自分の思いを相手に伝える(4歳児年中組 たんぽぽ組)

年中組になり、自分の気持ちや思いを伝える場面が増えてきました。

普段の遊びの中でも、友達との言葉で伝え合う姿や表情で気持ちを表す姿、ジェスチャーを使って気持ちを表そうとする姿など、それぞれが自分の表現方法で相手に伝えようとする姿が見られます。

子ども達は、それぞれがその場に合わせて様々な表現方法で気持ちを伝えようとしています。

 

 

サークルタイム


たんぽぽ組では、4月からサークルタイムを沢山行っています。

サークルタイムの時の様子をみていると、緊張しながら発表をする子ども達や手を挙げて発表したい気持ちを伝えようとする子、その日の気分で発表する子と様々です。

2学期に入り、発表したいという思いの強い子、自信を持って発表できる子が増えてきています。

それは、少しずつ子ども達の中で自信が付いてきているからだと思います。

 

最近では、自分の気持ちや思いを伝えるだけでなく、相手の気持ちや思いを聞こうとする子ども達が増えてきたことで、言葉のキャッチボールが増え、今まで以上にサークルタイムが盛り上がるようになりました。

 

9月の始めのサークルタイムでは『この夏楽しかったこと』をテーマに、それぞれの思いを発表してもらいました。

すると、一人の友達が発表することに、他の子ども達から「ぼくもそれしたよ!」「どこに行ったの?」などと思いを共感したり問いかけたりする子ども達がでてきました。

保育者や友達が自分の発表を聞いてくれたり受け止めてもらえることで、伝えることの楽しさを感じたり、達成感を感じることができ、自信に繋がっているように感じます。

 

 

少人数での話し合いだと、子ども達同士で話を進めようとしているのだろうという様子が伝わってきます。

楽しそうに話をしている時もあれば、少し言い合いになったり、意見が合わず思い通りにならないこともあります。そのような経験の中で、いろんなことを感じたり、気持ちのコントロールができるようになって欲しいなと思い、見守っています。

 

今後も、サークルタイムなどで、その日のことを伝え合ったり、共感し合ったり、情報を共有し合えるような時間を作っていきたいと思います。

そして、子ども達が『伝えることって楽しい』と思える時間にしていきたいです。

 

 

文責:武石

園内研修「子どもと自然」

9月18日(土)、環境カウンセラーの寺田 仁志さんをお招きして、園内研修「子どもと自然」を行いました。

同日午前中に予定されていた子育て講座は、コロナウイルス感染拡大防止の観点から残念ながら中止とさせていただきましたが、職員同士で日常の保育で活かしていける植物を使った遊びを学んだり、私たちの日常にある自然への向き合い方について考えたりする機会となりました。

また、のはら園という豊かな自然環境が日常にある素晴らしさを改めて感じるひと時となりました。

今回の学びや感じたことを、しっかり子ども達に還元していけるよう、日常の保育にどんどん取り入れていきたいと思います。

 

 

 

寺田先生の紹介


寺田先生は、鹿児島の自然環境を守るため、第一線で活躍されています。

県の木・県の花の選定や城山の環境整備、桜島や錦江湾のジオパーク保全活動等…、「鹿児島の自然(天然記念物)のことは寺田先生を抜きにしては語れない!」と言っても過言ではないのです。

お会いするととても気さくな方で、植物を包み込む優しい手のひらと眼差しが印象的でした。

❁ 寺田先生の詳しいプロフィールは こちら

 

 

研修の準備として、少年自然の家に出かけました!


