葛藤から生まれる育ち(1歳児 つくし組)

梅雨が明け、戸外では水や泥、氷など様々な素材に触れる中で満足げな表情を見せてくれます。

最近のつくし組の子ども達と保育者との会話の中で、「いやいや!」「しない!」といった言葉をよく耳にするようになりました。

保護者の方との話の中や連絡帳の中にも「これがイヤイヤ期なのかな…」「どう関わっていったらいいのかな…」という悩みやを頂いています。

そこで今回は、こんな時園ではどのように関わっているのか。イヤイヤ期やだだこねといった姿からどんな育ちがあるのか、子ども達のエピソードをもとに詳しくお伝えできたらと思います。

 

 

 

そもそも、なぜ「イヤイヤ」言いたくなるの?


1歳半頃を過ぎると子ども達は、「◯◯ではない、⬜︎⬜︎だ!」といった一次元可逆操作(自分の欲求を自分自身で理解することができ、他者の欲求とも区別ができる力)をもった自我が芽生えてきます。

 

例えば…

三輪車で遊んでいたけど保育者に「片付けの時間だよ」と声をかけられた。この時子ども達の中では「もっと三輪車で遊びたい!」という自分の欲求と「三輪車を片付ける」という他者の欲求から、双方を理解した上で“どうしようもならない気持ちの葛藤”をもちます。

その結果として、「いやだ!しない!」という言葉が飛び出たり泣いたりする姿が見られるのです。

 

 

 

「受け入れる」よりも「受け止める」


 

この頃の子ども達は、言葉の理解ができるようになるだけではなく、感受性が豊かになり大人の思いや考えもなんとなく感じるようになる時期です。

大人は頭ごなしに「違うでしょう!それしちゃダメ!」と言いたくなってしまいますが、その言葉が子ども達の葛藤をより混乱させてしまうこともあるのです。

園では「受け入れる」ではなく「受け止める」を大切に関わっています。「受け入れる」は子どもの要求をそのまま受け入れ叶えてあげること。「受け止める」は子どもの目線に立って理解したり、共感したりすることだと思っています。

 

 

 

満足感が気持ちを切り替えるきっかけに!


「〜しようね」と声をかけると「しない!いやだ!」と言われてしまうこと、あるかと思います。

そのような言葉を返されてしまうと、多少なりとも凹んでしまったり、落ち込んだりするものだと思います。私もその一人です。

 

つくし組の子ども達の姿を例に挙げますと、朝のおやつの時間の前にオムツを替えたくない!と嫌がったり泣いたりする子がいます。

オムツ替えの先に、”おやつ”という楽しみが待っていることが分かっていても、「もう少し遊びたいのに…でもおやつも食べたい…」と言った気持ちでいっぱいになり、葛藤しているのです。

そのような時は、今遊んでいる遊びに満足しきれていないことや、夢中になって遊び込んでいることが多くあります。そのため、子どもたちの集中が少し切れてきたかなという姿や遊び込めて満足している子どもたちから声を掛けると、「オムツを替えよう」という気持ちに、スムーズに切り替えやすくなります。

 

 

「イヤイヤ」と 駄々をこねる子ども達の姿が見られる時期や度合いには個人差がありますが、この姿は育て方や環境などは関係なく見られる子ども達の成長の証です。決してお父さんお母さんのことを全否定したり、嫌になっているわけではありません!

落ち込み悩んだ時や、こういう時ってどうしたらいいのかな?と思った時は、遠慮なく私たちにお声掛けくださいね。一緒に子どもたちの育ちについて考えていけたら嬉しいです。

 

 

参考文献:『やわらかい自我のつぼみ』著者 白石正久

文責:武田

 

田んぼと関吉の疎水溝見学 (5歳児 年長組 園外保育)

714日 年長組合同で田んぼの稲の生育を観察する事等を目的に、田んぼと近くの関吉の疎水溝へ園外保育に行きました。

当日は天気に恵まれ、朝から暑すぎるくらい快晴!

保護者の方からの連絡アプリや子ども達のつぶやきから「今日の田んぼへのお出かけ、とても楽しみにしています♪」という内容のメッセージが入り、楽しみにしているご家庭や子ども達が沢山いることが窺えました。

 

 

 

朝の集まり時に学年で出発前の話を行いました。

 

今回の園外保育の目的は大きく挙げて2つ!

