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2024.07.10

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「基本動作を確実に」

毎年、その年の園の重点テーマを掲げています。

一つ目は、「子どもを見る目を確かなものに」 詳しくは昨年度まで主幹保育教諭で今年度から全体フリーとして全学年の保育の質に取り組んでいる藤﨑のブログへ:こちら

二つ目は、「基本動作を確実に」

このブログでは、二つ目のテーマ「基本動作を確実に」について、お伝えします。

 

①園の目標をしっかりと理解する。

みなさん、本園の園訓と目指す園児像をご存じでしょうか?

園訓「強く逞しく、型にはまらない、野性味溢るる 子どもに育てましょう」

目指す園児像「個性ある一個の人格として尊ばれる子」「自己肯定感を持てる子」「学ぶことは楽しいと思える子」  です。

私たちは昨年より、上記の文言をしっかりと覚え、しっかりと理解し、どの人にも説明できるように取り組んできました。基本動作を具現化するための大切な言葉だからです。言葉一つ一つの意味を理解し、本園の保育の基本について、くりかし、職員間で語り合ってきました。また、園の特色である「わらべ歌」「童具」「リズム」に加えて、「食育」「ビオトープ」「運動遊び」等、子どもたちの引き出したい姿や成長に見通しを持ち、必要な環境やかかわりについて、検討を重ねています。園の目標をしっかりと理解することは、子どもたちの育ちを支えるために不可欠な基本動作です。

②お互いの意見・経験を尊重し、大切にしあう。

園訓を理解し、私たちの保育をより良いものとするために、毎日の話し合いは欠かせません。

錦ヶ丘職員は、みな経験豊か。保育経験年数の違いもあれば保育に対する考え方や捉え方も、専門分野も得意とすることも様々です。経験が長い職員で26年目、入職して1年目の職員もいます。違いがあるからこそ面白い!し、様々な知識や経験も集まり、保育が充実しています。「園長だから、主任だから」といった立場は関係なく、「みな立場は対等!」という考えを元に、「私はこう思う!」と意見を伝え合うこと、「あなたはそう思ったのね!」と耳を傾けることは、錦ヶ丘の基本動作です。子どもとのかかわりにも通じることですね。それから、ダメだしならぬ、イイ出し!もどんどん伝え合います。「これ良かったよ!」とお互いにペップアップしていくことでお互いを認めて尊重する事にも繋がります。時には、もみじ組でイイ出しが始まり、皆から拍手が起こることも。和やかな雰囲気だから、意見も出やすいのかもしれません。

また、長年の経験がある保育者は、自分の経験や技術を惜しみなく伝えることも大切にしています。それらは、教科書には載っていないものばかり。

運動会の練習の場面では、かけっこでの「位置について!よーい!どん!」の掛け声の練習を副園長と保育士で何度も何度もしました。子どもの注意を引くことと子どもの息遣いを見ながらスタートを切るといった一連の簡単そうに見える動きは、実はとても難しいもの。リーダー以上の職員は、「やって見せる・説明する」ことを基本動作とし、保育の質の向上に努めています。

③保育の今について学び続ける

保育も時代の流れや世の中のニーズに合わせて、どんどん形や考え方が変わっていきます。国が示す「幼稚園教育要領」や「保育所保育指針」の基本は外すことなく様々なことを学んでいくことは、基本動作です。最近では、私自身、東京にて性被害からの回復について研修を受けてきました。一見、保育とは関係ないようにも聞こえますが、「人権とは何か」、「大切にされる経験とは何か」、学ぶ機会となりました。

子どもたちを取り巻く世界は、どんどん形を変えています。世の中の保育の流れや世界情勢に明るくあること、そのたびに、「保育がこれでいいかどうか?」を考えを改めることは、大切なことです。その為、保育の今について学び続けることは、基本動作と言えます。

④園の運営について知る

園を運営するにあたり、保育料の内訳やコドモンの打刻等、漏れなくしっかりと管理できているかどうか、見る視点を持つことも基本動作です。

特にコドモンの打刻は、時間帯ごとに園内に子どもが何人登園しているか確認する上でとても重要なものです。打刻の漏れがあると、打刻漏れ?子どもは来ている?どこにいる?と職員間で連携を図り子どもの所在を確認します。子どもの登園が確認できず10時以降にお電話を差し上げるのはそのためです。また、登園・降園の打刻は、保育料にも直結する物です。保護者の皆様には、これからも確実に打刻をしていただくことや園からのお知らせもしっかりとお読みいただき、園へのご理解とご協力を賜りたいと思います。

子どもの育ちを支えるために

以上、基本動作について一部ではありますが特に大切にしたいことを書き出しました。

全ては、子どもたちの健やかな育ちを支え、安全を守るものだと思っています。今後も、保護者の皆様とも良きパートナーでありながら、良い園とは何か、そのために必要な基本とはどんなことか、園内でも深めていきたい思っております。

 

文責:後藤

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