16日(木)の午後、寺田さんが事前に植物採集に行かれるとのことで、職員数人が同行させて頂きました。

 

駐車場を降りたら、そこはもう学びの場!!こちらの写真に写っている範囲、駐車場横の3畳分ほどの草むらだけでも、5種類の草花を20分程かけて、特徴や遊び方等を教えてくださりました。

一見、『雑草』と言われてしまいがちな草むらでも、当たり前ですが全ての草花に名前があるということ、『雑草はない』ということをひしひしと感じました。

 

 

その後、少年自然の家の奥の森の中へ…

歩きながら、何種類もの植物を採集し、その度に植物の特徴や遊び方等を知ることができました。

 

 

 

研修当日は…


採集してきた植物を使ってお面や被り物を作ったり、草笛を吹いてみたり。

途中からなたおれの木の下に移動し、心地よい風に吹かれながら、マツの葉相撲やマツの輪飾り作り、笹船作り。

「懐かしいなぁ」と思う遊びから、「そんなこともできるんだ!」と新たな学びまで、実際にやってみることで得られる感覚(香り、手触り、力加減等)を存分に感じながら、じっくりと活動することができました。

子どもの頃に戻ったような感覚の、あっという間の90分間でした。

 

 

 

研修を経て


研修で教えて頂いた、自然物で活動するときのポイント。それはずばり、『大きく』『丈夫で』『普通にある』資源を大切にすること。

「あ、それでいいんだ!」と、心が軽くなったような感覚になりました。

それと同時に、のはら園という恵まれた環境が、あまりに日常になりすぎていたことに気付かされました。

 

8年前に全国表彰も頂いているのはら園は、できるだけありのままの豊かな自然環境を残した“ビオトープ”です。

この自然環境を通して、私たちは本物に触れ、季節を感じたり、命の大切さを学んだり、自然の美しさを感じたりすることができています。

このような環境が日常の中にあることは、大変恵まれたことです。

 

 

 

先日、年中組の保育に入ることがありました。

子ども達に季節(初秋)を感じてほしいという担任の思い、戸外での活動や、のはら園での虫探し・ドングリ拾いに興味を持っている今の子ども達の姿。そして、研修を踏まえのはら園の自然に触れる活動をしたいと考え、担任と話し合ってのはら園での活動を取り入れました。

 

経験の中でドングリがすでに落ち始めていることを知っていた子ども達に、研修後に頂いていた余りの葉っぱを紹介すると、興味を持った子どもが「こんな葉っぱもあったよ!」と拾い集め始めました。

ちょっと見渡した範囲だけでも、ドングリの実や帽子、研修で使った葉っぱ、なたおれの落ち葉等、様々な自然物を集めることができた数人の子ども達。それからの1時間で活動は少しずつ広がり、皿に葉っぱをのせたり、落ち葉をくしゃっと握ったときの『パリパリ』とした音に魅力を感じて何度も繰り返したりと、想像していた以上の遊びが繰り広げられました。

 

 

子ども達の発想の豊かさに驚かされると共に、これから先、どのように遊びが広がっていくのか、子ども達と楽しみながら見守っていきたいなと感じたひと時でした。

 

豊かな自然環境が日常の中にある錦ヶ丘。

それらの日常の中の資源をどのように活用するか、私達保育者の目や工夫次第であること、そして、そこに子ども達の豊かな発想が加わることで、活動は無限に広がるのだということを感じました。

 

研修での学びや改めて感じたことを大切に、のはら園を通して子ども達と一緒に自然の魅力を感じ、伝えていきたいと思います。

 

 

文責:迫田

子どもとの対話を大切に(3歳児 年少組)

日々子どもと接する中で、大人の言動をよく見て聞いているなぁと思うことがあります。

ご家庭でも先生ごっこをよくしていたり、お父さんお母さんの真似をして遊んでいたりする場面を見かけたことがあるのではないでしょうか。

大人の言葉は、子どもにとっての「脳の栄養」にも「脳の発達の阻害」にもなるそうです。

大人がいかに豊かに話しかけるかが大事なことであり、子どもは大人との会話により影響を受け、【言葉の習得、IQにも良い影響を与える】といわれています。

 

 

子どもと大人の対話的関わり


園でも私達は子どもと関わる中で一方的に話しかけるのではなく、応答的、対話的な関わりを大事にしながら日々の保育を行っています。

子どもが今、何に興味・関心を持っていてどんなことをやってみたいと思っているのか、一人一人の姿をしっかり捉え、子どもとしっかり対話をしながら活動内容を考えています。

 

そこで行うのが【サークルタイム】です。

『今、みんなはどんなことをして遊ぶのが好き?』

『今、みんなにできることはなんだろう?』

と問いかけてみました。

 

