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2019.09.04

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たんぽぽ組☆

今週から2学期が始まり、みんな夏休みを満喫したようで、サークルタイムではたくさんの思い出話を聞くことが出来ました☆また、涙ながら登園する子も、少しすればお友達と笑顔で遊ぶこともでき、ひと夏の成長を感じる毎日です。

遊びの中では、こんな成長が見られています…

★会話の発展・・・

ビオトープでのザリガニ・えび釣りが始まりました!早速、何人かザリガニの赤ちゃんを捕まえてきました。ビオトープに少しザリガニが増えてきたため、「ビオトープにはもどさないで、少し観察してみようか~」ととってきた子どもたちに話しました。しばらくすると、

「○○くん!だめだって! ビオトープにいれちゃだめだって!!」

と、走っていくBくんに大きな声で呼び掛けるAくんがいました。どうしたのかなと様子を見ていましたが、Aくんはひたすら「だめだよ!」としか言わなかったので、「どうしてだめか理由をいってみたらどう?」と提案。

すると、AくんはBくんに

「先生がいれちゃだめだって!!」

と話しています。するとBくんは、

「でも、赤ちゃんだから、お母さんザリガニのそばにいないとだめなんだって!」

と食い下がります。「でもダメだって」としか言えない子は何も言えなくなり、そのままBくんは走り去り、赤ちゃんザリガニをビオトープにはなしてしましました。Aくんは納得していないのか、私に言いに来ました。一緒にBくんも呼んで理由を聞いてみました。

Aくん:「ぼくはダメだって言ったのに、Bくんは聞いてくれなかった!」

私 :「そうか~、ダメっていうことは言えたね~。じゃあなんでダメだったか言ってみたかな?」

Aくん:「・・・言ってない・・・」

私 :「そっか~。じゃあBくんはどうしてはなしたの?」

Bくん:「だって、赤ちゃんだから、お母さんザリガニのそばにいないとだめだよ」

私 :「そうなんだね、Bくんの理由はわかったね。」

Aくん:「ぼくも観察したいから逃がさないでって言えばよかった・・・」

私 :「そうだね、つぎは理由まで言えるといいね~。」

と、AくんはBくんの理由に納得したようで、すっきりした様子で、次の遊びに行ってしましました。

今までは「貸してほしい」などのお願いしても、「いやだ」「ダメ」と理由を言えずにトラブルになっていることも多くありましたが、夏休みの終わりころから、「今使ってるからダメ」「こうしたいからあとでね」など、きちんと理由をいって、お友達とコミュニケーションを取れるようになってきています。

大人にとっては当たり前の事ですが、なかなか言えなかった子ども達が、少しずつ少しづつ会話のキャッチボールが出来るようになり、トラブルになることも減り、相手から理由を聞くことで、自分の理由を言ったり、納得しあったりして、次の遊びに進むようになってきている子ども達。この言葉のキャッチボールから、少人数の話し合いや意見交換につながり、発表会に向けて活動していければいいなぁと感じているところです(*^-^*)

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