まこと先生と遊んだよ(年少)

こども指導で、作業療法士の中鶴真人先生から童具の遊び方を教えていただき、年少合同で保育者が意図して組んだ活動を取り入れてみました。

活動のねらいは「接近・共有をする中で、社会性を引き出す」でした。遊びの展開一つ一つにも必ず意味があり、活動を通じて子どもの行動にも変化が見られます。

今回この活動を通して、新たな子どもの姿や発見、向き合い方について感じること・気付くことが多くありました。

子どもが《遊びの中で学ぶ》と同じように、私達も学ぶことができることを改めて感じました。

 

 

童具でこんな遊びをしてみました。

①机の上に童具を投入し個人で自由に積む


活動のルールは、“机から童具を落さない。落としたらすぐ拾う”といったシンプルなものです。

自由にそれぞれが創造力豊かに積み上げて遊んでいきます。同じグループの友達と童具を共有しながら楽しむことができていました。

 

作ったものを崩し、中央に集める


「じゃぁ、一回崩して机の真ん中に集めるよ!」という言葉掛けに、子ども達は一斉に作っていた物を崩し、中央へ寄せていきます。

中央に集まる際、四方から子どもたちの手で押すため机から落ちてしまいます。この時、どの力加減で押したらいいか考えたり、童具の角が手のひらに当たる感覚等を受けたり、多くの刺激を受けます。

 

再度中央に集め、高く積み上げる


ここで、個人で積んでいた遊びから、グループで1つの山を作るという新たな遊びを投入されます。

この時子どもたちは、先程経験したことからの切り替えが難しく、なかなか中央で積む課題を理解する事が難しい姿が見られました。

ついさっきまで経験していた事を今の活動に実行してしまうことや、新しい遊びのルールを理解するまでに時間がかかることは、3歳児の発達として当然な姿です。何度も、遊びをこなす事によって、前の活動内容との違いに気づく事ができます。

 

高く積み上げた物同士で、高さ比べをする


「どこが1番高い?」と問うと、必ずといってよいほど子どもたちは、「僕達(私達)のが高いよ~!」と自分のグループのものを指差しをします。

この姿から、子どもたちの視野はまだ、自分のグループだけと少し狭い事や、高さの概念を完全に取得していない事がわかります。ここで、保育教諭と一緒に高さ比べをする事で、他のグループへ目を向けて興味をもつ事ができます。

また、“高さ”という数の大小の概念にも触れることが出来ます。

 

ジャンプをして、崩す


「みんなでジャンプして崩してみよう!」

思いっきりジャンプして楽しみます。この活動は、崩すことが到達目標ではなく、活動に緩急を付けることが目的です。

40分ほど集中や緊張感をもって取り組んできた子どもたちの気持ちを少し緩めることは、とても大切な場面です。ここで一旦気分転換を行い、また遊びを継続して深めていきます。

 

 

枠を机の上に置き、枠内に童具の全てを入れる


始めは、新しいルールの追加を理解することに時間がかかる子どもの姿が見られました。しかし、何度も経験を重ねることで少しずつ机の上の童具を枠内に全て入れることが出来ました。

全て積み上げた時の子ども達の達成感に満ち溢れた表情は本当に誇らしく、やり遂げた喜びや自信にも繋がる瞬間だったように感じます。

 

童具遊びの中でも色々な遊び方・使い方があります。様々な遊びのバリエーションを増やし、その時の子どもの様子を捉えて活動を取り入れていく方法を、私たちも学ぶ事ができました。

3歳児の発達を見捉え、これからも、育って欲しい子どもたちの姿を常に考えながらこの童具活動も遊びの中の一つとして継続して取り組みたいと感じました。

 

文責:武田

こすもす組の日々の様子

長いようであっという間だった2学期も、昨日で終わりました。

今日からは、ぐっと人数が減ってのこども園。どこか寂しさもありますが、子ども達は寒さに負けず、元気いっぱい遊んでいます。

 