すると、「絵の具やクレヨンで絵を描く!」「積み木!」「○○くんと砂場で遊ぶこと!」「太鼓橋を登ったよ!」「ハサミもしたよね。」

等と様々な意見が飛び交いました。

 

子ども達は見たこと、経験したこと、イメージしたことを話します。

そのために、年少組の1年では好きな遊びをするだけでなく、様々な初めての経験、体験も出来るよう、保育活動の工夫を行っています。

その中ではもちろん子どもとの対話も大切です。

保育者ばかりが話すのではなく子どもが言葉を話せるように意識して、また、子どもが聞いている語彙にも気をつけながら、言葉を豊かに、話せるようにしていきたいと考えています。

 

 

遊びの環境


室内遊びの時には2.3箇所程、コーナーを作り、自分で選択し、それぞれのコーナーで遊べる環境作りも行っています。

『童具』『ブロック』『お絵描き』『粘土』『絵本』『ままごと』 『かずのき』『ビーズ通し』等と、その時々の状況、子どもの興味、遊びの様子を見て日々違ったコーナー作りの工夫も大事にしています。

 

また、環境の作り方も大事です。

環境が不十分だと遊び込むことが難しくなり、トラブル対応が増えてしまうこともあります。

例えば、子どもが室内を走り回る。そうすると、どうしても「走らないで!」「歩いてほしい」と、注意する言葉掛けが多くなってしまいます。

子どもを注意するばかりの環境も子どもにとっても大人にとっても良くありません。

注意するだけでなく、『自分達の環境作りはどうだったかな?』『遊び込めているかな?』と大人が見つめ直すことも大切です。

 

遊び込める環境ができていると会話も豊かになり、丁寧な関わりにも繋がります。

決してトラブルを避けるということではありません。子どもは子ども同士の遊び中で学んでいきます。物の取り合いの経験から譲り合い、自分中心ではない他者との折り合いをつけた関わりを身につけていきます。

活動の中であえてトラブルになるような場面を作り、自発性を引き出す活動も行っています。

 

 

子ども達は様々な環境の中で学び、家族はもちろん、友達や保育者との関わりの中で言葉の習得相手の存在に気付き思いやれる気持ち、そして豊かな心の育ちに繋がっていきます。

 

 

子ども達と関わっていくなかで、

自分の周りは安心できる場所だな。信頼できるな。

自分は皆から愛されているんだな。

自分はありのままの自分でいいんだ!

と感じてもらえたらいいな!と思います。

 

安心できる環境の中で、子どもの育ちを2学期も見守っていきたいです。

 

 

参考文献:『改訂 保育者の関わりの理論と実践 ー保育の専門性に基づいてー』 高山静子さん 著

 

文責:若松

ビオトープから学ぶ①(5歳児年長組 にじ組)

このままではいけない


錦ヶ丘が大切にしているのはら園。その中でもビオトープは体験から生死を学ぶことのできる、かけがえのない場所です。

そのビオトープに数年前からザリガニが繁殖しています。

ザリガニは食用としてアメリカから輸入されましたが、雑食で繁殖力が強くビオトープにいるめだか・えび・やご(トンボの赤ちゃん)も食べてしまいます。

ザリガニの姿を見る頃からオニヤンマの羽化やホタルが見られなくなりました。

一概にザリガニが原因と断言はできませんが、このままではビオトープはザリガニの池になります。

いつかまたオニヤンマの羽化やホタルが見れないだろうか…。

命を学ばせてくれるビオトープの生態系を守るために!と、年長組とのザリガニ捕獲作戦が始まりました。

 

 

ビオトープってどんなところ?


