お知らせ

2024.05.23

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もうすぐ運動会 4・5歳児(年中・年長組)

5月25日(土)は、子ども達が楽しみにしているわくわく運動会です。

今回は、当日に向けての取り組みについてお伝えします。

 

運動会ってどんなこと?

錦ヶ丘の運動会は、「運動会があるから練習を始めよう」ではなく、「運動会って何だろう?」「どんなことをしたい?」「どんな気持ち?」など、子ども達の考えや思いを引き出すことから始めています。

年長組

話しやすい雰囲気づくりのために、まずは4~5人の少人数での話し合いから始め、次にクラス全体での話し合い、最後に学年全体での話し合いというように、少しずつステップアップしながら進めてきました。そのようにする事で、人前で自分の考えや思いを伝える事に苦手意識を持つ子どもにも、安心して話せる場を提供し、「伝えられた」「伝わった」という経験ができるようにしています。

種目決定の際は、やりたい種目の枠にシールを貼る事で、一人ひとりが自分の思いを表しました。自分のやりたかった種目に決まった子ども、そうでない子どももいましたが、自分の気持ちを表すことができ、競技内容に納得でき、活動に取り組めています。

 

年中組

障害物競争の内容を決める際に、最初はなかなか子ども達のイメージが広がりませんでした。

大人も一緒に話し合いを続ける中で、普段遊んでいる、「ボールを投げる」「椅子くぐり」「段ボール運び」「でこぼこ渡り」などが話題に上がり、実際にやってみる中で、当日の種目を系呈していきました。くぐる動きや、渡る動きは、二つの難易度から、自分がやりたい方を選択しています。ぜひ、子ども達のやってみたい、挑戦する姿にご注目ください。

 

いろんな気持ち♡

話し合いや練習では、「勝ちたい」「負けたくない」「ドキドキする」「緊張する」など、いろんな気持ちを言葉にしています。

中には、運動に苦手意識があり、「やりたくない」という気持ちを話す子どももいました。保育者は、どの気持ちもまずはしっかりと受け止め、「不安な気持ちを話してもいいんだ」「気持ちを分かってもらえた」と安心して参加できるように関わっています。大人だって、大勢の前で何かをやり遂げることはとても勇気のいること。生まれてわずか、4・5年の子ども達が不安になるのは当たり前のことかもしれませんね。

気持ちは受け止めつつも、「どうすれば緊張しないのか」「どうやったらできるか」などについて、それぞれの子どもやクラス、学年で話し合いを続けています。

子ども達からは、「たくさん練習すれば、ドキドキしないかも」「歩くならできる」「自分で走る順番を決めたい」など、自分達なりに考え、「自分で決めたからがんばる!」と当日に向けて頑張っています。

たとえ、スモールステップでも、「自分で決めたからがんばれる!」「今日は、ここまでがんばれたからつぎもがんばれそう」など、経験を積み重ねていく事で自信や自己肯定感に繋がっていくといいなと考えています。

運動会当日がゴールではありません。

この先の長い人生を「自分は大丈夫!」と思える人になれるよう、大切に関わっています。

 

練習や予行を通して

実際に練習する中で、かけっこやリレー、玉入れは、「負けて悔しい」「勝って嬉しい」などの気持ちを感じたようです。

「どうしたら勝てるだろう?」「なんで負けたんだろう?」と自分なりに考え、クラスで話し合う中で、「秘密の特訓をしようよ」「もっと練習しよう」などと、気持ちも高まり、どうやったらいいかと試行錯誤する姿も見られるようになりました。

こども園では、このような、当日までの過程の中での子ども達の試行錯誤や気持ちの成長を大切に取り組んでいます。結果ではなく、過程を大切にしていく事で、子ども達の心の中に、「やってみたい」「難しいけど、やれそうだ」などの心と身体の成長が育まれていきます。

ご家庭でも、子ども達が運動会について話をすると思いますので、「あなたなら大丈夫。」と温かな声掛けをお願いします。

 

当日は♪

話し合いの中で、年長・年中組共に共通していたことが、以下の3つです。

①走りたい!

②道具を使ってやりたい!

③おうちの人と楽しいことをやりたい!

この3つを基に決まったのが当日の競技です。子ども達と大人が一緒になって考え、進めてきました。一人ひとりのがんばりや、いきいきした姿にご注目ください。

そして、一緒に楽しみましょう。

たくさんのご声援をお願いします♡

文責:川宿田

 

 

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