12月5日に開催されましたにしきっこフェスタが終わり、子ども達の遊びや、友達との関わりに変化が見られています。

今回は、子ども達のにぢきっこフェスタを終えての変化と日々の様子をお伝えします。

 

 

友達との関わり

わくわく運動会やにしきっこフェスタに向けての活動では、クラスの友達、職員との関わりだけでなく、年中組全員と関わる機会が多くありました。

色々な遊びを経験したなかで、自分がやりたいと思う活動を選択することで、途中で飽きることなく、最後まで楽しむことができました。

どのグループの子ども達も、友達と一緒に何かをする・友達と協力する・一緒に活動する上で自分の思いを伝える・自分の気持ちに折合いをつけるなど、1つの遊びのなかにも沢山の学びがあったと思います。

 

このようなクラスの枠を超えた活動を行うことで、仲間意識も強くなったように感じます。クラスの友達とはもちろん、遊びによって他のクラスの子ども達と関わる機会も増えています。

給食の時も、同じ机の友達に優しく声を掛けてあげる姿を見ました。準備が終わっていない子ども達にも、焦らすのではなく「後、〇〇が足りないよ。」というような優しい言葉を掛けてあげていました。

同じ机の友達と「いただきます」をする時は、同じ机の友達と声を合わせて挨拶しています。

 

 

日々の遊び・保育

遊びの幅も広がってきています。遊びの中での友達との関わりも増えてきています。

 

★鬼ごっこ・しっぽとり・氷鬼ごっこ

子ども達同士でルールを決めています。

逃げたり、追いかけたりする時には、すこしずつ周りを見ながら走れるようになっています。

 

★どんぐり探し

のはら園では、どんぐりや花びらを探す紫帽子の子ども達がたくさん!!

枯れ葉のしたにも隠れていないか探しています。見つけると、友達にも「落ちてたよ!」と教えてあげています。

 

★お店屋さん

戸外では、花びらやどんぐり屋さんを開き、石をお金に見立て遊んでいます。お店を開く場所も、木のベンチを使ったりと、次々と色々なアイデアが浮かんでくる子ども達。

今までの買い物などの経験からか、「1個100円だから安いよ!」と、接客も本当のお店屋さんのようでした!

室内では、お弁当作りを楽しんでいました。3学期はお店屋さん遊びが始まりそうな予感がします☆

 

★みんなでのはら園を探検

探検という名の体を動かす遊びも行いました。普段は登ってはいけない滑り台や木登り、アスレチックの網を上から下に下りるなどなど。

『手や足をどう動かしたら登れるか下りれるか』子ども達は自分で考えながら、一生懸命体を動かしていました。『どうやったらできるかな…』と、友達がしている姿を見ている子ども達の目はとても真剣です。

できた時の達成感は、子ども達の顔の表情や「楽しかった!またやろう!」という声から伝わってきます。

 

こすもす組の子ども達は絵本も大好きです。

毎朝、「今日はなんの絵本かな?」と楽しみにしている子ども達もいます。

ちょっと長めのお話も集中して見ていますよ!

その他にも、歌を歌ったり、サークルタイムで自分の気持ちを相手に伝えたりする時間も作っています。

 

 

サークルタイムでは、自分の思いを発表するだけでなく、相手の発表を聞く姿勢、態度も心掛けています。

少しずつ年長組への進級、その先の就学を見据えた活動や関わりの工夫をしていきます。

 

 

3学期も子ども達の興味関心に目を向け、やってみたいという気持ちを大切に保育をしていきたいと思います。

2学期も様々なご理解、ご協力ありがとうございました。よいお年をお迎えください。

 

文責:武石

今日は一人で遊びたい!(うさぎ組)

2学期に入り、園生活に自信をもち始めた子どもたちは、戸外で自分の好きな遊びを存分に楽しむ姿があります。

今回は、参観週間に来てくださった保護者の方からご相談がありましたひとり遊びについて、うさぎ組であったエピソードをもとにお伝えできたらと思います。

 