1つめは

稲の生長や田んぼの様子を見ることで米や生き物に対する興味を深める事

 

2つ目は

関吉の疎水溝が周辺地域の田畑を潤し、農業の発展を可能性にした事を学ぶ事

 

公共の公園やイベントに出掛けて、社会性やマナーを遊ぶ中で学ぶ園外保育もありますが、今回は遊びメインではない事を子ども達に伝え、出発しました。

 

 

バスは園の通園バスを利用して行きますが、勿論そこも公共のバス等を使う事と同じです。

挨拶をする事やシートベルトの着用、声量の調整等ができるように、子ども達へ声掛けを行います。

その一つひとつの行動が自分たちの命を守る事に繋がるのです!

 

 

さぁ、園から10分程で最初の目的地『田んぼ』に到着しました。

田んぼにとうちゃーく!

 

 

着いた早々、こちらが尋ねなくても

「うわー!おっきくなってるー!」と、田んぼを見ただけで、青々と伸びた稲の高さに気付き、驚く子ども達。

 

田んぼのすぐ側まで足を踏み入れ、間近で観察してみました。

虫見つけた〜

 

 

田植えをした1ヶ月前とは違って、オタマジャクシがカエルになりかけていたり、タニシが孵化していたりと、稲以外にも田んぼの水中の様子に虜になりました。

 

 

 

 

年長組テラスの田んぼコーナーには、絵本が2冊置いてあります。

年長組テラスの田んぼコーナー  ※絵本の後ろにあるのは稲で、テラスで実験的に育てています

【写真左側 題:『里山の自然 田んぼの1年』  絵と文:瀬長剛  発行所:株式会社偕成社  初版:2019年12月】

【写真右側 題:『田んぼの一年 One Year Of Rice Field』  作:向田智也  発行所:株式会社小学館  初版:2013年3月】

 

これらの絵本やテラスで育てている稲から、子ども達は日頃から田んぼ、お米の生育、その周辺の自然や生き物の知識はあったものの、実際に目にすると感激は一入で何時間でも見入ってられそうな程、集中して観察していました。

 

 

 

暑さの心配もあり、観察後は再びバスに乗り込み、次の目的地へ向かいます。

場所は田んぼからほんの少し離れた『関吉の疎水溝』です。ここは子ども達とは初めて行くところで、歴史的にも有名な場所がある事を我々の住むすぐ近くにある事を知ってもらいたいなという事と、田んぼと水の関係性に気付いてもらいたく訪れました。

 

ご存じの方も多いかと思いますが、ここは1852年(嘉永6年)に完成した、島津斉彬が集成館事業のためにつくらせた用水路で、20157月に世界遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつ。かつては稲荷川上流から仙巌園まで約8kmにおよぶ用水路でしたが、現在は実方橋の手前でとだえていますが、関吉にはいまも当時の取水口跡が遺っていて、疎水溝の一部は現在も灌漑(かんがい)用水として利用されています。

これが田んぼに繋がっているんだね

 

世界遺産という事もあり、歴史的な背景の中で、こういう物が当時の人たちの暮らしを支えていた事や、この地域の自然の豊かさが今も尚、遺っていることの素晴らしさ、なんと言っても足を踏み入れただけでも、周辺の空気の気持ち良さがなんとも心地良く感じられ、子ども達もですが、我々引率職員の方が学んだり癒されたりするのでした。

 

滝みたいだね〜

 

 

関吉の疎水溝を後にして、周辺の自然散策も行いました。

距離にして延べ約1kmを途中、休憩を取りながら進みました。さすがに子ども達からも、

「けっこう歩いてるよね「これだけ歩けば小学校にも行けるね!」と呟きが。

先日の教育相談をきっかけに、ご家庭でも就学に向けて、登下校の話など、事あるごとに会話しているのが窺え、子ども達の会話も変化しつつあり、聞いていてなんだか微笑ましくなりました。

 

 

日陰の遊歩道を歩いていると、自然いっぱいの錦ヶ丘ののはら園でも見た事のない植物や虫たちに出会えて、子ども達の興味関心や探究心が止まらない止まらない‼︎

大きな蜘蛛の巣発見‼︎

ねぇねぇ これなんだろう…

 

 

見入っていたい気持ちを共感しつつも、帰りの時間が決められていたので、「ほら行くよ~、前に進んで~!」と前進を何度促したことでしょうか…

 

 

帰りのバスから再び田んぼを通りました。

大きくなるんだよ〜

 

