伝統行事について(鬼火焚き)年長

令和3年が明け、早や、1ヶ月経ちました。

新春1月の伝統行事としては、何といってもお正月、そして鬼火焚き、七草、成人式などがあります。

今回は鬼火焚きについて、園で行った活動の中から、年長の活動をご紹介します。

 

 

鬼火焚き


鬼火焚きをご存じでしょうか?

鬼火焚きを検索すると、『九州地方で正月7日に行う火祭り』とでてきます。正月飾りについた悪霊(鬼)を追い払う鹿児島の伝統行事だそうです。

正月を過ぎて、吉野の近くの吉田地域や姶良市などを通ると、田んぼの中に竹や木切れでできた大きな鬼火焚きのやぐらが立っています。

燃え盛る炎を前に、一年間の無病息災を祈る鹿児島の伝統行事です。

 

こども園の鬼火焚きは…


今年、こども園でも鬼火焚きをしました。

燃やす為の木や竹を、1時間かけて年長の子ども達が錦坤館前から、園庭に運び、その姿を見た年中組の子ども達もたくさん手伝いにきてくれました。「たくさん運びたい!」という思いから、手押し車を持ってきたり、バケツを持ってきたり、子ども達も一度にたくさん運ぶことができる手段を考えていました。(10の姿:協同性・社会生活との関わり・思考力の芽生え)

 

さて、こども園の鬼火焚きのやぐらになる材料は何でしょう?

なんと台風などで折れた園内の枝や木切れ、使えなくなった木の看板などをためておき、捨てることなく使用しました。また、おやじの会が作ってくださった門松を解体して、竹なども本来の鬼火焚きのように組んで火をつける準備ができました。

 

 

「焼き芋がしたい!」


年長は「焼き芋をしたい!」ということで、前日に買い物に行きました。

焼き芋ということで、てっきり“さつまいも”を想像していたのですが、子どもたちが買ってきていたのは、なんと、“じゃがいも・あかじゃがいも・さといも・あんのういも・ながいも”。

これらの芋をどのように焼いたらいいのか調べたところ、さつまいもと同じようにすればいいとあったので、早速準備に取り掛かります。

 

 

芋類を全部洗い、新聞紙を濡らし、子ども達が芋をくるんでいきます。

「あっ、破れる。」「あっ、まただ。」「今度は破れなかったよ。」「なんでかな?」「先生、新聞紙あんまり濡らしたら破れるかも。」と子ども達が経験しながら、解決策に気付きました。

新聞紙でくるんだら、次はアルミホイルで包みます。大人がアルミホイルを切っていき、子ども達が包んでいくのですが、「どうするの?」と聞くので、「芋がはみ出さないように、包んでね。」というと、芋の大きさに合うアルミホイルを芋と比べながら探し、大事そうに包んでいきました。初めは中の新聞紙が見えていたこともありましたが、こちらも何個かするうちに包むコツを覚え、新聞紙が見えないように包んでいました。(10の姿:自立心、協同性、思考力の芽生え)

 

芋の準備ができたので、炭火にくべに行きます。

その前に、1年間の無病息災を願って、煙を体につけました。(10の姿:健康な心と体、自然との関わり・生命尊重)

火の勢いが強かったので、芋を炭火に入れるのは大人がしました。離れて芋をいれるのですが、脚が熱くて熱くて・・・火の力ってすごいと改めて感じました。

芋が焼ける間年中組が焼いた餅をもらい、年少組が作ったぜんざいをいただきました。

 

 

焼きあがった芋の味は・・・

熱いうちに、芋を切りました。まだ湯気が出て熱々でした。

テラスで芋を新聞紙から外していると、子ども達が気付いてやってきました。一口食べて「おいしい!」と感激の子ども達。

リズム室に切った物を持って行くと、給食を食べ終わった子ども達がどんどん食べに来ます。年中組の子ども達ものぞきにきたので、「どうぞ」と芋を渡すと、嬉しそうにもらっていきました。

他学年の子どもたちや、火を起こしてくれたバス部の先生たちにもおすそ分けを持っていき、鬼火焚きが終了しました。

 

 

鬼火焚きの片付け


鬼火焚きにででた灰は、捨てません。畑の肥料になります。

自然界にあるものの中に、捨てるものはありません。食物連鎖と同じですが、全てが循環して、自然界は成り立っています。

環境を大切にすることを子ども達も感じてくれると嬉しいです。

 

★ 鬼火炊きについては、こちら のブログもどうぞ!

