お知らせ
2024.01.29
Blog
絵本で育つ豊かな感性(1歳児 つくし組)
つくし組の子ども達は絵本が大好きです。
絵本コーナーやブロックコーナーなど遊びのコーナーを作ると、われ先にとお気に入りの本を探しに行きます。
1人でゆっくり眺めたり、お友達と一緒に1冊の本を囲み指差しながら楽しんだり、
「よんで」
と保育者に持ってきて読み聞かせをしてもらったりしながら、様々なスタイルで本を楽しんでいます。
今回は、その大好きな絵本を通して育まれている子ども達の遊びと成長をお伝えします。
言葉のフレーズやリズムを楽しむ
「もい もい もーい もいっ!」と短くて面白いフレーズが心地よいようで、保育者の読み方を真似ながら読む姿や
「せんべい せんべい 焼けた〜🎵」と歌いながら、絵本の食べ物をパクッと食べる仕草をしながら楽しむ姿があります。
「はい、どうぞ!」
と保育者や友達にお裾分けしてくれることもあり、心が温かくなります。
片言の単語でおしゃべりしていた子ども達が、字が読めるの?と思うくらい、読んでもらったフレーズを覚えて真似ながら読む姿に成長を感じます。
耳で聞いて、絵を見て、手で触り、心で感じ、頭で考え、絵本を通して沢山の刺激をもらいながら豊かな感性が育まれています。
絵や写真を見て楽しむ
植物図鑑や動物図鑑など写真の本も子ども達に人気です。
知っている生き物が出てくると、嬉しそうに指差し見せあったり、知っている物を探そうと一生懸命ページをめくる姿もあります。また、不思議に思ったり興味をもったものは
「これはなに?」
と保育者に聞く姿もあります。
様々な物に興味を持ち、知っている物が増える喜びを感じたり、
きれいだな!
おいしそうだな!
おおきいな!
と感じたりしながら心が動き、意欲的に情報収集しながら言葉や知識を増やしている姿に頼もしさを感じます。
時には、きりんの写真を見ながらリズムで行うきりんのポーズをする子もいて、様々な情報がしっかりと結びついていることにも成長を感じます。
ページをめくり
絵本は読んだり見たりするだけではなく、自分でページをめくる楽しみもあります。
「次のページはどんなかな?」
とワクワクしながら自分のタイミングでめくる姿はとても楽しそうです。時々、友達が先にめくろうとすると
「ダメ!」
と自分でめくりたい気持ちを主張する場面も見られます。
紙の感触を指で確かめて、1ページずつめくる事も上手になってきていますが、0、1歳児はまだ力加減が難しく、勢いよくめくって破れることも…大事に扱う事は伝えつつも、自分で本をめくってみようとする意欲を大切に捉え、温かく見守りながら限界まで修理して使っています。
最近は
「絵本ビリビリ痛い痛い。」
「破れた。」
と言葉で表現しながら、修理してほしい本を保育者に持ってきてくれる事もあり、本を大切に使おうとする意識も出てきているように感じます。
本年度は保護者ボランティアの方々が絵本の修理をしてくださり、子ども達が大好きな本を繰り返し楽しむ事ができていることに、大変感謝しております。
読み聞かせ大好き
子ども達は読み聞かせが大好きです。
1対1の読み聞かせに特別感と安心感を感じながら絵本の世界を楽しんだり、友達と一緒に思いを共感しながら集団での読み聞かせを楽しんだりしています。
読み聞かせサークル「はらぺこあおむし」の保護者の方々が読んでくださる絵本タイムは特別で、いつも以上に真剣な眼差しで見つめ絵本の楽しさを感じている姿があります。
また、読んでくれる大人にも興味があるようで、片手で本を持ち読み聞かせのスタイルをまねながら本を読んでいる子もいて、子どもの視点や発想に面白さと成長を感じます。
ランチルームの絵本棚には、特定保育料で購入させていただいている本がたくさん並んでいますので、是非親子で絵本を手に取り、ご家庭での読み聞かせ等にもご利用ください。
きっと子どもの成長が発見できますよ。
文責:宮原