 

「田んぼ〜 稲〜  次、見に来る時までに、また大っきくなるんだよ〜」

「美味しいお米に育ってね〜」

そんな言葉を大きく手を振りながら投げかけ、田んぼに別れを告げ、帰路につきました。

 

 

 

帰園後、活動の振り返りを行いました。

ここに挙げるまでもなく、子ども達の言葉で一生懸命気付いた事を、発表し合います。

大人が感じている以上に、子ども達に今日の情景や出来事がしっかり濃く刻まれたように感じられました。

 

 

 

私事ですが、1学期いっぱいで産育休に入らせて頂きます。ここまで元気に過ごせたのは紛れもなく子ども達が日々私の身体を労ってくれたり、優しい言葉を掛けてくれたりしたお陰で、臨月まで働けたのだと心から感謝しています。保護者の皆様にも深く御礼申し上げます。

しばらくは稲や子ども達の成長を、陰ながら見守りたいと思います。

 

文責:鈴木

どうやったら美味しく食べられる?(4歳児 年中組 たんぽぽ組)

錦ヶ丘の畑には、色々な種類の野菜がありますが、今回、たんぽぽ組が注目したのは、『にがうり』です。

にがうりを見ていると、子ども達から、「ゴーヤだ!これ苦いから嫌い」というネガティブな言葉が沢山飛んできました。

しかし、そうは言いつつも興味は持っており、にがうりを見て「大きい葉っぱ!」「きゅうりの花に似てるけど、仲間なのかな?」と考える子どもの姿がありました。その言葉を聞いて、他の子ども達も、自分の考えを友達に伝え、話が盛り上がっていました。

 

そして、すぐに図鑑を持ってきて何かを調べだす子どもの姿が!

少しすると「見つけたよ!図鑑に載ってた!」と、喜んでにがうりが載ったページを見せてくれました。

 

 

4月から、たんぽぽ組の子ども達を見ていると、何か興味のある物を見つけると、探したり観察したりするだけでなく、すぐに図鑑で調べようとする姿があります。

興味のあることを調べてみようとする姿は、とても素敵なことだと思います。

普段の遊びの中で、沢山の気付きがあり、なぜだろう?どうしてだろう?と考え、調べ、友達と思いを共有したり、意見をぶつけ合い、試してみる姿が思考力の芽生え(10の姿)に繋がっていきます。

 

『にがうり』の美味しい食べ方を考えよう!!


にがうりは子ども達にとって、美味しくない、苦いというマイナスなイメージ。

 その思いをどうにか変えたい、普段食べる機会が少ない野菜だけど、少しでも食べてみることができたらいいなと思い、

私は子ども達に、「苦いゴーヤを美味しく食べられる方法はないかな?」と問いかけてみました。

すると、一生懸命考える子ども達。その姿もたんぽぽ組の子ども達のいいところです!給食中も友達と一緒に「にがうり」について話をしていました。

 

その日の午後のサークルタイムで子ども達の考えを聞いてみると、

☆にがうりチップス

☆にがうりの塩もみ

☆砂糖としょうゆのにがうり炒め

☆にがうりジュース

☆ご飯と一緒に食べる

という意見がでてきました。

 

正直、子ども達の意見を聞いて、本当に美味しく食べられるかな?みんな食べられるのかな?と思いましたが、子ども達が「これだったら美味しく食べられそう」と考えて出してくれた意見だったので、この調理法でクッキングをすることにしました。

 

今回、4種類の調理法がでてきたため、子ども達に自分が作りたいものを選択してもらい、少人数のグループに分かれて行いました。

少人数に分かれることで、友達との関わりが増えたり、協力しようとしたりする姿がでてきて欲しいという思いもありました。

調理前、グループの友達と、どんな材料、道具が必要かも考えました。

まだ、話し合いになっていないグループもありましたが、少しずつ話し合い活動を経験していく中で、自分の考えを伝えたり、友達の意見にも耳を傾けたりしながら、話す・聞く・伝え合う力を伸ばしていきたいと思います。

 

 

自分達で考えた調理法でクッキング!


それぞれ、グループの友達と一緒に、洗ったり、種を取り、切ったり、炒めたり、ミキサーを使ったりと、協力しながら楽しく作ることができました。

子ども達に何が難しかったか聞くと、「種を取るのが難しかった」と教えてくれた子ども達が多かったです。

 

 

 

にがうりって美味しい!