 

文責:福元 恵美子

 

2/3のメニュー ~節分メニュー👹~

2/3のメニューは、『巻き寿司』『いわし』『節分汁』でした。

 

立春の前日を”節分”といい、今年は例年の2/3ではなく、2/2でした。2/3でないのは37年ぶり、2/2となったのは124年ぶりのことだそうです。

給食では1日遅れの2/3が節分メニューでした。

巻き寿司は、子どもたちが自分で巻いても良し、具とご飯を別々に食べても良し、という形で提供しました。具は、卵焼き・きゅうり・干瓢・椎茸の4種類です。

干瓢と椎茸は薄口醬油・きび糖・味の母でじっくりと煮て甘い味付けを染みこませ、卵焼きは、卵・はんぺん・調味料をミキサーにかけてなめらかにし、オーブンで焼きました。

別々で食べるかな?と思いましたが、上手に巻いて美味しそうにかぶりついている子どもが多かったです!

いわしも、ししゃものように頭から尻尾まで食べられますが、頭のところは少し硬めで子どもには少しハードルの高い食べ物かもしれません。

年少以上のクラスでいわし、年少少以下のクラスは白身魚で提供しました。

苦戦する子もいますが、それでもほとんどの子どもが食べており、何でも食べられるって凄いなあと感じます✨

中には手で持って頭からかぶりつく子もいました(^^♪

 

 

文責:米澤

 

 

心の中にたねをうえ、大きく育て花咲かそう(うさぎ組)

3学期に入り、自分の事だけでなく、周りの友達に優しい言葉を掛ける子どもや思いやりをもつ子ども達の姿が多く見られるようになりました。

1月の誕生会の中で心があたたかくなるエピソードがありましたので、ご紹介します。

 

 

誕生会は、友達の保護者が来ることや、いつもと少し違う”特別な日”ということもあり、誕生児だけでなくお祝いをする子ども達も、毎月とても楽しみにしています。

うさぎ組の誕生児は、ケーキのイラストが書いてあるバッジをつけ1日過ごしています。このことでより特別感を感じることができ、まだ誕生日がきていない子どもは今か今かと心待ちにしている姿があります。

誕生児がバッジを付け過ごしていると、友達のバッジに気付いた子どもがいました。

S君「〇〇君、お誕生日おめでとうだね!」

Aちゃん「一緒の4歳だね!」と声をかける姿がありました。

気持ちが詰まった「おめでとう」と、少し照れた「ありがとう」を聞くことができました。

 

また、砂遊びをしている子ども達は、砂のケーキに小枝のロウソクを立て、「誕生日の友達にあげたい!」と教えてくれました。

誕生児は持ちきれないほど沢山のプレゼントをもらっていました♩

 

今までは、友達のお父さんやお母さんが来る事に羨ましさを感じ、涙する子どもや”僕も私も一緒に遊んで!”と取り合いになることもあった子ども達。

けれど今は違います。

素直に「おめでとう」と言葉で伝えられること。自然と友達をお祝いしたいという気持ちが出てくることにとても成長を感じ、感動させられました。

 

 

 

心の中に、たねをうえ、大きく育て花咲かそう【認定こども園 錦ヶ丘の園歌より抜粋】

 

子ども達はこども園でただ楽しく過ごしているだけではなく、周りの友達から刺激を受け、心や頭の中で様々なことを考えています。

一生懸命伝えようとする姿や思いをしっかり受け止め、園歌にもあるよう子ども達の心の中に経験の種を沢山撒き、自分や相手を大切に思える心が育つよう、これからも過ごしていきたいと思います。

 

 

文責:武田

運筆力(うんぴつりょく)から生まれる学習への意欲(年長)

前回 、塗り絵のお話をしました。その中に「運筆」という言葉が出てきました。

今回はその「運筆」について紹介いたします。

 

 

運筆力(うんぴつりょく)とは?


