〜したい!を現実に(3歳児 年少組)

早いもので8月も後半となりました。お家で過ごしている子ども達は元気にしているかな?と思いながら、こども園に登園している子ども達と張りきって過ごしている毎日です。
夏休みに入って、子ども達とこの夏にしたいことをみんなで話し合いました。
子ども達からは、
『水に色を混ぜたい!』『小麦粉粘土遊び!』『ケーキを作りたい!』『クレヨンで遊びたい!』『折り紙をしたい!』
など、たくさんの【〜したい!】が聞こえてきました。
また、友達の言葉に「いいね!」と同意したり、「うんうん!」と頷く姿も。
幼児期の終わりまでに育ってほしい「10の姿」の中の思考力の芽生え、言葉による伝え合い、豊かな感性と表現が育ってきているなと感じます。
夏休みは、特に子ども達の【〜したい!】を現実にしていく絶好のチャンスだと思っています。
今回は子ども達からリクエストも多かった小麦粉粘土遊びの様子をお伝えします。
小麦粉粘土で遊ぼう

小麦粉粘土遊びを通して、友達と場所を共有して遊ぶこと手指の巧緻性(器用さ)を育むことを目的に活動していきました。
①待つ
小麦粉が投入されるまでの間、子ども達はタライの縁に手を当てて待ちます。
期待感をもって「待つ」という時間。子ども達から発せられているエネルギーはすごいです。活動の中で大切にしている時間の一つです。
②サラサラの感触
小麦粉が投入され、「冷たくて気持ちいいね」「ギュッギュッとしたらおにぎりできるよ」というつぶやきが聞こえてきます。子どもたちが大好きな感触です。
1つのタライの中なので、時には取り合いが起こる場面も。そんな時はすぐに口を挟むのではなく、大人はしばらく見守ります。怪我につながりそうな時は止めて、大人が間に入り、気持ちを受け止めます。
③水を入れてみたら?
いいタイミングで子どもから、「水を入れてみたら?」の声がかかりました。
少しずつ水を入れていくと、ホロホロからドロドロの感触になり、手にまとわりつくようになります。
先程までとは違う感触に、「手洗ってきてもいい?」という子どももちらほら。しかし、これも経験してほしい感触の一つなので、洗うことはしないでほしいということをはっきり伝えます。
だんだんこねていくと、固まっていきます。
④油を投入
油を入れることで、手にまとわりついていた小麦粉粘土が取れやすくなります。お互いに手にまとわりついた小麦粉粘土を取ってあげる様子も見られました。
力を入れてこねていくと、ふっくらモチモチの小麦粉粘土の出来上がり!
⑤粘土で遊び込む
タライを外し、じっくり遊び込みます。
パンや餃子の形にしてみたり、ビヨーンと伸ばしてみたり。足で踏む子ども達もいました。足で踏むことができるのも小麦粉粘土の魅力ですね。
目的に対しての達成度は?
最初に上げた2つの目的、「場所の共有」「手指の巧緻性」を育むこと。
取り合いも起こる中で自分の気持ちに折り合いをつけながら遊ぶことができていました。そして、変化していく小麦粉の感触を全員が十分に味わうことができていました。今回の達成度はハナマル!
子どもたちのこねる様子を見ると、本物のパン作りも来年、再来年あたりできるんじゃない?と言いながらワクワク見守っていた大人たちでしたよ。今後が楽しみですね!

 


最後に、私事ですが、来週より産育休に入らせていただくことになりました。
お腹が大きくなるにつれて、子ども達がお腹を撫でてくれたり、「産まれたら一緒に遊んであげるよ!」と言ってくれたり、本当に幸せな気持ちにたくさんしてくれた子ども達。
子ども達の、純粋で、優しい表情や言葉に感謝の気持ちでいっぱいです。
保護者の皆様にも深くお礼申し上げます。しばらくお休みしますが、また元気な子ども達や保護者の皆様とお会いできることを楽しみにしています。
文責:森

れんげ組の一日① 〜午前中編〜(0歳児 れんげ組)