A君とB君は2学期に入り、登園してくると声を掛け合い一緒に遊ぶ姿がありました。

いつものように、A君が「一緒に遊ぼう!」と声を掛ける様子はありますが、なぜかお互いとても困っている表情でした。

そこで、2人に話を聞くと

A君:「B君が僕と遊んでくれない。」

保育教諭: 「どうして一緒に遊びたくなかった?」

B君:「今日は、1人で遊びたかった」と返事が返ってきました。

 

この時、B君はA君と遊びたくないという感情ではなく、“いま僕は、この遊びがやりたい”という姿が見られたのだと感じました。

その後、B君の1人で遊びたいという気持ちとA君の一緒に遊びたかったという気持ちを受容。一度しっかり受け止めることでお互い違う遊びを楽しむ様子がありました。

 

 

最近、保護者の方から、

「他の友達と関わる事が出来ていないのではないか。」

「友達と遊ぶことができているか心配です。」

と、ご相談を受けることがあります。

錦ヶ丘の推薦図書でもあります『世界基準の幼稚園~6歳までにリーダーシップは磨かれる~(著者 橋井健司さん)』には一人で黙々と遊んだ子どもには自然と魅力が備わる。3〜4歳の子どもはまだ「一人遊び」でいいといった記載があります。

 

もちろん、保育教諭も友達と遊ぶ楽しさを知って欲しいという思いはありますが今年度初めに年少職員で話し合って立てた年間の保育のテーマである「自分らしさを見つけよう!〜あそんで・わらって・たのしんで〜」とあるように、年少という発達年齢を考えたときに、今大切にしたいのは自分の好きな遊びを見つけ、思う存分遊び込むことです。


 

自分の好きな遊びを充実させたり、満足できたりするからこそ周りの友達へ興味を持ち、遊びが広がってくるものだと思います。

うさぎ組では、仲のいい友達と遊ぶ姿もあれば今日はこの遊びをしたいと一人でじっくり遊びこむ姿もあります。

どちらの姿も、3歳児には大切な経験であるため、見守りながら大切にしたいと考えています。

 

文責:武田

”あーあ”で伝わる気持ち(1歳児つくし組)

つくし組の子ども達は、単語や二語文が話せるようになり、落ち着いた環境になると大人や友達に自分の気持ちを表現しようとしています。

1歳児の環境は、子どもが目で見て「あっちで何かしている!」「こっちで楽しそうな事がある!」と分かるよう、家具が低いものを準備しています。

また、環境の一部として子ども達が届くところに緑があります。

つくし組に緑を置いている理由は、

  1. 目で見て植物を楽しむ
  2. 自然物を取り入れることで穏やかな気持ちを育む
  3. 植物を子どもたちの行動を変化させる教材とする

というものです。(3)はなかなか聞かない使い方ですね。

 

 

先日1歳児つくし組で使っている観葉植物が倒れ、土が大量にこぼれました。

 

上の写真のように、緑がある時は通れない、緑がないと通って良い。と、目で見て行動を考えられるような環境を作る教材のひとつとして使っています。

目の前に緑があると触りたくなるのが子ども心。力加減が難しい1歳児は葉っぱを触って葉が破れたり、鉢が倒れたりと、生活の中でいろいろな経験をしています。

今までは鉢が倒れ、土が溢れ出てもササーっとその場を去っていましたが、言葉で気持ちを表現できるようになり、子ども達の行動に変化がでてきました。

 

 

ある日の午後

棚の中に入りたくて鉢をどかそうとした女の子。力の加減が強くて鉢が倒れ、土がたくさんこぼれました。

 

そこへやってきた男の子が「あーあ!」と、土がこぼれたことを保育者に伝えてくれます。

「あーあ」に反応した周りの子が自然と集まり、口々に「あーあ」と言いながら伝えあいが始まりました。

お知らせの「あーあ!」

悲しいの「あーあ…」

同調の「あーあ」

保育者はすぐに対応せず、しばらく見守ることに。

 