「運筆力」とは、自由自在に鉛筆を動かす力のことです。鉛筆の持ち方や動かし方を練習し、安定した字を書くための「筆圧」を調節していくことで高まります

就学の事を考えると「文字を読めることと書けることを先にした方が良いのでは?」と大人は考えがちですが、子ども達にとっては「スラスラ書けること」は学習への意欲を高める大事なことなのです。

そのための土台になるのが、運筆力です。

 

 

力を抜いて伸び伸びと書く


こども園でも、作業療法士の中鶴さんの指導の下、運筆の活動をしました。

活動の流れとしては、以下の3つがあります。

①横の棒線を書きます。右⇔左と往復します。

②縦の棒線を書きます。上⇔下と往復します。

③円を書きます。ぐるぐる書きます。

 

このシンプルな一連の活動には、間違いなどありません。“はみ出すこと”や“上手に書くこと”などは何も気にせず、伸び伸びと書くことができます。

力を抜くことで、手首が柔らかくなります。小学校の先生からも、「文字を書く時に大切なのは手首の柔らかさです」という話を聞きました。

 

 

 

運筆活動をする前に描いた絵と、運筆活動をした後に描いた絵


運筆活動を始める前に、子ども達にA4サイズの白い紙を配り、なんでも好きな絵を描いていいよと伝えました。

子ども達は思い思いに描いていました。中には、何を描こうか少し考えている子どもや、紙の端っこに小さく描いている子どももいました。

そして、次に運筆活動です。新聞紙にクレパスで棒線や円を描きます。

何を描こうか、どういう風に描こうかと悩む必要はありません。伸び伸びと描き、子ども達も笑顔になっていました。

運筆活動後、もう一度白い紙を配り、好きな絵を描いてもらいました。

すると、活動前とは違い、大きく伸び伸びと描く子ども達が増えました。

このように、運筆力は「書く・描く」ということと、切っても切れないものなのです。

 

 

 

塗り絵をしている子ども達を見ていると、集中して塗ってはいるけれど、線からはみ出している子どもがいます。

そのような子ども達の塗る姿をよく見てみると、色鉛筆やクレパスを動かす時に、手首ではなく腕が大きく動いているのです。

前回のブログで、『「少々はみ出してもいいんだよ」という言葉を掛ける』とお伝えしましたが、小学校以降もずっとそのままでいいわけではありません。

最終的に、線からはみ出さないで塗ることができることを目標にします。これは、小学校で、枠内に文字を書くということに繋がっていきます。

 

こども園では文字への興味を高めるために、書き方教室で文字を書く活動にも取り組んでいます。

今後も運筆活動を取り入れながら、子ども達が、更に「書くこと」や文字への興味が高まるようにしていきます。

 

 

文責:久保田

マンダラ塗り絵の世界(年長)

こども園ではよく「塗り絵」をします。「塗り絵」は、文字を書くのに必要な手首の柔らかさ、鉛筆の持ち方が遊びながら身につきます。

今年度の年長組では、進級してから普通の塗り絵ではなく、「マンダラ塗り絵」に取り組みました。

 

 

マンダラ塗り絵とは?


マンダラ塗り絵は「大人の塗り絵」として紹介されているものもあるくらい、模様が複雑で細かいものになります。

マンダラ特有の幾何学模様で、『模様の対称性を意識して自然に法則を見つけるのが特徴』であり、一般のキャラクター塗り絵のように決まった色がないので、自分で色遣いを考えることで色彩感覚を養うことができます。また、塗りながら図形を理解することで、芸術的・数学的魅力を発見するとも言われています。

最初は女の子たちに人気でしたが、次第に男の子もマンダラ塗り絵に興味を持ち始めました。幾何学的な模様ですので、男女を問わず楽しめるのだと思います。

取り組み始めると集中して塗っています。40分ほど塗り続けていた時もありました。

 

 

 

 

一般的な塗り絵とマンダラ塗り絵の違い


【一般的な塗り絵】

・目と手の協応が養われる

・筆圧のコントロールの練習になる(運筆力)