子ども達もすっかりれんげ組に慣れ、子ども達同士ハイハイで追いかけていたり、れんげ組以外の職員が側にきたら人見知りをして泣いたりれんげ組の職員に抱きついたりと、心も体も嬉しい成長が見られています。

日々のお子様の様子は、送迎の際に直接お話させていただいたり、連絡帳でお伝えしたりしますが、「どんな風に遊んでいるのかな?」「給食はどこでどんな風に食べているだろう?」「お昼寝は?」と、知りたいことがたくさんあると思います。

そこで、園での一日の生活のおおまかな様子を、写真と共に前半と後半に分けてお伝えしたいと思います。

今回は午前中の様子をご紹介します。

 

 

【登園・検温】

早い子どもは7時過ぎに登園してきます。

登園すると、まず検温をします。じっとして検温を受けてくれる子もいれば、のけぞって嫌がったり泣いたりする姿も見られます。

私たちが子ども達ををお預かりする際は、まず体調の確認をします。「変わりはなかったですか?」と毎日お聞きするのは、夜眠れなくて機嫌が悪い、熱はないが体調が悪いなどの『普段と違う様子』を把握しておくことで、いつも以上に気を付けてお子さんの体調を見ることができるからです。

 

9時前までは、つくし組の部屋で一緒に過ごします。他学年がれんげ組の子ども達のお世話をしたがったり、一緒に遊んでくれたりと、 異年齢の子どもと一緒に過ごすことの良さが見られます。れんげ組の子ども達も、お兄ちゃん・お姉ちゃん達に囲まれて、なんだか嬉しそうな様子です。

ブロックやままごと、絵本など、その時の人数や、子ども達の様子次第で出す玩具や数なども調整します。

途中、三年番茶で水分補給をします。

 

 

【れんげ組へ戻る】

ゆったりした雰囲気で過ごす事ができるように、9時前にれんげ組へ戻ります。

好きな玩具を出して遊んだり、絵本を見たり、トンネルを潜ったりと、思い思いに遊んでいます。

私たちは、「おしっこは出ているかな?」とオムツの状態を確認してオムツを換えます。オムツ交換は、都度様子を見て交換をしますが、目安となるタイミングがあります。おやつ後、保育活動の後、給食後、午睡後などです。しっかりおしっこが出ているか、出ていないのか、職員間で様子を共有し、水分補給を一人ひとりのその日の体調に応じて摂取できるようにしています。

送迎の際に、保護者の方に家での水分の摂り方や排尿の様子をお聞きすることが、子ども達の体調を知る上で大切な事ですので、細かいことまで教えてくださると嬉しいです。

 

 

【朝のみんなの時間・補食】

おやつを食べる前に、朝の集まりをします。指遊びをして『おはようの歌』を歌い、名前を呼びます。

朝の歌で「先生おはよ、みなさんおはよ♪」とおはようで頭を下げる振りがあるのですが、れんげ組でも歌い出すと、頭を下げる子もいますよ。

点呼の時は、自分の名前が呼ばれると、ニコニコ笑顔で両手を挙げて教えてくれます。(他の子の番でも挙げる時もあります 笑)

 

いよいよ子ども達が楽しみにしているおやつの時間です。その後の活動の流れや給食の時間も考慮し、9時30分には食べるようにしていますので、登園は9時15分までにお願いします。

以前は、椅子を出すと椅子の所にきていましたが(この行動も椅子とおやつの時間を関連付けていますね)、最近は、「おやつ食べようか。」と言うと、一斉におやつを食べる場所へ移動します。言葉の意味も理解してきましたね。朝早く登園の子ども達は特に楽しみにしているようです。

 

おかわりが最後の時は、必ず「これで終わりね。」と声をかけています。今はまだできなくても、見通しがもてるように声をかけています。最近、何となくわかってくれているように感じます。

おやつが終わると、三年番茶を飲むのですが、まだ食べたい子は(まだ食べたい!)と言わんばかりにマグマグを落としたり、椅子を蹴ったり、テーブルを叩いたり。(お茶が出てきたら、おやつは終わり・・・)と分かっているからこその行動ですね。

