達は自分たちで遊びを生み出します。まだまだ一語文が出始めたばかりの1歳児ですが、言葉はなくても気持ちは通じ、場を共有し一緒に楽しんでいるのです!
こども園にいらっしゃる際には「今日はどんな環境でどんなことをしているのかな?」という視点で見ていただけると嬉しいです。

 

文責:川宿田

 

小さな命との出会いから(ぱんだ組)

 

戸外で虫や池の生き物と出会う中でどんどん興味・関心を抱く子ども達。

先日は、小さな赤ちゃんダンゴムシやカマキリ、バッタを見つけ大事そうにする子どももいました。そうして触れ合う中で、捕まえた後、接し方が難しく死なせてしまう、虫を見つけて潰してしまう等、命の大切さにも対面します。

 

『虫も生きている』

そのことに少しずつ気づき、理解して優しさや思いやりを持って関わるようになっていく。その姿を日々私達は見守っています。

 

 

 

 夏の面談でも保護者の方から

『虫を見つけたら潰してしまうことがあった。その姿が気になった。』

と話してくださった方がいらっしゃいました。

子ども達の生き物との関わりに関しては、どのように伝えたら大切にしていけるのかと私達にとっても課題の一つでもあります。

まだ身の回りで『死』に対面していない子どもにとっては、『死んじゃった』という言葉は知っていても、具体的にそれがどういうことなのか理解が難しい子どももいます。

 

それは虫に対してだけではなく、人に対しても同じです。

テレビなどの影響から、子どもが意味をあまり理解せずに『コロス』『シネ』と言った悲しい言葉を口にすることがあるかもしれません。

すぐに叱るのではなく、まずはその一言が『相手を嫌な気持ちにさせてしまう。傷つける言葉』であることを伝えることが大事なのではないかと、私もこの仕事をしていて感じることがありました。

 

 

 

園の子どもたちにとって身近に命に直面するのが

『のはら園での生き物との関わり』です。

 

虫に興味を持ち、見つけて観察を楽しみ始めます。触れるようになると『捕まえてみたい。』『育ててみたい。』そんな気持ちを抱きます。捕まえたけど、すぐに死なせてしまった!という積み重ね。

初めは、「死んじゃった」の一言で終わるかもしれません。ですが、それを繰り返す中で「せっかく捕まえたのに死なせてしまった」「悲しい」と感じ、そこから「じゃ、どうやって接するべきなのか」を考えていきます。

 

冬に向け、虫達は姿を現さなくなる季節になっていきますが、これからも自然の中での発見やつぶやきに寄り添いながら、生命尊重の視点で『命の大切さ』についても子ども達と一緒に考えていきたいです。

 

文責:若松

せみのこえがきこえない(くるみ組)

くるみ組の子ども達が、8月に探した蝉のことを覚えていて、9月に入り声が聞こえないことに気付いていました。

 

 

夏の盛り、園庭には蝉が元気に鳴く声がこだましていました。

のはら園から聞こえるぞ?と探しに行くと、男の子が「あそこにいる!」と見つけて教えてくれました。

皆それを聞いて「どこどこ?」と興味深く観察し、枝をもってどうやって捕ろうかと思案している様子。

子ども達が近づくと静かになることに対して、「あれ?聞こえなくなった」と気づいていました。

 

その後、歌、絵本に興味を持ち楽しんでいました。

 

 

9月に入り砂遊びをしているときに、ふと「蝉の声聞こえないね?」と気付いた子どもがいたことをきっかけに、また探しに行きました。

静かになったのはら園。ある女の子が「おうちにかえったのかなぁ」とつぶやき、可愛らしい発想に嬉しくなりました。

自分達がこども園から家に帰る姿に重ねたのでしょう。

 

 

しかし、夕方また聞こえてきたヒグラシの声に「あ、聞こえた」と存在を感じて、笑顔で伝えてくれた男の子。

これが聞こえてくると、夏の終わりを感じます。

鳴き声の変化と季節が変わることの関係性に子ども達が気付くのはまだまだ先でしょうが、この体験が子ども達の人生の豊かさに繋がるのではないかと感じます。

 

今回、探す体験から、蝉の存在を身近に感じていたようです。

命に触れることで、大切にすることを学んでいってほしいです。

文責:新元

童具の世界(うさぎ組)

夏の長い休みが終わり、いよいよ2学期が始まりました!

「さぁみんなどんな様子かな〜」と楽しみにしていましたが、期待通り、うさぎ組の子ども達は元気いっぱい登園してくれ、嬉しい限りです!

 

 

1学期の終わり頃には、個の遊びから小グループへの遊びに発展してきた子ども達。

次はどんな遊びで、社会性やコミュニケーション能力を高めていこうか・・・と考えていました。

 

「あれ?身近にあるじゃない!」と閃めいたのが、園の保育特徴にもあります【童具】です❗️(園のしおりや、重要事項説明書に記載されています)

和久洋三先生が作られた、計算つくされた積み木。こども園では、お隣の保育園に続いて、2年前から取り組んでいます。

※詳しくこちらをご覧ください。https://www.dougukan.com/

 

 

 

1学期から触れてはいたものの、ただ積んで遊んだり、自分の想像で色んなものに見立てて遊んだりする事を繰り返し「触れる」事をメインに活動してきました。

2学期はそこに、10の姿から「協同性」や「思考力」、「言葉による伝えあい」を経験していければと考え、早速1週間続けて活動してみました。

 

固い物ですから、まずは童具で友だちをたたいたり、投げて当たったらどうなるか話しました。

すると、「いたいよね!」「ちがでるよね!」など、声に出して痛みを共有していました。

次に、「じゃあ、友だちの壊してもいいよね」と話すと、「かなしいからいやだ!」「ダメ〜」「おともだちがないちゃう」との声があがってきました。

 

 

入園するまでは小さな世界で過ごす事が多かった子ども達ですが、こども園で家族とは違う他者に関わり、友だちと遊ぶ喜びだけではなく、意見の違いから学んだ嫌な気持ちや痛みを少しずつ理解してきているようです。

 

最近は、自分以外の友だちの気持ちを共有して、一緒に喜んだり、悲しんだりする姿が見られるようになってきました。

このような姿から、上記のような発言がでてきているのだなと、感じているところです。

 

 

初めは、個での遊びから

 

段々と一緒に。

 

会話があったわけでなく、友達が積んでいったら、別の友達が「い〜い?」と目配せして、これも「いいよ」と目配せして…

自分達の背より高く積むことができ、「ねぇ、見て見て〜」と喜びをわかち合った姿です♥️

 

1人から2人へ、2人から数人へと、夢中になって作っていけば、どんどん子どもたちの製作意欲が増し、広がっていきます。

下記の写真も個から始まり、だんだん、「つなげていい?」「いいよ」「こうしようよ」「そうだね!」の短い会話から広がっていった街です。

 

 

これからどんどん子ども達の想像力が発揮され、成功や失敗を繰り返しつつ、会話を通してコミュニケーションも図りながら、童具活動を楽しんで続けていきたいと思います。

子ども達の「とっときたい!」という発言から、しばらく飾っていることもあります☆ 子ども達から童具の話が出ましたら、ぜひうさぎ組を覗いてくださいね!

 

文責:桑元

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