するとティッシュを持ってきて土を拭こうとしたり、手で土を集めたりなど、思い思いの対応をしてくれます。

保育者が持ってきた掃除機を手に取り、一生懸命掃除をしてくれる姿も見られました。

 

「あーあ」の言葉一つですが、その一言の中に「大丈夫?」「びっくりしたね」「どうしようか!」「集めてみようよ」と、一人一人の様々な想いが入っていることに感動します。

何気ない一言にも、たくさんの思いが入っている子どもの言葉。

言葉も思いも一緒に受け止めていけたらと思います。

 

文責:水之浦

こども食堂~新聞で紹介されました。

こども食堂、という言葉を最近耳にすることが増えたなと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。8月12日付の南日本新聞には、鹿児島市が行う市内こども食堂への助成についての記事が大きめに載っていました。実はこの記事の写真奥で説明をしているのは私です。数年前から「ナポリ通りのこども食堂」というボランティア団体の共同代表として、こども食堂を運営しています。なぜこども食堂を開催するに至ったか、今回の鹿児島市の取り組みがどんなものかについてご紹介いたします。

こども食堂を始めたころ丁度「こどもの貧困」という言葉がメディアで取り上げられるようになりました。鹿児島県はこどもの貧困率が全国でも下から数えたほうが早いことや、様々な事情でご飯をおなか一杯食べることができないこどもだけでなく、一人でご飯を食べる「孤食」やこどもだけでご飯を食べる「子食」、偏ったものだけ食べる「個食」について知った際に、幼児教育に携わる自分にできることは何だろう?と考えたのがこども食堂を立ち上げる始まりでした。私は、上之園町のナガヤタワー(共生共同型住まいの先駆的事業として国土交通省の助成金を受けた住人参加型住宅)の事務局長も兼務しているので、このような「個食」や「孤食」はなにもこどもに特有の課題ではなく、全世代に共通していることも間近で見てきました。そのため、”こども”食堂というよりは”地域食堂”のような形で、地域の方たちがともに食を囲める場所ができればと思ったということもあります。

 

こども食堂の献立

こども食堂の献立

 

こども食堂を実際にはじめてみると、毎回参加者はボランティアも入れて80名ほど。長期休暇中は100名を超すこともありました。高校生までは無料、それ以上の方は1食300円を頂戴します。ご飯はボランティアが作り、バイキング形式で準備していました。給食食材でお世話になっている敬愛食品やピザの井田食品はじめたくさんの企業が食材を提供してくださっています。お友達同士こどもだけで、親子で、小さいお子さんとおかあさんのお友達同士で、近所のご高齢の方もいらっしゃったり、まふぃん上之園のこども達や他の療育施設からの参加もありました。こども食堂に参加した理由も人それぞれです。当初から通っていた子が6年生になり、片付けや調理を手伝ってくれるようになったり、中高生のボランティア学生もたくさん来てくれます。自分がその年のころには、ボランティア活動なんて考えたこともなかったのに偉いなと感心します。

ナポリ通りのこども食堂開催風景

 

ことしの2月からは通常通りのこども食堂の開催が難しくなりました。それでも、ボランティア仲間でこの状況下でもできることをと話し合い、現在は月に2回食材やお弁当の配布をしています。こども食堂を早い段階から応援している鹿児島市のこども福祉課も、このような状況を見て行政として支援できることを考えてくれました。新聞記事でも紹介されている「GOGOチケットプロジェクト」(GOGOプロジェクトチラシはこちら)を活用すると、スーパーなどでお弁当と引き換えることが出来ます。このプロジェクトは近々鹿児島市政広報番組(KKB)の中でも紹介されます。私も固い笑顔で出てますのでご覧ください 😉

 

私たちがしていることはほんの小さなことかもしれませんが、「食」を大切にする錦ヶ丘の一員だからこそ今後もできるだけ続けていきたいと思っています。このブログを読まれた方で、いろんなご事情があってナポリ通りのこども食堂で配布している食材を分けてほしいな!という方がいらっしゃいましたらお声掛けください。(堂園春)

こども福祉課担当のTさんと

このあいだ放映も終わったみたいです

 

 

ハイオクで今日も元気!