保育者:「ビオトープにはどんな生き物がいるかな?」

子ども:「ザリガニがいる」

子ども:「メダカが住んでいる!」「エビも捕まえたことあるよ!」

様々な声が聞かれましたが一番に出てきたのは”ザリガニ”…。本当はビオトープにいるはずがない”ザリガニ”ですが、姿・形からして、子ども達に強烈なインパクトを与えているようです。

そこで子どもたちに分かりやすいよう、ビオトープの弱肉強食の状況が分かる図を描きました。

この図からザリガニがビオトープの他の生き物をすべて食べてしまうかもしれないということを初めて知った子ども達。

あらゆる活動の場面で命の大切さ、一人ひとりがありのままで良いということを伝えている年長児。ここで改めてメダカやエビ(ビオトープに住んでいた生き物)も、ザリガニ(外来種)もどちらも命があるということに気付きます。命ということはどちらも大切です。

 

 

どうすれば双方の命が守れる?


ビオトープにいる生き物を傷つけず、生態系を壊さずにザリガニを捕獲できるか…。

保育者が先手を打ち、「こういう方法があるよ」ということは簡単ですが、ここはグッと我慢。図鑑を見やすい場所に置いたり、ザリガニトラップを環境の中に用意したりと、子どもたちが「これがいい!」と、あたかもひらめいたような環境を用意します。

 

そして図鑑に載っていた方法を見つけ出しました。

「釣りがいいって書いてある!」

「何でも食べるから何でも餌になるんだ」

何人かの子どもたちがイメージする形を絵に描きます。

 

しかし、描きながら海釣りを経験した子どもがぽつり。

「釣りってずーっと待っておかないと釣れないんだよ。遊ぶ時間が無くなるよね。」

 

そこから次の手を考えようと話が広がります。

そしてテラスに置いているザリガニトラップにようやく目が付きました。

「これを作ったらいいんじゃない?」と目を輝かせます。

保育者が用意した環境から子どもが発見し、ひらめいた瞬間。これだといわんばかりの得意げな表情で周囲の友達に知らせていました。

 

 

子ども主体の保育。

私たち保育者は環境の一部です。子どもたちの日常からヒットしている話題や遊びをよく見守り、キャッチし、様々なスパイスを散らばせておく。簡単なようでとっても難しい私たちの役割ですが、体験から学ぶ子どもたちにとってはその一瞬一瞬がとても大切です。

教え込むことは簡単ですが、自ら学ぶためには大人の努力も必要です。そしてその学びが広がる場面を見ることが、何よりも保育者の喜びです。

 

さて、ザリガニ捕獲の活動はまだまだ続きます。

次回はトラップ作りと捕獲についてお伝えします!お楽しみに。

 

文責:水之浦

 

9/28のメニュー

9/28のメニューは、『厚揚げのネギ味噌焼き』『五目豆』『車麩のすまし汁』でした。

 

厚揚げのネギ味噌焼きは、赤味噌と麦味噌の2種類の味噌と酒・みりん・きび糖を混ぜ合わせたものに、みじん切りにした深ネギを加えて、厚揚げに塗って焼きました。

厚揚げは、横にスライスして薄くしてから塗ることで、味噌の味がより感じられ、ご飯との相性もとても良いおかずになりました。

五目豆は、大豆・こんにゃく・人参・ごぼう・油揚げ・昆布が入り、蒸し煮したごぼうや、柔らかく炊いた大豆、その他の具材の旨みがよく出た、こちらもご飯に合う一品になりました。

また、五目豆は、噛まないといけない食材がいくつも入っているため、咀嚼を促すのにも効果的かと思います。2歳児(くるみ組)の子ども達の大人気にメニューでした。

文責:米澤

「興味」に近づくために(年中組4歳児 こすもす組)

長い休みが明け、久しぶりに登園した子どもたちも多い9月。

会っていない間、何をして過ごしたか、どんな思い出ができたか、思い思いに話をする特別な時間がありました。

 

 

 

楽しかったことを通して


「海に行ったよ」

「料理の手伝いをしたよ」

「映画に行ったよ」

「絵の具したよ」

「大きな絵を描いたよ」

 

 

「いいな~」

「ぼくも行った!」

「美味しかった?」

「何描いたの?」

 

 

子ども達の思いはとどまることを知らず。元々設けていた10分間はとっくに過ぎ、もう10分伸ばしたほどでした。

 

 

