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2022.07.27

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子どもの声に耳を傾けて(0歳児 れんげ組)

7月に入り、れんげ組の子どもたちは、沢山の素材に触れて遊んでいます。

砂遊び、泥遊びはもちろんですが、お湯遊び、風船遊びなども感触遊びの一つです。

 

「気持ち悪い」も立派な主張です!


感触遊びが大好きな子どももいれば、苦手だなと思っている子どももいます。

しかし、そう思う気持ちは当たり前です。

大人でも初めての物は怖いし、緊張しますよね。子どもたちも同じです。

「この感触気持ち悪いな~、好きじゃないな~」と感じている子どもは、泣いたり、大人の傍に寄り添ったりと、子どもたちによって、反応は様々ですが、意思表示をはっきりしてくれることが多いです。

そこで、私たちは、誰かと一緒に無理なく楽しめるように、感触遊びを進めています。

「ベビーパウダー」は馴染み深い!?


さて、ご家庭でも使われることの多いだろうベビーパウダー。

先日、れんげ組では、そのベビーパウダーを使って感触遊びを行いました。

まず初めに、子どもたちが見ている側で、ベビーパウダーをジップロックに入れ、ジップロック越しにベビーパウダーの感触を楽しみました。

なぜジップロック越しにしたのかというと、ここでいきなりベビーパウダーを触り、「苦手かも」という強い抵抗を感じて欲しくないと思ったからです。

子どもたちは興味深そうに見ていましたが、ベビーパウダー自体のサラサラとした感触は楽しめずにいるようでした。

そこでいよいよ、直接触ってみる事にしました。シートの上にベビーパウダーをこぼすと、子どもたちから手を伸ばし、広げる様子が見られました。

もちろん嫌がって泣いてしまう子どももいましたが、大人が傍につき、「嫌だったね、少し一緒に触ってみようか」と声を掛ける事で、落ち着くことが出来ていたように思います。

もうここからは大人も子どもも顔や全身を真っ白にしながら、ベビーパウダーならではの粒子が細かいさらさらとした感触を楽しみました。

 

今の積み重ねが将来の大きな糧になります!


感触遊びでは段階を大事にしています。

抵抗感の少ない物から楽しむことで「自分から触ってみようかな」という好奇心や、「これは大丈夫だから次も大丈夫かも」という安心感に繋げていけたらと思っています。

また、感触に対する気持ちは、大きくなった時の、人間関係にも影響していきます。

将来、「この人苦手だな、、、。」と思う場面がきた時に、その苦手を拒絶するのか、向き合っていくのかというのは、乳幼児期に培った感触遊びの経験が土台になっていきます。

「この感触苦手だったけど、少しだけなら触れるようになった」という経験が、「この人と分かり合えないと思っていたけど、話してみたら案外大丈夫だった」と許し合える心のキャパシティーを広げるための練習になっていればいいなと思う日々です。

 


暑い暑い夏がやってきました。水遊び、お湯遊びに絶好の季節です!

沐浴も行っていっていますが、もし体調面で水や、お湯、沐浴を控えて欲しい場合は、連絡帳や口頭で教えて頂けたらと幸いです。

文責:中村

 

 

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