私たちは、子ども達の気持ちを受容共感しながら、「まだ食べたかったね〜。美味しかったね。」と気持ちを代弁することで、気持ちの切り替えができるように見守ります。

 

 

【リズム】

おやつが終わって少しゆっくりした時間を過ごしていると、つくし組から朝の歌が聞こえてきます。れんげ組もつくし組のピアノに合わせて歌を歌います。

「手をたたきましょう♫」が大好きで、手振り身振りで歌っていますよ。

 

次はリズムです。

※先月のブログにもリズムのことが書いてあります。読んでいただけると、赤ちゃんの頃の大切さを実感できると思いますので、ぜひ一読をお願いします。→こちら

れんげ組の子ども達は、もちろんはじめはどんな動きをするのか最初は知りませんでした。れんげ組職員がするリズムを、じっと見て少しずつ覚えました。今ではどんぐりの曲が流れるとゴロンと横になったり、おうまが聞こえると、ハイハイの動きをしたりしています。

 

リズムが終わると、絵本の読み聞かせの時間です。

先日、うっかりして読み聞かせをせずに過ごしていると、Nちゃんが絵本を置いてある棚を指差していました。「あっ、Nちゃん絵本だったね。教えてくれてありがとう。」と言うと、満足気な表情をしていました。生活のリズムが整ってきていることに、改めて感心する出来事でした。

 

 

【主な活動】

リズムが終わると、その日の主な活動になります。日によってねらいを立て、戸外遊びや室内遊びを計画しています。

ハイハイをたくさん経験して欲しい時は、室内ならでこぼこ道を作ってみたり、歩くを経験して欲しい時は、広い範囲でなるべく他に興味がいかないような環境にしたりと、意図に合う計画をします。

子どもの興味や様子、その日の気候などで変更することもあります。

例えば、昨日は水路の水に興味があったから、今日もなたおれの木の下で遊びながら水に気付いて興味を持って水路にいくか、橋に行くかどちらに興味がいくかな?と予想を立てていても、れんげ組のテラスから出たら、目の前の三輪車に全員が興味を示し、時間いっぱいじっくりと三輪車で遊んだ日もありました。

 

このように、保育のねらいのもとに日々の保育が行われています。

0歳児は、生活自体が遊びであり、学びでもあります。大人にとっては当たり前のことも、子どもにとっては、発見であり、不思議だったり、興味を持ったり。その気持ちを大切に育てていきたいと思います。

 

 

まだ、一緒に遊ぶことができない月齢のお子さんは、抱っこやベビーカーで心地よい風に吹かれたり、木陰でみんなの様子を見たり声を聞いたりして過ごします。

木の葉が揺れる様子を目や首を動かして追ってみたり、気持ちよくすやすや寝始めることもありますよ。

 

 

【給食】

戸外でたくさん遊んだ後は軽く砂や泥を落としたり、シャワーをしたりして、気持ちよく給食を食べられるようにしています。

 

 

 

手づかみ食べを存分にしていく子ども達。「いただきます」の前に、お手拭きで手を拭きます。

最初の頃は、手を拭くのも待てず、お手拭きを渡した途端投げていたこともありましたが、今では「ぎゅっぎゅっしてね。」とお手拭きを渡すと、両手で掴んでぎゅっぎゅっと自分で拭こうとする子ども達です。

 

仕上げに大人がしっかりと手を拭いて、スタイをつけて給食の歌を歌います。「いただきます」では、手を合わせたり、頭を下げたり、食べる準備は万端です!

お腹が空いている子ども達は、口いっぱいに入れ込もうとします。まだ、カミカミモグモグが上手くいかない時は、一口に入れる量を大人が伝えてあげるようにしています。でも、たくさん口に入れたくて、「早く早く!」と言わんばかりに訴えてきます。

給食を食べ終わったら、それぞれ離乳段階や発達段階に応じてミルクやお茶を飲みます。

 

沢山遊んで、お腹いっぱい食べて… ご飯を食べている間に、少しずつ眠くなる子ども達。もうすぐお昼寝の時間だよ、と環境でわかるように、レースカーテンを閉めたり、天窓を閉じたりします。

自然と眠たくなり、午睡に入っていきます。

 

 

次回、後半は給食後の沐浴からです。

お楽しみに!!