みんなと思い出を語り合った後、それぞれの心の中で、新たな興味が芽生えた場面も。

「映画館ってどうやって作るのかな?」

「お菓子つくりたいな~」

「(時計を指差し)今は何時っていうの?」

 

 

自分たちの『興味』に近づくために、子どもたちは「本で調べてみたいな~」と。

子どもたちの言葉を受け、リズム室と絵本館で沢山の本に触れ合う機会を作ることができました。

 

 

 

 

本の表紙の絵や文字から“この本にはどんなことが書いてあるのかな”とイメージを膨らませて1ページ1ページを開いていく姿は、普段絵本を読んでいる時とは異なるワクワクやドキドキが詰まっているようでした。

そのワクワクやドキドキの正体には、『調べることの楽しさ』が加わったものだと、子どもたちと関わる中で感じています。

 

 

 

今、こすもす組の本棚には、リズム室や絵本館から借りてきた、みんなの『興味』がたくさん詰まっています。すうじの本、クッキングの本、恐竜の本、童話の本などなど。

子どもたち自身が『興味』に近づくためにたどり着いた【本で調べたい】という気持ち。 これからも尊重し、一緒に調べて考え、新たな発見を共にしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

十五夜を通して


9月21日、『十五夜』について子どもたちと一緒に考えた1日でした。

絵本の内容から“日本にも、アメリカにも、南極にも月はある。月はぼくたちについてきているみたい。”と、不思議な感覚を知った子どもたち。

インパクトがある絵本の内容から、『十五夜』への魅力に取りつかれた様子。少しでも『十五夜』らしい1日を過ごしたい、“何ができるかな?”と話をする姿がありました。

 

 

 

「お団子をつくりたいな」とAさん。

あいにく、お団子の材料は今すぐ準備できず…。と思っていた矢先、

「折り紙でつくる!」「廃材は?」「泥団子がいいんじゃない?」とアイデアがたくさん。

 

 

 

職員も一緒になって悩み、考え、“泥団子を作ろう”とテーマが決まりました。

こすもす組の子どもたちにとって、今回作った泥団子は本物さながらだったようで「美味しそう!」という感想が一番多かったです。

 

 

 

 

絵本の時と同様に、普段の泥団子作りとは異なるワクワクやドキドキが溢れていました。

『お月見』という言葉が加わることで、普段の泥団子とは一味異なる印象が生まれたのだろう、と子どもたちと関わる中で感じました。

 

 

 

職員の話や絵本を通して、子ども達自身が十五夜に『興味』を持ち、その『興味』に近づくためにたどり着いた【泥団子でお月見をしよう】という気持ち。

これらの経験を通して、自分の『興味』が広がる事の楽しさを知ってもらえたらいいなと思っています。

 

 

 

日々過ごす中で、私自身も『興味』が湧くことはたくさんあります。

そんな時、便利なインターネット!となることもしばしば。しかし、子どもたちと『興味』に近づくために方法をたくさん悩んだ毎日。

その過程も、また、とても楽しい時間だったと子どもたちに教えてもらいました。

 

 

 

 

 

9月も終わりに近づき、季節も気温も変わる頃。

子どもたちは、これからどのようなものに興味を持ち、興味に近づくために何を調べ考えていくのだろう、と今からワクワクしているところです。

 

 

文責:社会福祉士 新村

 

 

学びがいっぱい、わらべうた!(年少少2歳児 くるみ組)

これまで2回にわたって、わらべうたの動画や歌詞をブログにてお伝えしてきました。★これまでのブログは、こちらこちら

「歌詞がわかり、子どもと一緒に楽しんでます。」と、保護者の方から嬉しい声も頂きました。

わらべうたは、スキンシップ遊びで情緒が安定することはもちろん、身体機能の発達を促す、社会性を高める、数詞、言葉、自然などへの興味関心を高める等の学びがたくさんあります。

 

今回は、わらべうたの魅力や最近のくるみ組の子どもの様子をお伝えします。

わらべうたの素晴らしさを知り、さらに ご家庭でも家族の時間に楽しんで頂けたらと思います。

 

 