にがうりについて観察したり、考えたり、クッキングするまでは、「苦いから嫌い!」と言っていた子ども達。

でも、クッキングをして食べてみると、「にがうり美味しかったよ!」「食べられた!」という声が沢山聞こえてきました。

苦手な子ども達も、一口は食べてみようとする姿がありました。

自分達で考えた調理法で、友達と一緒にクッキングして食べることで、苦くても美味しく感じるのですね。

ぜひ、ご家庭でもお子様と、苦手なものを美味しく食べる方法を考え、クッキングしてみてください!

 

 

文責:武石

7月の避難訓練

7月の避難訓練では、『不審者訓練』と『桜島爆発による地震』を想定した訓練、2つの訓練を行いました。

子ども達や職員で大切なことを伝え、確認し合いながら【いのちを守る】為どうすべきか考え、避難訓練を実施しています。

 

 

その①不審者訓練


今回は、まふぃん職員にご協力いただき、不審な人が園内に侵入した時にどのように対応していくのか、実際に訓練を行う中で考えていきました。

 

【声をかける】

『どちらさまですか?』

『どのようなご用件ですか?』

普段お見かけしない方へ声をかけて確認を行います。絶対に見逃さないことが重要です。

周囲も様子を見て異変に気づけるよう訓練しています。

 

『ミミちゃんの時間です。』

異変に気づいたら子ども達を安全な場所へ避難させます。

全体に知らせるために放送をかける際、不審者を刺激しないようにしなければなりません。

不審者を刺激させない為の合言葉が、『ミミちゃんの時間です。子ども達はお部屋に入りましょう。』です。

この放送が鳴ると危険を察知し、戸外にいる子ども達を速やかに室内へ誘導します。

 

この日は安全なルートを考えて錦坤館に避難する子ども達もいました。

子ども達もしっかり大人の話を聞き、スムーズに避難することができていました。

 

 

不審者対応

訓練であっても緊張感に溢れ、恐怖を抱きつつ、『子ども達に近づかせない』ことを考え、不審者対応に挑みます。

 

『いかのおすし』とは・・?

不審者が去り、訓練を終えるとリズム室に集まり、担当から子ども達に大切な事を伝えました。

 

 

『い・か・の・お・す・し』

『い・か』・・いかない  知らない人について行きません。

『の』・・のらない    知らない人の車には絶対に乗りません。

『お』・・大声を出す   「助けて!」と大きな声を出そう。

『す』・・すぐ逃げる   怖い時はお家の人や近くのお店、交番等、大人の方に逃げましょう。

『し』・・知らせる    どんな人が何をしたか、家の人に知らせましょう。

 

上記の5つの約束事をしました。年中・年長組の子ども達は昨年に引き続き伝えていることでもあり、しっかり覚えていました。

園内では、私達職員が子ども達を守ります!ですが、もしもの時に自分の命は自分で守れる力も大切です。

月に一度の避難訓練の中で、子どもも職員もいざ何か起きた時にしっかり行動できるよう、努めていきたいです。

また、ご家庭でも『いかのおすし』について話をされてみてください。

 

 

 

 

その②『避難訓練(桜島大噴火により地震)』


桜島大噴火を予想した訓練を行いました。

噴火してるけど大丈夫!?最初は気になる桜島観光-0

私達にとって身近な桜島。活火山が生活に密着している鹿児島は、県外の方にとっては考えられない環境だ。と、先日NHKのテレビで放送されていました。

大正噴火から約60年がすぎ、マグマが溜まってきているのでは…。と、予測する専門家も少なくありません。

 

保育者は本番を想定しての避難訓練でしたが、子ども達にはあまり怖さを抱かぬよう、訓練を行いました。

 

最近ではYouTubeやネットなど、情報がたくさんあります。しかし、感性豊かな子ども達は情報が入りすぎるゆえに怖さを覚えることがあります。

視聴覚教材を使う際、保育者はとても慎重に情報を精査しながら活用中ですので、ご安心くださいね。

雄大な桜島が身近にあることのありがたさを感じながら、もしもの時に備えた避難準備をしていきたいですね。

 

 

 

文責:若松・水之浦

 

 

夏の遊びを思いっきり楽しむ(3歳児 年少組))

梅雨も明けて日差しがサンサンと降り注ぐ夏、戸外にて水や泥で思いっきり遊んでいます。

なたおれの木の下の木陰で、スコップ等のおもちゃを持ち出し、水と砂をまぜて泥をつくって遊びこむ子ども。

砂場の砂での感触遊びを楽しむ子ども。

水を掛け合って喜ぶ子ども。

職員がホースやスプリンクラーを使って水をかけるところに、喜んで集まってきて全身濡れながら走り回る子ども。

それぞれが夢中で楽しんでいます。

 

夏ならではの遊びを楽しむこども達の様子を紹介します!