 

 

文責:福元

 

 

 

8/18のメニュー

8/18のメニューは、『鮭のムニエル』『スパゲティサラダ』『豆々スープ』でした。

 

鮭のムニエルは、塩胡椒をして小麦粉を振り、バターを乗せて焼きました。

スパゲティサラダはお馴染みの豆乳マヨネーズで和えて味付けしています。

どちらもとても人気でおかわりも沢山しており、スープも全て完食でした!

また、おやつは『かぼちゃプリン』でした。

かぼちゃと豆乳をミキサーにかけ、卵・生クリーム・きび糖・バニラエッセンスと混ぜてカップに流して蒸しました。

アレルギーがある子どもには、卵を抜いてゼラチンを使って固めて作りました。

かぼちゃの優しい甘みが感じられるプリンになりましたが、火を入れ過ぎてしまったため、少し固めの仕上がりになり、私自身、大量調理の難しさを痛感する出来事になりました。

次回はもっと美味しく作れるよう、また再挑戦したいと思います!

 

文責:米澤

色であそぼう!(講師:中原未央さん)

本年度から3歳以上のご家庭から頂戴している特定保育料から専門講師をお招きして活動を行っています。

今回は、前回お招きした玉川智美さん(コンテンポラリーダンス)と同年(2018年)に鹿児島市春の新人賞を受賞した中原未央さんの「色であそぼう」の活動です。

 

具象物を「上手に」描くことを目指すのではなく『色を楽しむ、違い(色、人と自分も)を楽しむ、自分の表現を大切にする』という目的のワークショップです。
子どもたちには「色で遊ぶ」「好きな色」で「好きなように」作ってもいい。
間違いとか失敗はない、ということを伝えて年中・年長クラスの希望者が参加しました。

 

赤・黄・青の色水を少しずつ混ぜて全部で10色の色を作ったあとは・・・

色を自分の画用紙に広げてみる。たたく、なぞる、そっと広げる。

みんなと一緒に大きな画用紙の上に流して、たゆたう、混じる、しずく。

 

各グループの画用紙を見ながら出た感想は、

・とけたチョコレート

・海に沈むさくら

・きょうりゅう

・ブルーベリーがいっぱい などなど・・

 

活動中は「きれいだね」「どうやったらその色になるのかな」といった言葉が行き交い、こども達はお互いの創作過程を認め合い、満足げな表情でした。たった3つの色がいくとおりも変化していくことの不思議、驚き、を感じることを含め、幼児期にこうしてひとりひとりの表現を十分に楽しむこと、友達にもおとなにも自然に受け入れられることは心の充足に大きな意味を持ちます。

講師の中原さんは「全員が最後まで楽しんで集中して取り組むのはなかなかないんですよ、すごいですね」と驚いていらっしゃいました。今度は、ビオトープの葉っぱで版画活動を計画しましょう!とお話していますので、お楽しみに。あなたの表現はあたなだけのもの、その姿勢を保育者を含めた大人が持ち続けたいですね。

(堂園春衣)

 

一冊のお話から…(年少少2歳児 くるみ組)

『ハチドリのひとしずく ~今、私にできること~』 監修 辻 信一

 

理事長からの紹介で出会った1冊の本。

冒頭にアメリカの先住民に伝わるお話が描かれています。

ご存じの方もいるかもしれません、以前テレビドラマのモチーフとなった一冊でもあります。

 

私はこの本に出会い、「2歳の子ども達にどのように伝えたら、内容が伝わるだろうか…」と考えていました。

すると、保育士の一人が「紙芝居作って、今持っている!」ということで、見せてもらったのです。彼女の行動力と発想の豊かさには、日頃から、多くの刺激を受けていました。

 