午後の時間を利用して、非常勤職員を中心に給食研修を行いました。6月の育児講座の内容とほぼ中身は同じです。自分の園の特色をしっかり理解していなければ保護者の皆様にも説明ができません。研修のおわりに何人かに感想を聞いてみると、バス部の大矢が名言を。「いつも園長と贅沢な給食だねと言いながら食べています。車に例えると、質のいいハイオクガソリンで長く調子よく走る車と、粗悪なガソリンで車が壊れてしまって結局修理代が高くついてしまうのと同じことですね!園でのいいご飯はハイオクガソリンですね」。給食と給食費については保育園のブログにもくわしく書きましたので、こちらをご参照ください。

 

さてこの2・3日のごはんです。朝から良いにおいがしていた「鶏飯」の日。鶏ガラをしょうがとネギで煮てスープを取ります。鶏肉を手で細かく裂きます。シイタケは味をつけて煮ます。錦糸卵を作り、たくあんを細切りにします。さつまあげ用にはトウモロコシをゆでて身を削ぎ、さつまいもとニンジンをゆで細かく切ったものを魚のすり身と混ぜてあげます。手間暇かけただけあって、お代りもたくさん。薄味でさらさらとご飯が進みました。

鶏飯、さつまあげ、かるかんの郷土メニュー!

さつまあげもすり身と野菜を混ぜて手作りです。

 

新鮮トマトがたっぷり入り赤色が食欲をそそる、トマト肉じゃが・もやしの味噌汁・ひまわり工房のパン&ホワイトソースピザ、は本日のメニューでした。味がじんわり染みた肉じゃがには、豚肉ではなくやわらかい牛肉がたっぷり。もやしの味噌汁は味噌の香りが立ち上がりあと2杯ぐらい食べられそうな気がしました。(実際には肉じゃがのじゃがいもでおなか一杯)。ひまわり工房からは焼きたての食パンが届き、給食室によると焼きたてパンの香りに包まれる幸せ~な時間が流れていました。食は元気の源です!

トマト肉じゃがともやしの味噌汁

 

堂園(春)

一人遊びもいいの?(こすもす組)

梅雨入りしたかと思うと晴れの日が続いたり…おまけにここ数日は桜島の灰も降ったりして、晴れているのに窓を開けられないという今日この頃…

特に雨の日は湿度が高く、室内は蒸し暑いで空調のドライのスイッチをON!!

 

子どもは汗っかきですので、こまめに水筒の飲み物を飲むように促して、室内での脱水症に気を付けて過ごしていきます。

 

 

雨が続きますが、晴れた隙を狙って戸外で遊ぶ様子をお伝えします。

 

 

 

外遊びの内容も変化してきて、虫探しや泥団子作りはよくしていますが

「友だちと協力して遊ぶ」姿が多く見られるようになってきました。

 

 

年中になり、年少までは一人遊びや保育者と一緒に遊ぶ子どもが多かったと思いますが、だんだんと「友だちと遊ぶ」

「ルールを決めて遊ぶ」「役割を決めて遊ぶ(ままごと、鬼ごっこ)」

 

 

これはどの子も急に見られる訳ではありませんし、実際はまだ一人遊びを存分に楽しんでいる子どももいます。

 

 

 

子ども達は生まれてすぐはお母さんを中心とした養育者と共に、安全が確保された環境のもとで生活します。

 

それがやがて年齢と共に、心も体も発育し、ちょっとずつ周りの世界に目を向け出し色々な事や物に興味が芽生え始めます。

 

始めは玩具であったり、絵本であったりしますが、次第に人や動物など動きのあるものに興味が移っていきます。

 

