教育・保育内容

 

 

錦ヶ丘幼稚園の教育〜理事長のことば

約20年前に園庭を大改造し「のはら園」を作ったのは、子ども達に水辺の生き物や植物と戯れることのできる心の原風景をプレゼントしたいという想いと、命の大切さを学んでほしいとの思いからでした。

私が医者として多くの患者さんの治療をするなかで、幼い時の食生活が生涯にわたって心身の健康に大事であると痛切に感じました。そのため幼少期の食育の大切さに錦ヶ丘は取り組みました。給食は、食材、調理法、調味料を厳選し、可能な限り炒め物・揚げ物を控えています。幼少期に、味・触覚・視覚から味覚の基礎が作られます。また、友だちと大勢で食卓を囲む楽しさから、共感能力が発達します。

心身の発育で最も劇的な変化がみられる就学前の子供たちにとり、「食事」「食育」は最重要な錦ヶ丘の基本方針の一つです。

2018年度から幼稚園教育要領・認定こども園教育要領・保育所保育指針が大幅に改定されました。改定の最も大事なポイントは、非認知能力の重要性です。

認知能力とは、読み書きや英語や計算のような、学問的・学力的な能力です。
非認知能力とは、好奇心をもってやってみたり、工夫しながら根気強くやり通す資質、友だちと協力してやってみる力、また、人の話を聞いたり自分の考えたことを言葉や体で表現するような力のことです。

これを受けて錦ヶ丘の教育・保育内容も大きく変化します。

具体的には、

1)子ども一人一人の主体的な活動を引き出す保育をしていきます。
2)複数担任制を導入し、少人数単位の活動を増やします
3)体幹の発達を促す運動や、リズム、童具積木などのあそびを通じて自ら数や平面図形・空間認知力に気付くようにします。

教育・保育指針が大きく変化したのは、AI(人工知能)が進歩するこらからの時代に、どのようなことが求められるのかを、考えた結果です。多くの仕事がAIにとって代わる時代に、真に社会が求める人間になるための基礎を錦ヶ丘は作ることを、今後の教育・保育方針にしていきます。それは、時代が変わっても、人間が人間としての原点を育む教育・保育であり、大人になってから豊かな人生を送れるようにするためでもあります。

2018年に就任した穂原園長を中心に、私理事長も含め全職員が猛勉強をし、非認知能力を高める新しい錦ヶ丘を目指します。

理事長 堂園晴彦

センス・オブ・ワンダー

レイチェル・カーソン著 より

子どもにとっても、どのようにして子どもを教育すべきか頭を悩ませている親にとっても「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。子ども達が出会う事実の一つ一つが、やがて知識や知恵を生み出す種子だとしたら、色々な出来事や風景の変化等は、豊かな情緒や感受性を育む肥沃な土壌です。幼い子供時代は、この土壌を耕すときです。美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知なものに触れた時の感激、思いやり,憐れみ、賛嘆や愛情などの様々な形の感情がひとたびよびさまされると、次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。そのようにして見つけ出した知識は、しっかりと身につきます。