 

 

戸外へ出る時のお約束!


『お茶の時間!と呼びかけがあったら、必ず水分補給をする。』

遊びに夢中になる子ども達に、水分補給の声掛けを10分~15分おきに行います。

連日30度を超える暑い戸外です。

外には熱中症対策に気温を確かめるための設置があります。

濃い赤いゾーンに来たら、部屋へ入ります。

熱中症対策ブログで紹介しています。こちらへどうぞ!

 

 

 

子ども達の様子は…


ブログでも戸外遊びの様子を度々お伝えしていますが、3~4歳児のこの頃の子どもは、ひとり遊びをする様子がたくさんあります。

 

この時期の子どもは、興味のあることに没頭し、友達と関わっているように見えても、実は一人遊びの延長である場合も多いのです。

4月の頃は特にそのような傾向にありましたが、夏を迎えた今、友達の存在を意識し、友達と関わりながら遊びこむ姿もたくさん見受けられます。

 

 

砂場でそれぞれ遊ぶ姿。

 

 

ごっこ遊びも盛んです!

 

泥の感触を楽しみ、手足泥だらけでダイナミックに遊ぶ姿。

 

ホースからも水しぶきを全身で浴びながら、近寄ったり、逃げたり、大はしゃぎです。

冷たい水を掛け合って笑い合う姿、とっても良い笑顔です!

友達同士で水路で橋を作る様子です。

友達とあ~でもないこ~でもない。と様々な子ども同士の会話が聞こえてきます。

「こっちに置いた方がいいんじゃない。」と水の流れを意識し、声をかけながら、トンネルを置いていく姿。

友達と共有して交流して工夫する姿に、この数か月での成長を感じずにはいられません。

 

子どもの中には感触が苦手で、汚れることに抵抗があり嫌がる子どももいて、水遊びが苦手な子どももいます。

私達は生きていく中で、様々な感触に触れ合います。経験がなければ、安心して触れることはできません。

子ども達にとって恐怖にならないように、少しずつ色々な感覚を経験しながら“感覚の器”を広げていけるように機会をつくっています。

今までの戸外遊びでの体験から、泥まみれになっても平気で遊びこむ子ども達の姿がたくさん見受けられます。

「くるみ組の時は嫌がって泣いていたのに、年少組になった今では平気に無邪気に遊んでいるのは、経験だなあ、と思います!」

と、保護者の皆様から嬉しい感想も頂きました。

 

 

現代社会は、テレビ・スマホ・そして戸外は、コンクリートジャングル化していき、どんどんAIの世界が広がっていきます。

裸足で大地をしっかりと踏みしめ、土の感触を感じ、光を浴びて、泥や水を浴びる。

木陰で木のさざめきや、小鳥のさえずり、虫の動きを観察する。

当たり前の様で、貴重な場所であり、貴重な機会であり、経験であるとしみじみ感じます。

 

先週、ワッキー園長が、のはら園に巣作りしたハトの巣から卵をそっと取り出して見せてくれました。

この自然豊かな環境で、五感をフルに使って感じた活動や遊びを行うことは、「幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿」の全てにつながり、育まれていきます。

子ども達の感覚や感性が研ぎ澄まされ、豊かに育っていく様子を楽しみに見守っていきたいと思う夏のひとときです。

 

文責:有川

感覚遊びの面白さを…。(2歳児 年少少くるみ組)

1学期沢山の感覚を刺激する遊びを取り入れたくるみ組。一つ一つの遊びの中で、2歳の子ども達なりの変化が見られました。

その中でも特に反応の良かった小麦粉遊び。初めて経験した子どもも多かったのですが、今までも経験していた遊びの中でも、メンバーや人数によってもその子ども達の様子は変わってくることを改めて感じました。

感覚の扉を開くきっかけとして取り入れた小麦粉遊び。その中で見られた子ども達の姿、保育士や友達との関わりの中で、心地よさを感じながら楽しむことが出来ました。

これからも様々なアプローチをする中で、子ども達の『面白い!』をたくさん見つけることが出来るよう関わっていきたいと思います。

 

 

なんで小麦粉?


