お知らせ
2022.09.02
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食に触れる【年長5歳児 にじ組】
食育にも力を入れている錦ヶ丘!!
私も、昨年度からこの学年の子ども達と、食に触れる活動に沢山取り組んできました。ですので、子ども達にとってクッキングをすることも日常のこと。
保育の中の食育の活動というと、”クッキング”を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
もちろん、収穫した野菜や子ども達と考えてクッキングをすることも沢山あります。
ですが、クッキング以外にも食に触れる機会って沢山あるんです!
給食で提供された食材に興味を持ち図鑑で調べたり、調理前の食材と調理後の食材を見比べたりすることも食育です。
また、野菜や米を育てることで、成長を楽しみ、その野菜や米にも命があることが分かり、大切にしたいという気持ちも生まれてきます。
今月は、精米の様子を見て、「ぬか床作り」に挑戦!小麦粉粘土遊び、ブルーベリージャム作りからパン作りに発展したため、その様子をお伝えします!
精米ってどうするの?「ぬか」ってなあに?
4月から米作りについて調べたり、田植えを経験したりしている子ども達。
先日、精米の様子を見学しました。
「精米って何か知ってる?」と聞くと、
知らない子が多かったですが、「外側の茶色い皮を剥くんだよ」と知っていることを教えてくれる子もいました。
精米する前の米と精米した後の米を見比べると、色の違いに気付いていました。
その後「外側の皮はどうなったんだろう?」と疑問が!
下に溜まっていたぬかを見て、「わぁ!!」と驚きの声が!!触ってみると「ふわふわしてる!」「あったかい!」「気持ちいい!」など初めて触る食感に少し嬉しそうな様子でした。
この「ぬか」も捨てるのではなく、食べることができるということを知り、驚いている子ども達が沢山。
そこで、ぬか漬けやぬか床と言ってもあまり分かっていない子が多かったため、作ってみることに!
ぬか床作りに挑戦!!
始めてのぬか床作り!普段目にすることもないため、「どんなものを入れるんだろう?」「どうやって作るんだろう?」「どうなるんだろう?」と頭の中には?がいっぱい。
作っていく中で、ふわふわしていたぬかが、しっとりなっていく様子などを、五感を使って感じていました。
「ぬかも生きているから、みんなで育てていこう!」と話をすると、子ども達も気に掛けながら「今日まだお世話してないよ!」と教えてくれます。
子ども達と毎日様子を見ながら育ててみたいと思います。
小麦粉粘土遊びからパン作り!!
8月、登園している子ども達と、小麦粉遊びをしました。その時、出来上がった小麦粉粘土でパン作りをしている子どもがいました。
その子から、「焼いたら食べられるかな?」という声が聞こえてきたため、実際に焼いてみることに!
焼き上がりを見てみると、外はカチコチで中は小麦粉粘土のまま。
子ども達もこれでは食べられないことが分かり、少し落ち込んだ様子でしたが、すぐに「食べれるパンを作るにはどうしたらいいんだろう?」と考えようとする様子がありました。
★タブレットで調べたらいいかも!
★給食室の大人に聞いたら教えてくれるかも!
★給食室の大人に一緒に作ってもらったらいいんじゃない?
など子ども達なりに様々な方法を考えていました。
どうやったらできるか考えようとする姿を、今後も大切にしていきたいと思います。
自分達で考えて、作ってみたパンは、どんなパンよりも美味しく感じました。
⭐️詳しくはポートフォリオをご覧ください!!
興味を持ったことを自分で考え、やってみることで、できた時の「できた!」という達成感も大きいように感じます。
日常の中で、普通に食べているものも、実際に作ってみるととても大変だったり、こんなふうに出来ているということに気づくことができました。
今までの経験を思い出しながら考え、やってみることも大切にしながら、新しいことに挑戦してしたり、こんな方法もあることに気付いたりできるような活動も取り組んでいきたいと思います。
文責:武石