・色彩感覚が養われる

・達成感を得て自信がつく

 

【マンダラ塗り絵】

・想像力がアップする

・色彩感覚がさらに磨かれる

・幾何学的な感覚を育てる

・瞑想効果で落ち着く

・心を落ち着けることが出来る

・ストレスや不安を軽減できる

・自分の中の潜在能力を発揮できるなど

 

 

塗り絵をする時の関わるポイント


・口出しをしすぎない

大人はつい、「はみ出さないように」や、「バナナは黄色でしょう」などと言ってしまいがちですよね。

イメージの世界に正解はありません。大人の固定観念を押し付けず、子ども達ののびのびした自由な想像力・発想力を伸ばせたら何よりですね。

まずは、伸び伸びと、子ども達の塗りたいように塗らせてみるといいのかもしれません。

 

・お手本のない絵を与える

キャラクターなどの手本となるものが身近にないものだと、自分の考えで塗ることができます。

 

・上手下手に関わらず沢山褒めてあげる

『枠からはみ出さずに塗る』ということにとらわれてしまう子ども達もいます。

はみ出してしまうと「出来なかった」と落ち込んでしまう事もあります。

「少しくらいはみ出してもいいんだよ」「綺麗な色だね」「よく考えて塗っているね」など、子ども達を認める言葉を掛けてあげます。

そうすることで、子ども達はより思いのままに、のびのびとした表現をすることができるようになります。

 

 

 

今後も、保育者がしっかりとした意図を持って子ども達と関わり、子ども達の成長を促していきます。

次回は「運筆」について紹介したいと思います。

 

 

文責:久保田

2/2のメニュー

2/2のメニューは、『れんこんもっちりバーグ』『スパゲティサラダ』『わかめの味噌汁』でした。

 

れんこんもっちりバーグは、みじん切りにしたれんこんをひき肉にたっぷり混ぜ、うすくスライスしたれんこんを、上にぎゅっと押しつけるように乗せて焼きました。

そして、上から昆布と鰹節でとった出汁に、薄口醬油、味の母、きび糖を入れて作ったあんをかけて食べました。

中に入れたれんこんでハンバーグ自体はもっちり、上にのせたれんこんはパリパリで、食感も楽しめるハンバーグになり、あんも出汁の良い香りがして、とても人気でした!

れんこんが普段あまり進まない子どももよく食べていたようでした✨

 

文責:米澤

もし、怪しい人と遭遇したらどうする?(不審者避難訓練)

1月は、不審者が侵入した際の【避難行動を学ぶ・不審者対応方法を知る。】という2つのことをねらいとして、警察の方にも来ていただき、避難訓練を行いました。

 

普段の日常を当たり前のように過ごしている私達ですが、全国的にも子どもに危害を加える事件は多発しています。大人はもちろん、子ども達と安全対策について話し合い、正しい防犯知識を身に付けることが必要となってきます。

今回の訓練でも沢山のことを感じ、学び、課題が沢山見えてきました。

 

 

2006年には、鹿児島市の保育園でもカッターナイフを持った男が侵入したという事件が起きています。現実問題として保育園やこども園への不審者の侵入はどこでも起こり得るリアルな危機と言えます。

例えば、保護者を装って侵入したり、送り迎えの保護者に紛れていたり敷地内周辺の柵や塀を乗り越えて侵入したり・・。

侵入しようとする者が本気になれば、比較的容易く侵入されてしまいかねません。だからこそ、そういった場合に備えて危機管理を徹底しておくことが非常に重要です。

 

今回は、警察の方に不審者役をお願いし、何時にどこから侵入してくるということを職員には知らせずに、訓練を行っていきました。

園庭で元気いっぱい遊ぶ子ども達。そんな中スロープ側から一人の男性が入ってきて、ネームホルダーも下げておらず、不審に感じた職員が声をかけ対応します。

その状況に気付いた一人の年長組の子どもが、近くの職員に、「なんか、怖い人がいる」と言ったそうです。そのようなことを『自ら感じとることができる感覚』を持つことができていることに感心させられました。