大きなボウルに大量の小麦粉を入れてパンやうどんを作る時…そこに手を入れて粉に触れると、その多くが気持ちいいと感じるのが、小麦粉の大きな特徴です。

たらいの中にたくさんの小麦粉を入れての小麦粉遊びは、最も感覚刺激が低い遊びの一つで、園でも各学年の実態に合わせながら取り入れている遊びの一つです。

 

 

くるみ組の活動は?


 

子ども達の実態を考えながら、何人くらいで活動をすることが適しているか。道具は何を使う?それの大きさは?それを何人で使う?などを考え、活動を組み立てていきます。

今回は2回の活動に分けて行いました。

それぞれの活動では更に4~5人のグループに分け、一つのたらいに座る人数も調整していきました。

 

活動のねらいは、“しっかりと話を聞く” “待つ” “場所や物の共有”3つを抑えながら活動を進めていきます。

年齢に合わせた指示の出し方。楽しそうなものを前に、手を出したくなる気持ちを抑えつつ、たらいの淵に手を掛けて『準備の手』。「どうぞ!」の合図で遊び始めます。

次に移る時や話を聞いてほしい時は、『準備の手』と声を掛け注目。早く『準備の手』が出来たら次の面白いことがあるかもしれない…。そんな気付きも感じ取ることが出来ました。

 

 

小麦粉って面白い!


 

難易度の低い小麦粉とはいっても、子ども達の様子は様々。

なかなか触ることが出来ない子ども達も…。保育士と一緒に少しずつ触れながら活動を進めていきます。

 

粉は大丈夫でも、水を加えるとべたべたと手にまとわりついてくると抵抗を示す子ども達もいるため、水は少しずつ。たらいに粉がたくさん残っていると、苦手でも粉を触るとすぐにボロボロと取れていくからです。

一つ一つの行程の中で見られる様々な変化や関わりを見逃さない様にしながら、活動を進めていくと、少しずつ粉がまとまっていき、同じグループの友達と粘土として一つにすることが出来ました。

 

今回の活動の中で、途中不快感を感じていた子ども達もいましたが、「こうやったら取れたよ」と言う周りの声に、最後まで全員が手を洗わずに活動に参加することが出来ました。そして1回目のグループは、約40分間、2回目のグループは約1時間、遊ぶことが出来ました。

子ども達の頭の向きや視線を見ながら、活動の時間を調整していきますが、集中出来ていたことを感じました。

 

さらさら→べたべた→ボロボロ→もちもち…

感触が変わって行く過程の中で、多くの刺激を全身で受けた子ども達は、また新たな感覚の扉を開くために様々な活動に興味を示していきます。

また、場所や物の共有の中で気持ちを調整することを学んでいきます。待つ時間、話の聞き方も少人数の活動の中で少しずつ学ぶことが出来ました。

 

活動を繰り返し行う中で、子ども達の様子にも変化が見られていきます。

様々な活動を通して、活動の幅を広げていく子ども達。様々な事に「やってみたい」「面白そう!」と興味を持って取り組んでいくことが出来るよう、これから色々な体験活動を取り入れていきたいと思います。

 

 

文責:田中

7/29のメニュー

7/29のメニューは、『厚揚げの野菜あんかけ』『里芋の含め煮』『ひじきの味噌汁』でした。

 

今日はどの料理にも、いりこや、鰹節、昆布から贅沢に取った出汁を使用し、優しい味の和食メニューになりました。

厚揚げの野菜あんかけは、人参・筍・玉ねぎ・絹さやを鰹節と昆布からとった出汁と薄口醤油や砂糖、みりん等で煮てとろみをつけたあんを、焼いておいた厚揚げにかけました。

甘めな味付けのあんは出汁の旨味も効いており、厚揚げにかけると更に美味しく、野菜もしっかり食べられるメニューになりました。

里芋の含め煮にも、鰹節と昆布からとった出汁を使い、落し蓋をして弱火でじっくり煮込んだ里芋はホクホクで美味しく仕上がりました。

子ども達自身が、これは鰹節と昆布からとった出汁の味だ!と食べて分かるのは難しいかもしれませんが、市販のだしの味を食べた時に「なんかいつもと違う、、?」ということが気付けるようになったら良いなと思います。

 

また、今日のおやつは『オレンジムース』でした。

豆乳や生クリーム、砂糖にマーマレードを加えて作り、ゼラチンを使って固めました。

マーマレードをお湯でのばしてソースにし、上からかけることで見た目も良く、より柑橘系の爽やかさも感じられ、夏にぴったりの美味しいムースになりました!

