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2024.03.21

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お箸への移行するタイミングって?(3・4歳児)

そろそろ、お箸の練習した方がいいのかな?」
「お箸の持ち方がおかしくて…」等、ご家庭でも、お箸に関する悩みがあるのではないでしょうか?

今回は、①園でのお箸の取り組み②お箸へ移行する目安③家庭で取り組みたいことをお伝えします。

園でのお箸の取り組み

園では、〇歳になったから一斉にお箸を、使わせることありません。
なぜなら、お箸が使えるようになるには、身体機能や指先の発達が深く関係しているからです。
お箸が使えるようなるのは、 個人差があります。お箸を持たせて練習したからといって、お箸が使えるようになるわけではありません。
手先の巧緻性を、高めていく遊びの積み重ねが、大切だと捉えています。子どもの発達に応じて、お箸が使えるようご家庭と共に連携を図っています。

現在の状況は?・・・

3歳児…
スプーンの握り方は、上手持ち、下手持ち、鉛筆握り(3点持ち)と様々な段階にあります。
それぞれの段階にある子どもが、次のステップを意識できるような声かけをしています。保育者が「〜さんのスプーンの持ち方いいね!」「どうやって持つかのな?」と声をかける事で、友達の持ち方を真似たり、「こうだよね!」と友達と確認しながら、鉛筆持ちでスプーンを握ってみようとする姿が見られます。

4歳児…
お箸が使える子ども、スプーンとお箸を平行して使う子、スプーンのみを使う子どもがいます。年中になると、お箸が使えたり、上手く使えなくてもお箸を使いたがるようになります。
3点持ちで、お箸を使える子、お箸を下手握りで、器用に挟んで食べている子、お箸に疲れたらスプーンを使う子、それぞれの段階に応じて、無理なくお箸を使っています。

5歳児…
ほとんどの子どもがお箸を使って、食べています。

お箸移行への目安

・スプーンを鉛筆握り(3点持ち)できているか。
・遊び食べをせず、落ち着いて食事ができているか?
・こぼさず食事ができるようになってきたか?

 

上記の3点を目安に、園ではお箸への移行をご家庭と共に進めています。また、鉛筆握りでクレヨンやクーピーで描く、ハサミが使えるようになる等の姿があれば、お箸を使うための身体機能の準備ができているともいえます。

 

家庭で取り組みたいこと

「子どものスプーンの持ち方が気になる」、「お箸を使わせたいけど・・・」と、親として気持ちが焦ることも多いかと思います。
家庭の生活や遊びの中にも、手先を十分に動かすということが下記のようにたくさんあります。スプーンやお箸を上手に使えるようになることに繋がりますので、ぜひご家庭でも取り組んでみてください。

生活の中では…
①上着やカバンのファスナーやボタンを自分でする。

②衣服の着脱を自分でする、衣服を畳んだりする。

③みかんやバナナの皮をむく。

④おやつの包みを開封する。

④調理の手伝いのなかで、野菜を洗う、ちぎる等を経験する。

遊びの中では…

①室内で、手先を動かして遊べる玩具

ブロック・洗濯バサミ・粘土・紐通し・お絵描き・折り紙・こま回し・かるた等

②戸外で、手先を動かしての遊び

・砂・泥・植物を拾う、ちぎる集める・虫を捕まえる・木登り・ぶら下がる等

忙しい毎日の中、大人がやってあげたらすぐにできることではありますが、子どもがやってみたくなるように声を掛け、待ったり、見守ったりすることが子どもの身体機能を高めることになります。

3・4・5歳と年齢が進むにつれて、お箸への移行や持ち方が気になることと思います。家庭で、気になることや心配なことなどありましたら、いつでもご相談ください。

文責:山﨑

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