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2025.03.14

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もうすぐ年長! 〜自信と期待をもって進級するために〜(4歳児 こすもす組)

こすもす組の子どもたちは、もうすぐ年長になります。

「次はぼくたちが年長さん!」「年長さんになったら…」と、少しずつ進級への期待が膨らんでいます。

私たちは、子どもたちが自信をもって年長クラスに進めるよう、さまざまな経験を大切にしながら過ごしています。

今回は、年長に向けての取り組みについてお話します。

 

年長さんの姿から学ぶこと

年長さんと一緒に遊んだり、ふじ組の保育室で、給食を食べたりする機会を作りました。

また、ランチルーム準備のお手伝いも年長組の子ども達から年中組の子ども達に引き継ぎを行っているところです。

年長組の卒園式練習を見に行った日のサークルタイムでは、「座っている姿勢がかっこよかった!」「歌っている声がすごく綺麗だった」と、憧れの気持ちが芽生えていました。

「次は自分たちがやるんだ」という意識や憧れの気持ちが育まれることで、「やってみたい」「できるようになりたい」という意欲に繋がっています。

年下の子どもたちと関わる経験

年下の子どもたちと一緒に活動する時間も大切にしています。

先日はあんず組(2歳児)と童具を使って遊びました。

並べたいのに、持っていかれたり、積んでいたのに崩されたり、順番が回ってこなかったり…

年上として遊びをリードしようとするなかで、「思ったように動いてくれない」「伝わらない」といった難しさを感じることもあったようです。

それでも、伝える言葉を工夫してみたり、相手の気持ちを考えたりしながら接することで、「こう言えば伝わるかな?」「どうしたら一緒に遊べるかな?」と考える姿が見られました。

思いやる気持ちや伝える力は、こうした経験の積み重ねから育まれていきます。

保育者の関わり

進級を前にして、期待とともに不安も入り混じる時期なため、保育者がどう関わるかも大切になってきます。

例えば、今までは年長さんがやっていたランチルームの準備のお手伝い。

最初は「大丈夫かな?」と不安そうだった子がいました。

保育者は「ドキドキするよね。不安になったら帰っておいでね。」と伝えて送り出しました。お手伝いから帰ってくると「できた!大丈夫だった!」と笑顔で戻ってくることができました。

私たち保育者は、子どもたちのどんな気持ちも大切にしながら、「やってみたい」「こうしたい」を受け止め、認めることを大事にしてきました。

進級を前に、子どもたちは「楽しみ!」という気持ちだけでなく、「できるかな…?」と不安に思うこともあります。

できたことを「すごいね!」と喜ぶだけでなく、「分かるよ」「ドキドキするよね」と気持ちに寄り添うことも、子どもたちの安心感や自信に繋がります。

 

家庭でも、できることから少しずつ

進級に向けて、自分のことは自分でする力を育んでいきたい時期です。

園でも取り組んでいますが、家庭でも少しずつ「できること」を増やしていけたらと思います。

例えば…

・リュックや水筒を自分で持つ(荷物を自分で管理する意識)

・洋服を選ぶ(自分で決める経験)

・ご飯を運ぶ・よそう(自分で考えて行動する力)

こうした日々を積み重ねることで、「自分でできた」という自信をつけながら、身の回りのことの必要性を理解したり、習慣として身についたりしていきます。

ここで習慣となって身についたことが、年長での生活、そして、その先の小学校生活での姿に繋がっていきます。

今からできることを、一緒に

おうちの方からして見れば、一分一秒も無駄にできないような日々の中、おそらく大人がやってしまった方が早いことが多いかもしれませんが、「できることを増やしておいてよかった!」と思える日が、きっとやってきます。

子どもたちが自信と期待をもって年長に進級できるように、残りわずかの日々ですが、私たち保育者も一緒に歩んでいきます。

少しずつ、子どもたちのできることを増やしながら、進級の日を迎えられたらいいなと思います。

「分かってはいるけどこの場面で悩んでる」「どう対応したらいい?」とお困りのことがあればぜひお声掛けくださいね。

 

文責:髙山

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