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2024.11.30
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寒い冬の過ごし方
先日まで、半袖で過ごせるほど暖かい日が続いていましたが、急に冷たい風が吹き始め、あっという間に冬がやって来ましたね。
今回は、保健衛生の分野から、寒い冬を元気に過ごせるポイントをいくつかお伝えします。
その① 服装について
寒くなると、大人も子どもも肌着や服装が厚手になります。「多めに着ておいて、暑くなったら脱いだらいい」と思っている方も多いと思います。大人は自分で体温調節ができることもありその考えで良いと思いますが、子どもはそうはいきません。
4歳児、5歳児くらいになると、「寒い」や「暑い」がわかるようになってきますが、小さい子どもはわかりません。「寒い?」と尋ねると「寒い」と答えたり、「暑い?」と尋ねると「暑い」と答えたりと、自分の感じていることを認識して伝えることが難しいです。特に、まだ言葉で気持ちが伝えられない低年齢の子どもはもっと難しくなります。
また、体温調節機能がまだまだ発達途中で、上手に体温の調整ができないのも子どもの体の特徴です。
そこでポイントです!
子どもの服装のお勧めは、大人よりも1枚少なめに着せましょう!
鼻水が出てるから寒いのかな?と思うこともあるかと思いますが、子どもの体温は大人よりもやや高めで、体温上昇も早いです。
また、急に寒くなり、長袖の肌着の上に長袖の上着を着てくる子ども達が増えてきました。小さい子ども達は、中の下着を自分で伸ばす事がまだ難しい為、気付かないうちに肘で詰まっていることで血流が悪くなっていることも考えられます。着脱のしやすさからも、肌着は半袖のものをお勧めします。
とは言え、必ずしもそうしなければならない!と言うことはありませんので、最終判断は保護者の方々にお任せします。園内は、子ども達が快適に過ごせるよう、20度を下回らないように温度調整を行なっています。
その② 体調管理について
大人も子どもも寒くなると、血流が悪くなります。血流が悪くなると、体温も上がりにくくなりますよね?
そこでポイントです!
・体を適度に動かしましょう!
・体が温まる食事を摂りましょう!
・体を十分に休ませましょう!
寒い日は体を外側から暖めるのではなく、内側から温めることがなによりのポイントです。内側から体を温め、ゆっくりと体を休める事で、病気に負けない強い体を作りましょう。
先日見ていたニュースで、「寒暖差疲労」と言われる症状があることを知りました。嫌悪感や頭痛などがあるそうです。大人も疲れを感じるように、もちろん子ども達も疲れることがあります。そんな時は、一番落ち着けるご家庭で、のんびりゆっくり過ごしてみるのもお勧めですよ。
寒い冬でも楽しく元気に!をモットーに
寒いと、つい暖かい室内で過ごしがちになる方も多いのではないでしょうか。
しかし、冬の戸外は、イルミネーションや落ち葉の動く音、雪、透き通った青空、暖かい場所でのひなたぼっこ・・・と、魅力的で、冬にしか体験できないことが沢山あります。
本園の子ども達は、寒くても戸外遊びが大好きです。子ども達一人一人の体調管理をしっかりと行いながら、体を沢山動かせる保育を日々考えています。寒い冬を過ごす上でのポイントはまだまだ沢山ありますが、寒さに打ち勝ち、寒くても元気に楽しく今年の冬を乗り切りたいものですね。
文責:播田