わらべうたの魅力


  • 音域が2音から5音と音域が狭く、子どもが無理なく自然に歌える
  • わらべうたの、ゆったりとしたリズムで落ちつける雰囲気になる。
  • 身近な大人の温もりを感じることで、情緒が安定する。
  • 楽しみながら、言葉や数を覚える。
  • 遊びながら、身体の部分や名称を認識する。
  • 歌いながら身体を動かすことで、運動能力やリズム感が高まる
  • 友達や大人と触れ合いながら遊ぶことで、コミュニケーション能力が高まる
  • オーガンジーやお手玉を使う遊びなど、力加減やバランスなど感覚機能が高まる
  • 歌を通じて、植物や動物、天気などの自然に興味、関心を持ったり、季節を感じたりできる。
  • 遊びの中で、ルールを守ったり、順番が守れるようになる。

 

 

このように、わらべうたは子どもの成長、発達を促す学びの要素が盛りだくさんです。

 

 

お手玉が届きました


先日、上之園のナガヤタワーの住人さんから手作りのお手玉プレゼントが届きました。

早速、子どものもとへもっていくと、色や柄が様々なお手玉に興味津々!

わらべうた遊びではもちろん、ままごと遊びにも取り入れて、見立て遊びの素材の一つとして活用しています。

 

 

お手玉を使って


♪おじぞうさん こんにちは

「おじぞうさん」で、頭の上にお手玉1個を落ちないようにのせます。「こんにちは」で、おじぎをして、おちてくるお手玉をキャッチする遊びです。バランス感覚、ボディイメージが高まる遊びです。

くるみ組のこどもたちは、最初は、頭にお手玉をのせることも難しかったですが、繰り返し楽しむうちにコツを掴んでいました。できるようになるまで試行錯誤する姿がありました。

 

♪おとけいさん いまなんじ

「おとけいさん いまなんじ」で、両手でお手玉を持ち、1時」でお手玉を上に1回投げてキャッチする遊びです。数字や時間の認識、投げる、キャッチする身体機能の感覚を養うことができます。

 

 

普段の生活や遊びの中で


水遊びでは、水しぶきをたてながら、♪あめだ あめだ あめがふる♪

サークルタイムでは、♪まるくなれ わになれ♪

のはら園で、草を手にして、♪よもぎしょうぶのしりたたき~♪など、

自然に生活中や遊びの中で、わらべうをに口ずさんでいる姿から、わらべうたを身近に感じ、親しみを持って楽しめているのだと嬉しく感じます。

 

お手玉を手にすると、「おじぞうさんしたい!」「せんべいしたい!」と、子どもからリクエストをしてくれます。

生活や遊びの中で経験したことを、イメージしてわらべうたにリンクできるということは、これまでの様々な体験からの学びが豊かであるからこそです。

 

 

文責:山﨑

 

 

1本のクレヨンから世界が広がる(年少組3歳児 うさぎ組)

子ども達は、登園し身の回りの支度が済むと、うさぎ組かぱんだ組に集まり、遊びの環境として用意されている物から自分で選び、遊び始めます。

遊ぶ環境として、必ず3つ程を用意しています。

 

その中でも、最近人気が高いのはお絵描きコーナーです。

 

保育者によって準備される道具は様々。

ある時は、ペン。

ある時は、クレヨン。

ある時は、色鉛筆。

 

それぞれの素材を使って描かれる絵はとても興味深いものがあります。

家族 果物 おばけ 線画、波線 沢山の丸〇 全種類の色を使った点画等・・・

 

 

そんなお絵描き遊びを楽しむ子ども達の姿から、クラスでの活動でも様々な方法を工夫して取り組み、楽しんでいます。

 

 

最近のうさぎ組での活動は…


 

一人一人に紙は配るのではなく、大きなロールの広幅用紙を用意し、一つの紙をみんなで共有してお絵描きを楽しみます。

大きな大きなロールの広幅用紙を用意すると、子ども達の目は輝き、とても魅力的な遊びが始まります。

 

ある日の活動では、全色から使いたい色を1つだけ選びました。「今日は、今持っている絵一色でお絵描きしよう!」と投げかけて、同じ色で遊びます。途中で変えることはしません。