子ども自身も【危険に気づく。そして知らせる】ことが身に付いているのかな?と感じさせる出来事でした。

 

合言葉「ミミちゃんの時間です。子ども達はお部屋に入りましょう」

不審者と察知し、放送が流れると子ども達は素早い行動で避難していました。しかし、ここで一つの今後の課題に気付きました。

スロープから侵入してきたのですが、のはら園の子ども達もリズム室の方へ避難していきます。不審者役の方のすぐそばを通って逃げる子どももいました。

『ミミちゃんの時間=リズム室へ逃げる』ではなく、ぐ近くの室内(保育室や錦坤館)に避難する』ということを子ども達や職員で話をし、再認識しました。

 

 

室内に避難すると、鍵やカーテンを閉め、電気を消し、子ども達をなるべく奥で待機させます。

その際心掛けたことが「大人が慌てず、不安を感じさせないように安心できる言葉をかけること。

警察の方の不審者役は、日頃実際の犯罪者を見ていることもあり、リアルに近い迫真の演技で私達職員も緊張感と震えるくらいの恐怖心を抱く程でした。

不審者役とのやりとりは避難した保育室まで聞こえてきます。

そのような状況であってもまずは大人が慌てず、落ち着いて行動することが大事です。【子どもの安心安全】には、大人がどんな言葉かけや行動をとれるのかということも重要になってきます。

不審者対応は、私も実際に援助側として立ち入りました。そこで学んだことは、不審者を興奮させないよう、対応者(受け答え)は一人が行う事、そしてしっかり距離感を保つことです。

対応する職員の命も大事です。凶器を持っているかも分かりません。距離は詰めすぎないことが大事だなと身をもって感じ、職員全体でも共通理解を行いました。

 

 

不審者が去り、安全を確認しました。ほっと一安心する子ども達。子ども達にとっても貴重な体験だったことと思います。

その後、リズム室に集まり、警察の方からご指導をいただきました。

子ども達に向けてお話しいただいたことは2つありました。

①【いかのおすし】の5つのお約束。

・知らない人にはついて『いか』ない

・知らない人の車には『』らない

・「助けて!」と「」お声で叫ぶ

・大人のいるところや【子ども110番の家】に『』ぐ逃げる

・家族やこども園の先生に『』らせる

 

②「自分の身は自分で守る」こと。

そばにいる大人が子供たちの事は守ってくれますが、もしも不審な人に遭遇した時、【いかのおすし】をしっかり覚えていれば自分のことは自分で守る事ができます。

「この5つの約束をしっかり覚えていてください」という警察の方の話を子ども達はとても真剣に聞くことができていました。

『いかのおすし』もしっかり覚えており、普段の訓練の取り組みが身になっていることを感じました。

 

 

 

子どもの安全を一番に考え、まずは避難させること。そしてその次に不審者対応を一人にまかせっきりにするのではなく、数人で行うこと。

今回の訓練で、どの職員も、普段馴染みのない方がいらっしゃったら積極的に声を掛けに行く姿勢と、園庭見守り時の更なる緊張感を日頃から意識できるよう、危機管理能力を高めることが大事だなと改めて感じました。

警察の方から教わったことを全体でしっかり共有していきながら、今自分たちにできることは何かを考え、子ども達が毎日笑顔で過ごしていけるよう、しっかり【子どもの安心・安全】を守っていきたいです。

 

文責:若松

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

環境に合わせて体を動かす(年中 こすもす組)

冷たい風が吹くなか、子ども達は「寒いね〜」と言いながらも、園庭を走りまわったり、砂場で山やトンネルを作ったり、ままごとをしたり、自然物を拾ったりと、元気いっぱいに戸外でそれぞれの好きな遊びを楽しんでいます。

しかし、戸外に出ても、体を動かして遊ぶことが少ない子ども達もいます。

 

そんな子ども達も、「体を動かすことって楽しいな」「ちょっと難しそうだけど頑張ろう」と思い、遊ぶことができるように、運動遊びも意図的に取り入れています。

 

 

『環境に合わせて体を動かす』

環境に合わせて体を動かすって何?と思われた方も多いのではないでしょうか?