年齢でいうと個人差はありますが、2、3歳頃でしょうか…

興味の幅が広がるだけで遊びの幅も広がり、一人遊びを十分満喫した子どもは、次第に人との関わりを持ちたいと思えるようになり、仲間を作って遊ぶようになります。

 

 

なので、一人遊びをする時期も大切な成長の過程であり、こども園のような集団生活を経験する事が子どもの社会性を一層高めて豊かな発達を促すということに繋がっていると私は思います。

 

 

保護者の方から「うちの子は一人で遊ぶ事が多くて心配」「家では兄弟でケンカばっかりしてしまうからお友だちと仲良く遊べているか心配」という声を耳にします。

 

 

でもご安心ください!!一人遊びも大事な成長過程!必要に応じて一人ひとりに寄り添って声かけを行い、遊びを見守ります。時には友だち同士で気持ちの折り合いがつかず、言葉が足りなくてケンカになってしまうこともあります。

そこは我々保育のプロが状況を判断し、適切な対応を行いますのでご安心ください。

 

 

先週の土曜日はお隣の錦ヶ丘保育園で園内研修に参加してきました。

(詳しくは6月8日の主任のブログをご覧ください)

子ども達の為に我々保育者は日々学び、情報発信していきたいと思います。

 

 

保護者の方からも子育てをしている「こういう時はどうしたらいいの?」など、育児の悩みや疑問があると思います。

 

 

一人で抱え込まず、我々にご相談ください。微力ながらもお答えできるよう努めますし、私も我が子は0歳児ですが育児奮闘しています…一緒に子育て楽しみましょう!

 

 

文責:鈴木

にじ組 植栽体験を通して

年長組で取り組んでいる植栽体験

数名の子ども達が植えたそれぞれの野菜が少しずつ大きくなってきました。

今までは興味を示していなかった子ども達も、プランターの様子を見たり、水やりをしたりする姿を多く見る様になりました。

子ども達の姿は様々で、出来れば全員に体験させたいという思いもありますが、子ども達の思いを受け止めつつ、実際に植えることだけが全てではないと考えます。

幼児期の子ども達の姿として、見ることも経験の一つであると考えるからです。

 

実際に、年長組の子ども達が植栽体験をしていると、「何してるの?」と寄ってくる子ども達が多いことを感じます。話をして、様子を見たらまた遊びに戻ったり、仲間に入れてと加わったり、遠くからこちらの様子を気にしつつ遊んでいる子ども達も

あ!何かしてる!何だろう

この前植えてたやつだ!

何ができるのかな?

 

葉っぱが出てきたよ!

葉っぱチクチクしてる!

お花が咲いたよ

 

赤い花が咲くのかな…?

これお友達が植えたきゅうりなの? 

間引きって何?

僕も何か育ててみたい

私も食べたい!

子ども達はどのタイミングで興味を示すかわかりません。子ども達が興味を示したタイミングを私たち保育者は逃さないように、子ども達の気付きやどうしてだろう調べてみたい、やってみたいの気持ちを大切にしています。その気持ちが、探究心を高め、学びに繋がっていくからです。

今は興味を示していなくても、小学校の授業の中で、それこども園で見たことある!その虫こども園にもいたよ!と思い出すかもしれない、それでもいいと考えます。子ども達がこども園の中で、見たり経験したりしたことが、小学校に就学したときに思い出して、学習意欲を高めるかもしれない。そう思うと、全てが大切なプロセスだと感じています。

これからも、子ども達の気付きや反応を大切にしながら、子ども達の成長を見守っていきたいと思っています。

文責:田中

☀️楽しい年長組(そら)☀️

毎日楽しく遊んでいるこどもたちですが、最近は水遊びからどろんこ遊びへと…

毎日の洗濯が大変だとは思いますが、遊んでいる子ども達の表情は素晴らしく楽しそうです☺️

シャワーで泥を洗いながら「めっちゃ楽しかったぁ」と本当に楽しそうでした。

さらさらした砂の感触から、ぬるぬる、どろどろ、ぺたぺたした泥の感触へ。

初めてどろんこを触った年少少や年少の頃は、この感触を嫌がっていた子ども達もいました。

洗濯のことを考えるとどろんこ遊びはしないほうがいいなぁと思われる方もいるでしょうが、この砂や泥んこで思い切り遊ぶことは子ども達にとってとても重要なことなのです。

夢中になって遊びながら自分を開放し「自己発揮」しやすくなります。そして、想像力や集中力も培われます。

作家であり哲学者でもあるロバート・フルガムが著書に残した言葉が有名です。「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」