たった一つのクレヨンで遊ぶことでとても集中でき、伸び伸びと自由に遊ぶ姿がありました。

 

 

またある日には、1枚の紙(保育室にある、子ども達が給食で使うテーブルのサイズ)に数人で描きました。

『手が友達とあたる。』

『自分が描いてた絵に友達が描いた』

『みんなが描くから(僕・私)描けない』

そうやって気持ちがぶつかり合うこともあります。

譲り合いや我慢などの感情や行動の調整を活動の中で学びつつ、『発見ひらめき次はどうやろう』と考える子ども達の姿をもっと引き出したいと思い、毎日の保育を工夫し意図的に取り入れています。

 

 

 

混ざり合う色


 

描く中で、「先生きて〜。」とあるテーブルから呼ぶ声が聞こえてきました。

近づくと、ある子が目をキラキラさせながら紙の一部を差し保育者に話し始めました。

「色が混ぜると綺麗。青とピンクを混ぜると『紫』になった。すごいでしょう。」

見つけた子どもにとっては大発見だったことでしょう。

それに気がついた周りの子どもも、紙に描かれているクレヨンに色をのせ始めました。

 

最初に気がついた子どもは、保育者に次のことも伝えました。

「次は、クレヨンではなく絵の具でしてみたい。

 

色が混ざる変化に気づき、絵の具だったらどうなるんだろうと思う探求心が育ってきています。

 

 

 

今回の混ざり合う発見が、さらに次への遊びにつながっています。

 

私が、大切にしていることは、表現する過程を子ども自身が味わい、もっとやってみたいと思い、やってみようとすることだと考えます。

遊びの延長でスムーズに活動を展開していくために、いくつもの考え(引き出し)を持ちながら保育をしていきたいと思います。

今後も子ども達が自由な雰囲気の中で主体的に安心して遊べるように、見守っていきたいと思います。

                                    

 

文責:堂園

ゆったりとした時間を~延長保育~

幼保連携型の認定こども園になり、2年目になりました。

幼稚園型の認定こども園だった頃は、18時以降に園で過ごす子どもは多い時でも4人ほどでしたが、今は毎日10人強の子どもが18時以降も園で過ごしています。

0歳児~5歳児の子ども達が一緒に過ごすこの時間は、より家庭的な雰囲気で、ゆったりとした時間が流れています。

徐々に暗くなり、また、人数が少なくなり、不安になってしまいやすい時間帯だからこそ、あたたかく心地よい関わりができるよう、これからも努めていきたいと思います。

 

 

どんなことをしているの??


18時になると、おやつを食べます。

みんなでまあるく半円状に座り、顔を合わせておやつを食べるこの時間は、「いつお迎えが来るかな…」というちょっぴり不安だった気持ちを少し軽くしてくれる時間になっているように感じます。

毎日給食室が準備しているおやつは、おにぎりやビスケット等、15時のおやつとはまた違ったメニュー。ちょっとした“特別な時間”に、子ども達も楽しみにしているようです。

 

 

おやつを食べ終わると、お迎えが来るまでゆったりと遊びます。

一人、また一人とお迎えが来る中で、「僕はまだかな」と呟く子どもや、時には突然堰を切ったようにワーッと泣き出す子どももいます。

そんな時はギュっと抱きしめたり手を握ったりしながら、「ママに会いたいよね、寂しくなったね」等と気持ちを受容し、少しでも安心して過ごせるように努めています。

保護者の方がお迎えに来られた時の、子ども達はもちろん、保護者の方の「やっと会えた!!」という表情に、こちらもとても心があたたかくなります。

 

 

 

異年齢での時間だからこそ


「おやつの袋が開けられない」と困っている人に、「開けようか?」と優しく声を掛け、手を差し伸べる年上の子どもの姿や、

「おいで」と言わずとも、「お兄ちゃんが来た!」と言わんばかりに年長児に駆け寄る0.1歳児の姿など、

異年齢だからこそ見られる子ども達の関わり、心の育ちの姿が沢山見られます。

子どもは子どもの中で育ちます。同年齢の良さ、異年齢の良さ、それぞれの良さがあることを、子ども達の姿から感じます。

 