早速、ある土曜日に、年少少・年少組の子ども達へ紙芝居を読んでもらいました。

子ども達はどのような事を感じるのだろう…

お話の本来の意味は伝わるのだろうか… といろいろなことを考えながら、様子を見守りました。

 

 

話を聞く様子から、子ども達は普段から色々な絵本に触れ、それぞれが色々な事を感じ取っていることが伝わってきていました。

普段手に取る絵本と比べると、絵のタッチにも特徴があり、子ども達が好むものではないかもしれません。

しかし、保育士が紙芝居を始めると、食い入るように見る子ども達の姿がありました。

 

 

紙芝居を終え、感じたことを伝え合ってみると…

 

「優しいね」と年少組の男の子。ハチドリの行動に優しさを感じ伝えてくれました。

またある子は「怖かった」。山火事の場面です。

他にも

「クリキンディがお水を運んでいた」

「たくさん動物がいた」子ども達の気付きがありました。

 

『皆だったらどうする?』という保育士の声に

「助けてあげる」

「よしよしする」

2~4歳の子ども達なりに理解が出来た瞬間だと、感じました。

保育士の思いが伝わった瞬間でもありました。

 

子ども達の主体性を大切にしながらの保育。しかし、主体性とは何なのか…。

自分がやりたい事、好きな物だけに触れ毎日を過ごしていると、出会いを逃すこともある。

そんな時に私達は、「私が好きなお話呼んでもいい?」「私これ大好きだから、みんなにも紹介したくて持って来たんだ」など、紹介する事ともしばしば。

一冊のお話を通して、思いやり、世界平和、「自分にできることもある!」「自分にしか出来ないこともある」ということに気付くことが出来たらと考えます。

 

ただ、このお話はクリキンディー(ハチドリ)だけが称えられるお話ではなく、助けなかった他の動物たちの背景にも注目されています。

助けることが出来なかった理由…

後ろに子どもを抱えていたのかもしれない…

火を消すすべを知らなかっただけかもしれない…

 

だからこそ「ただ、私にできることをしているだけ」なのだと私は受け取りました。

 

 

自分が出来る何かに気付くことが出来るようになる為には、多くの経験や考える力が必要です。

いま私たち保育士にできる事、それは、将来子ども達が気付き、考えることが出来るように色々なアイディアの種まきをすることだと考えます。

子ども達の明るい未来のために…。

 

文責:田中

一人遊びからの他者への広がり(3歳児 年少組)

先日まで行われていた年少組の保護者面談では、保護者の皆様と園とで互いに情報共有が出来、とても貴重な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

 

保護者の方にとってまず気になるのは、『うちの子は、友達と仲良く遊べているのか』。

面談の中でも多く話題にあがりました。

 

今回は、友達との遊びについてお話していきたいと思います。

 

1学期、ブログの中でも3歳児の今は、一人遊びが大事であることをお伝えしてきました。参照:『一人遊びってすてき!

1学期には一人遊びを満足するまで楽しむ子どもの姿も多く見られました。

 

 

 

まずは一人遊びを存分に楽しむ


一人遊びを楽しむ子どもの様子を見ていると黙々と集中して遊んでいます。

自分がやりたいことでじっくりと遊びこむことができているのです。そこから集中力が鍛えられ、遊び以外にも生かされていきます。

また、砂場でのごっこ遊びや積み木、見立て遊び等、自分の中で遊び方を工夫し、想像することにもつながります。

自分の想像を邪魔されることもないので、どんどん頭の中の想像が広がっていきます。

一人遊びでは、自分自身の内面世界が広がる。その子にとって大切な時間。なのだと感じます。

 

 

一人遊びから友達との関わりへ


周りを見ると友だちがいて、『どんな遊びをしているのかな?』と、友だちに興味を持ちます。

年少組の子どもの中にも友達の遊びの様子を見ている姿を多く見かけました。

他者への興味・関心への始まりです。

友だちの様子を見て『同じように遊んでみたいな』という気持ちを抱き、同じ空間の中で同じ遊びを楽しみます。

その中で少しずつ会話が生まれ、物を共有して遊べるようになります。

今、年少組のほとんどの子ども達はこの時期にきています。

 