正にその通りなのだと思います。

友達との関わり方、想像力や創造力、自己発揮など、幼児期の今だからこそ必要なのだと思います。

梅雨の晴れ間に泥んこ遊びをすることが多くなってきますので、汚れてもいい肌着やパンツを着せていただけるとありがたいです☺️

よろしくお願いいたします。

文責:久保田

 

 

 

 

つくし組 石の世界

職員室前の木の小路が最近のつくし組の遊び場。この場所は桜・はりえんじゅ・いぬしでの木の葉で包まれ、葉の間から光が差し、とても心地よい空間です。

腰を下ろして座ってみる世界。

寝転んでみる世界。

大人の目線。

子どもの目線。

同じ空間でも見る角度や天候で景色が大きく変わります。

それを感じ取るかのように、同じ場所でも日々色々な発見をし、それを保育士に指差しや喃語で伝えてくれます。大人にとっては当たり前の空間も、少し立ち止まって観察すると、小さな花や虫との出会いがたくさん。

子ども達の世界はこんなに素敵なのか…と心が温かくなります。

同じ場所で遊ぶ中で、日々違った学びや発見をしている子ども達。

前日は大雨、枕木の橋も土が流れ出し、山肌があらわになり、小石がごつごつしています。いつもとは少し違う光景でした。

 

それに気づいたA君。

じっと腰を下ろして石を集める姿が見られました。これを”つまむ”という遊びと捉え、指先の動きや刺激を深め、”つまむ”遊びを深めるために、保育士は子ども達が握れるような袋を準備しました。すると、袋が出てきたことで、①つまむ→②工夫していれるという遊びが広がりました。

集める”という遊びに広げたいときは袋ではなく、皿を準備するところですが、皿だと集めた石が歩いているうちにこぼれたり、容易に収集したりすることができるため、ここはあえて袋を準備します。

大人は何かを袋に入れることは簡単です。しかし、子ども達はまだ感覚が研ぎ澄まされていないため、大人が軍手をつけているような感覚と似ているのではないでしょうか。軍手を付けて石を拾って袋に入れる。うまく袋が開かない、石が小さくてつかみにくい、困難が多々出てきます。袋に入れたいと思ったらすごく集中しますよね。その動きや気持ちを促すための活動です。

身近な素材”石”。

この自然物ひとつで様々な動きを誘発できる。子ども達の遊びからどんな学びがあるのか、どんな育ちを引き出すことができるのか考える毎日です。

私達保育士も学び続けていますし、子ども達がその学びを与えてくれています。子どもと共に成長するとはこのことなのかな…と、感じます。

さて、石を触る子ども達の姿を見て、石の性質や素材に注目しました。

”ざらざら”、”つるつる”、”手に粉が付く”、”とがっている”様々な感覚があります。

この石の写真を見て皆さんはどんな感覚を想像しますか?

私は「書ける」でした。

小さい頃、この石を探してアスファルトに絵や字を書いて遊んでいました。私にとってこの素材の石は特別な物。この記憶が蘇ってきた瞬間でしたが、「この石書けるよ!」と、伝えるのではなく、いつか子ども達が遊びの中で同じような経験をして、特別になる瞬間があるだろうな…と思います。

その瞬間はいつだろうと考え、その時の子どもたちの表情を思い浮かべると、とてもワクワクします。

”感性にうったえる保育”

五感を刺激する活動を展開し、子ども自身の経験が今後の学びにつながることを願いながら保育を行っています。

文責:水之浦