一昔前までは、きょうだいが多くいたり、地域の幼馴染と晩御飯ができるまで遊んだりと、近い年齢同士での関わりが日常的に自然と生まれる環境がありました。

今は共働きの家庭や核家族が増え、そこに加えてコロナ渦で、なかなか人との関わりが難しくなっています。そんな今だからこそ、こども園で長い時間を過ごす子ども達にとっての“日常”を、できる限り守っていくことが、私達保育に関わるの職員の使命なのだと感じます。

毎日の沢山の関わりの中で育っていく子ども達。人数が少ない延長保育では、これからも、じっくりとした関わりの下、より家庭的であたたかい時間をつくっていきたいと思います。

 

 

毎日遅くまでお仕事をされている保護者の方にとっては、「遅くなってごめんね…」とご自身を責める方もいらっしゃるかもしれません。

特に、日暮れが早くなる今からの時期は、「早く迎えに行かないと…」と、焦ってしまう気持ちになってしまうこともあるのではないでしょうか。

 

子ども達は、お父さん・お母さんのことがなにより大切です。保護者の方が元気でいてくださることを一番に思っていると思います。慌てず、安全運転で迎えにいらしてください。

毎日お仕事お疲れ様です!お迎えにいらしたときは、お互いに「今日もお疲れ様!!」の気持ちで、お子さんをギュっと抱きしめてあげてください。

「ただいま!」とお迎えにいらっしゃるのを、子ども達とお待ちしています!

 

 

文責:迫田

 

 

 

 

 

 

気づきの表情を見逃さないように(0歳児 れんげ組)

今回は、れんげ組で行った感触遊び(絵の具)についてお伝えしたいと思います。

 

 

好奇心はなぜ大事?


今月に入り、様々な素材に触れ合い始めたれんげ組の子どもたち。砂遊びや泥遊び、水遊びを経て、「触ったら面白い」「この感触はちょっと気持ち悪い」という感覚を発達させてきたように思います。

 

そこで、色々な物に興味が出てき始めた子ども達の様子から、砂や泥とは少し違った素材を知ってほしいと考えました。

私たちが、感覚遊びを取り入れる理由として、「感覚遊びを通して、好奇心を満たしてほしい」という思いがあります。「これはなんだろう?」「触ったらどうなるの?」という好奇心をもつ事で、「自分で解りたい、調べたい」という自主性や意欲に繋がったり、困難なことに直面した時に「どうしたらいいだろう」と考える力も身につくようになったりするという利点があります。将来何かを頑張るモチベーションにも繋がることなのかなと、個人的に思うところです。

 

 

 

さぁ、絵の具を触ってみよう


初めての絵の具。最初は袋の上から触ることにしました。

初めての素材なので、直接触った時の抵抗感を抑え、まずは絵の具という存在を知ってほしいと考えたからです。

 

しかし、袋に入った絵の具に、れんげ組の子どもたちは全くと言っていいほど興味を示しませんでした。

 

袋の上からであると少し分かりにくいのかもしれないと考え、絵の具を皿に出して、触ることにしました。

 

すると、、、

 

写真を見て分かるように、絵の具を触った最初はみんな「え、、、?」という表情でした。

パッパッとはらってもまとわりついたり、手を重ね合わせると色が伸びたりと、初めてのことに驚いたような顔です。

私たちはこの表情を見逃さないようにしています。この表情こそが好奇心の入り口であると思っているからです。

 

 

この後から子どもたちは戸惑いの表情から、知りたいという表情になり、関心を持って、自ら絵の具に関わろうとする姿が見られました。

 

 

絵の具の活動の2回目以降は、「これ、前も触ったことがある!」と理解し、すぐに絵の具に触ることができるようになった子どもたち。

顔についても、壁や窓につけてしまっても、それが子どもたち一人ひとりの表現であると捉え、「楽しい」「やってみたい」と思える幅を広げていくお手伝いをこれからもしていけたらと思っています。

 

2回目以降の絵の具遊びの様子は、また次回お伝えしますね!

 

 

文責:中村