 

友達との喧嘩を経験する


友だちと遊んでいく中で物の取り合いから喧嘩になることもあります。

『玩具を貸してほしい時、なんて言葉をかけたらいいのかな。』

『黙って取ったら相手はどんな気持ちだろう?』

と、保育者は子ども達と一緒に考えます。

 

その中で『貸して』『いいよ 』のやりとりが出来るようになる姿を現在見守っているところです。

喧嘩になると手が出てしまうこともあります。

言葉で上手に話ができるようになってきていても、思うようにいかない時にはなかなか言葉が上手くでてこなかったり、相手に伝わらなかったり、言葉より先に・・。とつい手がでてしまいます。

その姿が3歳児の姿とも言えるのだと思います。

 

こういったやりとりの中で相手の気持ちに気づいたり、されたら嫌だと感じたりと学んでいくことも沢山あります。

そんな時に大人が仲介に入ることも大切です。

まずは、見守り、必要な場面ですぐに仲介に入るようにしています。

○○ちゃんはこれが嫌だったんだって』と代弁したり、

『次は、言葉で上手に言えたら良いね。』

『何か嫌なことがあったら私達に話においで』

等と、次にどうしたらいいのか考えられるような言葉をかけたりしています。

 

この繰り返しの中で、自分の気持ちを言葉で言えるようになったり、相手の気持ちに気づけるようになったりして、『友だちと遊びの共有』から『協同性』へと繋がって行きます。

この協同性は年中、年長と進級していく中で育っていく力でもあります。

これから先の育ちに向かうために、今必要な段階を確実に歩んでいっている子どもたちです。

 

 

 

 

園生活の中で一人で遊んでいるのではないか。特定の友だちがいないのではないか。と、心配になることがあるかもしれません。

ですが、子ども達は、一人遊びの段階から着実に次の段階へ進み、遊びの中で様々な事を学び、相手を思いやる気持ちも育ってきています。

 

私達大人に出来ることは『あたたかく見守ること』、子どもの姿を『認めること』、出来たことを『褒めること』。

そうすることで気持ちが充分に満たされ、安心して育っていきます。

お子様と離れて過ごす時間、心配事があって当然だと思います。何か聞きたいこと、気になることありましたらいつでもお声かけいただけたらと思います。

ご家庭との連携をしっかり図りながら、子ども一人ひとりの成長を見守り、援助していけたらと考えています。            

 

文責:若松

8/12のメニュー

8/12のメニューは、『厚揚げマーボー』『長ネギのスープ』でした。

 

厚揚げマーボーには、挽肉・玉ねぎ・人参・干し椎茸のみじん切りが入り、2種類の味噌やオイスターソース、中華だし等で味付けしました。

大量調理では、豆腐が崩れやすいため、挽肉と野菜をしっかり炒めてそこでしっかり味を付けてから厚揚げを加えるようにしています。

また、木綿豆腐を使うよりも崩れづらく、食べ応えのある麻婆豆腐に仕上がります。

 

長ネギのスープは、長ネギとベーコンをバターで炒めてからスープに加えました。

炒めてから加えることで、ネギの甘みも出て、バターのコクも加わり、食べやすいスープになりました。

 

 

文責:米澤

 

 

子どもを守るために!~園内研修「社会的養護下のこども理解と援助」~

7月31日(土)、鹿屋乳児院所長 躯川 恒さんをお招きして、「社会的養護下のこども理解と援助」と題し、こども園・保育園・まふぃん・アフタースクール合同の職員園内研修を行いました。

実際に乳児院にお勤めの方からお話を伺う機会はなかなか無く、社会的養護の実情や、児童相談所・児童養護施設や乳児院のそれぞれの役割を学び、日頃私たちが沢山の子ども達・ご家庭と関わる中で心掛けていきたいことを、改めて考えることができました。

 

 

社会的養護とは?


