お知らせ

2025.07.14

Blog

製作を通して見えるもの(4歳児 年中組)

4歳児の定型発達の中に「具体的に描こうとする」「素材と道具で造形する」があります。
これまで模倣しながら描くことが多かった子ども達。以前より、知っているものや好きなものなどを具体的に描くようになってきました。

また、紙を持ってはさみで切るなど、両手を別々に操作できることが多くなり、道具を使った製作が出来るようになりました。
この育ちを踏まえ、7月は「様々な素材や道具を使って、⾃分なりに作ったり、表現したりする」をねらいとし、活動しています。

表現活動を通して

自分で「〇〇をつくる!」「〇〇を描いたよ」と子どもたちが表現するものは、家族やご飯、お菓子、キャラクターなど身近にあるものや、動物や恐竜、乗り物、お姫様…憧れているもの、なりたいものとさまざまです。

表現活動を通して、子どもたちが見ている世界が見えてきます。

どの表現活動でも、保育者が大切にしていることは、身の回りのことに気付き、面白い、素敵だな、不思議だなと感じる子ども達の感性です。

子ども達がありのままに説明する言葉や表現に共感し、「たのしい!」「もっとやってみたい」「どうやって表現しよう?」と感じる気持ちを大事にした関わりを心掛けています。

今後見えてくる姿

自分で試行錯誤しながらイメージを形にしようとする今の子どもたちの姿は、幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿である「思考力の芽生え」「豊かな感性と表現」に繋がります。

今後、例えば友達と一緒に話し合いを通して大作を作ったり、遊びに必要なものを作ったりするなど、自分だけではなく、周りの人と一緒に世界を広げていく楽しさや面白さに気付くことができるように、表現活動の広がりを支えていきたいと思います。

文責:桑元

 ~引用~3・4・5歳児の発達と保育 著:乳幼児の発達と保育研究会

保育内容 5領域の展開 著:高山静子

当園についてや入園に関しては
お気軽にお問い合わせください