環境に合わせるとは、その子に合わせて環境を変えるのではなく、そこにある環境に子どもが合わせて体を動かすということです。

 

例えば・・・机を並べて「机の上から落ちないようにわたる」。

この活動でも、子ども達が環境に合わせて体を動かせるようにしています。その子に合わせて椅子を置いてしまうと、その子は何も考えず、わたることができます。

それでは『環境に合わせて体を動かす』という意図から外れてしまいます。

机を置く時は、「ちょっと頑張ればできる」がポイントです。

子ども達は、「どっちの足から出そう」「どこに足を置こう」「手も使おうかな?」など一生懸命考えながらわたっています。

 

この木に『のぼる』『おりる』という動きの中で、子ども達は、「どうやってのぼろう」「どこを通ったらいいかな」「どっちの足から登ろう」と、木登りだけでも沢山のことを考えて体を動かしています。

このような経験から、子ども達は体の使い方を学んでいます。

最初は、上手く体を使えなかったり、「危ない」と思うような動きをする子ども達もいました。しかし、何度も繰り返すことで、子ども達が環境に合わせて体を動かすことができるようになっています

子どもたちから、「木登りやりたい」という声も多く聞こえるようになってきました!

 

幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿の中に『健康な心と体』があります。

その中に、『外で遊ぶときには遊びの内容だけでなく、危険についても自分たちで考え、気付けるよう援助しましょう。そのためには、生活の仕方を子ども達に委ねながら、少しずつ試行錯誤するところを増やしていきましょう。』という文があります。

 

のはら園、園庭には様々な遊具や木登りのできる木があります。楽しく遊べる道具の一つでもありますが、一歩間違えると大きな怪我をしてしまうこともあるかもしれません。

だからといって、危険な場所を遠ざけるのではなく、保育者が見守る中で、たくさん挑戦し、『できた!』という経験を子ども達自身が積み重ねていけるようにしていきたいです。

 

 

文責:武石

遊びから見える協同性(年中 こすもす組)

3学期初めの頃のブログ で、年中の保育について、お伝えしました。

どのような意図を持って保育を進めていくのか、❝幼児期の終わりまでに育ってほしいの10の姿❞から捉えてお伝えしましたが、

今回はその中から協同性にスポットを当ててお伝えします。

 

 

はじめに・・・

『協同性』とは、読んで字のごとく、協力や協調性を意味しています。

また、10の姿の視点から見ると、以下の2点が目的だと考えられます。

友だちとの関りを通して、互いの思いや考えを分かち合うこと。

● 友だちとの関りの中で、互いの意志や考えを共有し、実現するために、工夫したり、協力する充実感を味わいながらやり遂げるようになること。

 

日常の保育に加え、運動会やフェスタなど大きな行事を通して、友だちと一緒にやってみたら楽しい!おもしろい!という事を知った年中組。

この期間があったからこそ、また遊びに変化が見られるようになりました。

まず、一緒に遊ぶ為には言葉でのやり取りができること遊びへのイメージが共有できることが必要になります。

子ども達の様子を見ていると「ねえ、仲間に入れて」「一緒に遊んでいい?」こんな会話が聞こえてきます。
そこから遊びがスタートし、遊びの輪が広がっていきます。

 

大人数で遊べるという事は、一人ひとりのできる遊びが増えたのはもちろんですが、一人ではなく「誰かと遊びたい」「楽しいと思う気持ちを共有したい」という気持ちが芽生えたこと、そしてそれを受け入れられるようになった子ども達の心の成長があったからだと思います。

 

協同性は一日で育つものではありません。

友達と一緒に遊べるようになっても、一緒に遊べるから安心という訳ではなく、遊びの最中に意見が対立したり、上手く相手に気持ちが伝わらずに涙したりする事もあるので、これからも私たち保育教諭の見守りは必要不可欠です。

その中でどんな会話が繰り広げられているのか、どんな気持ちのやり取りがあるのかを見逃さずに、協同性につながる経験を大切に積み重ね、進級に向けて遊びを見守っていきたいと思います。

 

 

文責:鈴木