社会的養護の定義は、『保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うこと』であり、その理念は『子どもの最善の利益のために、社会全体で子どもを育むこと』と、厚生労働省のホームページで述べられています。

 

「子どもの最善の利益」とは、子どもに関することが行われるときには、「その子どもにとって最も良いこと」を第一に考える、という考え方です。

錦ヶ丘の職員間でも、よく「子どもの最善の利益のために」という言葉が出てきます。保育者は色々な背景を知るが故に様々な視点を気に掛けながら考えてしまいがちですが、“その子にとって、何がベストなのか”を軸に、これからも子ども達を見つめていきたいと改めて感じることができました。

 

 

子どもの権利を守るために


社会的養護の具体的な取り組みとして挙げられるのが、「施設(児童養護施設・乳児院 )」や「ファミリーホーム・里親」です。

全国ではおよそ45,000人の子ども達が、社会的養護の環境の下で生活をしています。

 

わたしがこの研修で強く心に残った言葉の一つが「血のつながりは関係なく、思いがあれば親子になれる」という躯川さんの言葉です。

里親=新しい家族の形。一言に“里親”と言っても、その種類は様々であり、里親になる方々のきっかけも様々です。

どんな背景であれ、思いがあれば、親子になれる。そして、思いがあれば、一人でも多くの子ども達にあたたかい家庭的な環境で、健やかに育つ選択肢が与えられるのです。

 

そしてそれは、子ども達の権利の保障になります。

 

 

「子どもの権利条約」には、全ての子どもには、以下の4つの権利があると述べられています。

・生きる権利 ・守られる権利 ・育つ権利 ・参加する権利

https://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_rig.html

 

 

それらの子ども達の権利を守るための“子どもアドボカシー”という言葉を、今回の研修で初めて知りました。

 

アドボカシーとは、“声を上げること”。つまり、子どもアドボカシーは、“子どもの声や思いを聞くこと・伝えること”です。

大人はつい、「この子にとっては〇〇な環境がいいだろう」「この子に必要な経験は〜だろう」と決めてしまいがちです。しかし、子ども自身の考えがきちんとあること、主人公は子ども本人であることを忘れず、子どもの声をきちんと聞いて一緒に考えていくことが、一つ一つの決定にとても重要であることを感じました。

 

このことは、大人主導ではなく、子ども自身が考え、決めていく機会を大切にしている錦ヶ丘の保育にも同じことが言えると感じます。

 

 

 

わたしたちにできること


『虐待かな?と思ったら、189(いち はや く)』という言葉をご存知の方も多いと思います。

近年、虐待相談件数は年々増加し、令和元年度は193,780件で前年度より20%増。

これは、シンプルに「虐待の数が増えている」という訳ではなく、「虐待かもしれないとアンテナを張る人が増えたからこそ」の数字です。

 

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/dial_189.html

 

一人一人が意識をもつこと、地域の繋がりの中で子ども達を見守ることは、誰もができる社会的養護の第一歩なのかもしれません。

子ども一人一人の大切な命を守り、どんな背景や個性があっても「子ども自身」を大切にまるっと受け止めていくことを、こども園の職員は子どもに関わるプロとしてこれからも努めていかなければならないと、強く感じる研修になりました。

 

そのためにも、

・サインに気付くための知識を“日頃から”持っておくこと。

・あれ?と思った時にすぐ情報共有できるよう、“日頃から”子どもの姿を捉えること。

・職員みんなで、子どもみんなを見守る意識を“日頃から”持っておくこと。

等、“日頃から”できることを一人一人が意識しながら、これからも大切な子ども達を見守っていきたいと思います。

 

 

 

【参考】

子どもの権利条約-日本ユニセフ協会

里親制度とはー公益財団法人全国里親会

「子どもアドボカシー」とはー教育新聞

 

 

文責:迫田

感触遊び ~石鹸遊び編~(1歳児 つくし組)

つくし組では、4月から様々な感触遊びを楽しんできました。これまで、砂・泥・水・氷遊び等をブログの中でもご紹介しましたが、今回は、石鹸遊びをした時の様子についてお伝えしたいと思います。

私は、石鹸遊びを計画した際に、ふと、「子ども達は『固形石鹸』を見たり使ったりしたことはあるのかな…」と思いました。

最近はご家庭でも、泡で出てくるハンドソープやボディーソープを使うことが多いですよね。

 

 

石鹸を触ってみよう!


