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2023.12.11
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楽しかったみかん狩り♪ ~幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿~(4歳児 年中組)
11月7日(火)ゆうかり学園さんへ、年中組(4歳児)が初めての園外保育に行ってきました。
今回は、「初めての園外保育」「初めてのバス」「初めてのみかん狩り」と、初めてづくしだった園外保育の様子を、「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を添えてお伝えしたいと思います。
※「幼児期の終わりまでに育って欲しい姿」とは・・・https://hoiku-is.jp/article/detail/1380/
初めてのバス・・・♡
普段バス登園している子ども達以外、ほとんどの子ども達が園バスに乗るのが初めてでした。
みかん狩りも楽しみにしていましたが、密かに園バスに乗ることも楽しみにしていた子ども達。バスが出発すると、「ここは私のお家の近くだ」「この店行ったことある」「朝通った」など、バスの外を見ながら色々な会話が飛び交っていました。【9⃣言葉による伝え合い】
また、普段バスに乗っている子ども達が「シートベルトはこうするんだよ」「(乗る時は)挨拶してね」など、先輩風を吹かせながらも、子ども同士でバスでの約束事を伝え合う姿がありました。【4⃣道徳性・規範意識の芽生え】
行きのバス内は、興奮気味の子ども達でしたが、帰りのバス内では、ちょっぴり疲れた様子でした。
みかん狩りスタート!!
ゆうかり学園さんの果樹園に到着!ゆうかり学園の職員の方々にしっかりと挨拶を済ませ、みかん狩りのスタートです。
はさみの使い方を真剣な眼差しで、集中して聞いていた子ども達。いつもこんな姿で大人の話を聞いてくれたらいいのになぁ・・・と嫉妬するほどの素敵な姿でした。【5⃣社会生活との関わり】
はさみを持ち、みかんを持ち、袋を持ち・・・ いつもなら、「〇〇さん。持てない」「持ってよ」「〇〇して」と甘える姿も多いのですが、みかん狩りの最中、そのような姿を見ることは全くなかったです。(と、いう事は、普段から自分の事はしっかりと自分でできるんだな!と、確信しました。)【1⃣健康な心と身体】
普段使っているはさみとは使い方が違ったので、できるかな?と思いましたが、使い方をしっかりと聞いていたこともあり、なんとか使いこなすことができました。上手く使えていない子どもも、両手で使ってみたりと、「自分で狩る」事を楽しみ試行錯誤している姿がありました。【6⃣思考力の芽生え・7⃣自然との関わり・生命尊重】
自分達で採り、その場で食べたみかんは、格別に美味しかったことでしょう。また、普段あまり食に興味がない子ども達も、自ら進んで一口でも食べようとする姿が多く見られました。
「見て!大きいでしょ?」「これ絶対美味しいよ」と、キラキラした笑顔で狩ったみかんを見せてくれた子ども達。「自分で狩った」という達成感に満ちあふれていました。【⑩豊かな感性と表現】
今回のみかん狩りを経て・・・
子ども達の記憶の中にしっかりと楽しい体験が根付いているようで、遊びの中や会話の中でも「みかん狩り」と言うワードを良く聞くようになりました。また、「みかん」を使い、クッキングをしたり、見立てた製作活動を行ったりと、みかん狩りから継続して活動を続けています。
また、「ありがとう」の気持ちを込めて、初めてのお礼状も書き、文字が書けなくても、素敵なみかんの絵をたくさん描くことができました。
今回のみかん狩りを経て、友だちや大人と沢山話をしたり、狩り方を教えていただいたりしながら様々な人との関わりがあり、自分で狩ったという達成感を知り、バスの乗り方・園外保育での約束事など、色々な場面でルールがある。など、半日余りで色々なことを学ぶことができました。
また、今回の学びが、子ども達を成長させてくれたと思うと、五感(視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚)で体験した経験が、子ども達の成長に大きな影響を与えているということを改めて感じました。
子ども達が体験した楽しい経験が、子ども達をより一層成長させてくれていることを改めて感じた今回の園外保育となりました。
文責:播田