 

文責:米澤

 

 

7/28のメニュー ~ランチボックス~

7/28のメニューは、『わかめごはん』『鶏の唐揚げ』『ニラの卵とじ』『ツナサラダ』で、ランチボックスの日でした。

 

鶏の唐揚げは、給食のメニューの中でも1、2位を争う程の人気メニューです。COOKPADのリンクを張り付けましたので、ご家庭でも是非作ってみてください!

https://cookpad.com/recipe/4563940

(↑のレシピに記載の調味料+塩麴を使って鶏肉を漬け込み、揚げています)

りんごと玉ねぎのすりおろしが入っているのがポイントです。

また、塩麴を使用して漬け込むと、揚げた時に鶏肉が縮まず、大きくてジューシーに仕上がります。

 

ツナサラダには、ツナ・きゅうり・キャベツ・コーンとマカロニが入り、お馴染みの豆乳マヨネーズで味つけしたので、こちらもとても人気でした。

子ども達の好きなものが沢山詰め込まれたメニューだったので、いつも以上におかわりもし、おなかいっぱい給食を楽しめたことと思います。

 

 

文責:米澤

 

子育て講座②「子どもと地域」

7月17日(土)、県PTA連合会会長を務められている 太田啓介さんをお招きして、子育て講座②「子どもと地域」を行いました。

こども園錦ヶ丘は、今年度よりPTAが保護者会に移行しました。保護者会に移行はしましたが、保護者と園が手を取り合って、子ども達のために何かできないか?と考えることに変わりはありません。

NPO法人地域コミュニティスポーツクラブの理事長も務められている太田さん。時には身体を動かしながら、より良い地域づくりのためのお話を聞くことで、これからも地域・保護者・園が連携して子ども達の為により良い教育環境をつくっていきたいと感じました。

★ 太田さんのプロフィールは こちら!

 

 

スクワット体験をしました!!

 

 

PTAの存在意義って?


大きく、以下の4つの意義をお話してくださいました。

* 子ども達の為に

* 大人の学びの場

* 保護者同士・保護者と教職員のコミュニケーション

* 有事の時の為に、平時から活動

 

昨今、『PTA活動が保護者の負担になっている』『PTA活動の強制さが…』という話を多く耳にする方も多いのではないでしょうか。

太田さんは、PTA活動が“納得できるもの”でなければならないことを強く仰っていました。

納得した上で、「さあみんなでやるぞ!」と同じベクトルを向けて活動に取り組めることは、どんな組織においても大切なことですね。

 

より良いPTA活動のために


より良いPTA活動のためのポイントとして、私の心に残ったことを紹介します。

 

「活動に負担を感じている人達こそ、サポートが必要である。」

家庭の事情が様々で、余裕がない方もいらっしゃるのでは… そのような家庭こそ、地域のサポートが必要!仲間がいて、社会と繋がっているという安心感を多くの保護者がもっていることが大切。

様々な家族の形がある今の世の中だからこそ、今まで以上に声を掛け合い、助け合う必要があるのです。

 

「良い組織は、目的が共有されている。」

何のために、誰のために、この活動をするのか、この組織が存在しているのか。

目的が共有できているからこそ、活動により納得ができ、組織の力がぐんと高まるのだなと感じました。

PTA活動だけではなく、人と一緒に何かをするとき、また、自分自身が迷ったときやわからなくなってしまったときに基本や初心に立ち返るという意味でも、同じだなぁと感じます。

 

「家庭教育の質が向上し学校との連携が深まると、教育の質は向上する。」

家庭と学校(園)は切っても切れない繋がりがあります。家庭へのサポートは、まわりまわって学校(園)へのサポートにもなる、これは、逆のことも言えますね。

家庭と学校(園)が、互いに理解し合い支え合うことで、より強力なパートナーとしてぐんぐん高め合える。そうすると、一緒に取り組んでいく教育の質はどんどん向上していくというサイクルができるのです。

 

最後に、小さいグループを作って意見交換をしました!!