 

「これ、何か知ってる?」と子ども達に尋ねると、一人の子どもが大きな声で「石鹸!!」と答えてくれました。その時の私の心は、『よし!』とひとまず、一安心。

興味津々で箱を見つめている子ども達ですが、まだ、箱からほのかに漂う石鹸の匂いには、気づいていないようです。

 

箱と袋からそっと石鹸を出すと、益々、身を乗り出してくる子ども達。

一人ひとりの顔に石鹸を近づけると、匂いに気づき鼻を動かしていましたよ。また、手の上にのせると渡すとすべすべした感触に気持ちよさそうな表情が見られました。嗅覚や触覚などの五感で感じ取っていることがわかります。

 

 

今回、私が『石鹸遊び』を計画した際に、泡で出てくる石鹸ではなく、固形石鹸を選んだのには理由があります。

固形石鹸は、固形から泡になるまでにどんどん形を変化していきます。子ども達に変化していく時の過程の不思議さ、感触の変わっていく様子を遊びの中で感じ、気づいて欲しいと思ったからです。

 

早く遊びたい子ども達の様子に私も嬉しくなりながら、みんなでテラスへと移動しました。

 

 

準備していたおろし金で石鹸を削ると、細かくなった石鹸がひらひらとタライに落ちていきました。その様子に気づいた子ども達は、早速手に取って握っていましたよ。

 

 

私達保育者は、問いかけるのではなく、子ども達自身が自分で触り、感触の違いに気づくのを待ちます。(思考力・判断力・表現力)

子ども達は、先ほどまでのすべすべした感触と違い、手で握りしめるとヌチャッとする感触に一瞬驚いたような表情をしていました。ヌチャッとする感触を確かめるように触り続ける子ども、削れた石鹸がひらひらと落ちてくるのをキャッチしようと待ち構える子どもなど、興味をもつポイントは様々です。

保育者は、それぞれの子どもが自分の興味をもったことを満足するまで遊べるように見守ります。(学びに向かう力)

 

 

 

泡って気持ちいいね!


ご家庭でも入浴の際に使う『泡』は、子ども達にとってとても身近な物で親しみやすかったようです。

タライの中にどんどんできてくる泡に大興奮!すぐにタライの中に入って、まるでお風呂に入っているようでしたよ。

 

ふわふわの泡を手ですくいあげたり、腕などの体に優しくつけてみたりと思い思いに感触を味わっていました。(豊かな感性と表現)

また、テラスの周り全体が石鹸の心地よい香りに包まれ、なんだかホッとする空間と時間になっていました。

 

 

五感でいっぱい感じることができる『石鹸遊び』、まだまだ続く暑い夏の間、楽しんでいきたいと思います。

また、これからも様々な感触遊びをしていくことで、これから出会う『初めて』のことにも「やってみたい」と思えるような心を育んでいきたいと思います。

 

 

文責:川宿田

8/11のメニュー

8/11のメニューは、『ロールパンサンド』『鶏肉のオレンジ焼き』『ブロッコリーのペペロンチーノ風』でした。

 

ロールパンサンドは、キャベツ&ウインナーとポテトサラダの2種類を作りました。

キャベツは炒めて塩胡椒で味を付け、ウインナーは南州農場さんの無添加ウインナーを使用しました。

ウインナーは皮が嚙みちぎりづらいため、切り込みを入れてから焼き、子ども達が食べやすくなるよう工夫しました。

ポテトサラダには、みじん切りにしたじゃが芋とパセリが入り、にこにこ畑さんから届けて頂いたじゃが芋が綺麗な黄色だったため、とても色鮮やかなポテトサラダになりました。

サンドイッチは給食であまり出ないためもちろん人気でしたが、ブロッコリーのおかわりも進んでしてくれており、ピカピカになった食缶やボウルばかりが返ってくるのを見ると、やはりとても嬉しく感じます。

 

文責:米澤