 

 

 

寛容さ・ありがとうの伝え合い


PTAは、parent(保護者)と、teacher(先生)のassociation(組織)です。

立場も違う沢山の人達が関わり合う組織だからこそ、互いを受け入れる寛容さが大切であり、その第一歩が「ありがとう」を伝えあうことです、と太田さんは仰いました。

「してもらって申し訳ない」ではなく、「してくれてありがとう」の方が、言う側も言われた側も心地いいですよね。

「迷惑をかけて申し訳ない」ではなく、「できる人ができるときに、できることをやっていく」の気持ちや、多様さを受け入れられる寛容さ、そして「ありがとう」でいっぱいの社会になればいいなと、太田さんの話を聞きながら思いました。

 

錦ヶ丘でも、親父の会の皆さんが様々な奉仕作業、行事の準備にお手伝いをくださったり、はらぺこあおむしのお母様方が子ども達に楽しい時間をつくってくださったり、

また、先日の環境整備の奉仕作業や運動会の片付けでは、多く保護者の皆様のご協力を頂いたりと、子ども達のため、園のために沢山のご協力を頂いています。

 

感謝の気持ちを忘れず、これからも保護者の皆様・地域の方と共に、子ども達のために何ができるか?を第一に考えていきたいと思います。

今回の講座にご参加くださった皆様、ありがとうございました。

 

 

文責:迫田

食とコミュニケーション(年少組)

日頃子ども達と共に過ごす中で、もっと子どもたちと食事の時間を大切にできたらいいな!と思い、最近この本を読みました。

 

 

『そしゃくと嚥下の発達がわかる本』山崎祥子 著


この本には、

1.じょうずに飲みこむ力をつける

2.食事面で獲得するコミュニケーションの力

3.じょうずに食べられないという問題は、なぜ起こる?

4.改善のための「目のつけどころ」

 

これらの項目が、保護者の方や保育者へ向けて書いてあります。

この本を読んでまず思ったことは、「私、給食の時間、ちょっと余裕がなかったかも…」ということでした。

 

この中でも、2.の「食の場面で獲得するコミュニケーションの力」について、興味深い情報があったので、お伝えしたいと思います。

 

 

 

食事中、しゃべってばかりで食べない子も心配ない?


「食べながらおしゃべり」が上手になるのは5歳くらいからとありました。

 

4歳児では縄跳びがまだうまくできないのと同じで、手を回しながら跳ぶー“〜ながら”という行為は4歳ごろから発達し始め、5歳になると上手にできるようになります。

 

これを読むと、年少組の子どもたちがおしゃべりに夢中になって手が止まってしまうというのは当たり前のことだということがわかります。

 

私は給食時間、子どもたちに「しゃべらないで食べてね」と口を酸っぱく言ってしまうことがあります。

しかし本には、

「しゃべってばかりというのはあまり心配いりません。むしろ食べ物しか見ていない、 ただひたすら食べていることの方が、ちょっと心配です。実はそれは食事を味わっていなかったり、「おいしいね」と共感しながら食べていなかったりするのかもしれず、「早食い」「丸飲みこみ」になりかねないのです。」とありました。

 

なるほど!たしかに友達と話をしながら食べている子ども達はよく「今日のメニューは何?」「(食材を指差して)これ何?」と聞いています。それは食に興味を持っている証拠ですね。

 

私が目や声をかけないといけなかったことは、おしゃべりに夢中になって手が止まっている子どもに「しゃべらないで」と注意することでははなくて、「おいしいね」と共感することだったのだと気付かされました。

 

特にまだまだ月齢や発達段階に応じて、1人ひとりの言語能力に差がある子ども達です。

うまく話せず、黙々と食べている子どもには「魚がやわらかくておいしいね」「にんじんが入っているね」など積極的に話しかけ、コミュニケーションをとっていきたいなと思いました。

 

 

もちろん集団生活において、食事のマナーは大切です。

しかし、そこばかりに目がいってしまうのはせっかくの美味しい給食の時間がもったいないなと感じました。

食事を楽しむこと、食材に興味をもったり、味わったりすることが、今の子どもたちの給食時間の醍醐味なのでは!と気付かされた1冊でした。

ご家庭でも食事中、コミュニケーションをとりながら、共に【食事のありがたさ】【食べることができた喜び】【美味しいね】を感じながら楽しい時間をお過ごしください。

 

 

文責:森