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2024.06.30

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安心の輪、次のステップへ!(3歳児 つばき組)

年少組では、新しく友達との関係が広がってきており

「一緒にあーそぼ」「いいよ!」

「これ、貸して」「僕が使ってた!」

など、自分たちの気持ちを伝え合ったり、伝え合うことが上手くいかず

時折、伝わらないもどかしさから、手がでてしまうことや相手が嫌がる言葉を使う姿があります。

さて今回は、私たちが保育を計画していくなからで大切にしている中の一つ、5領域から「人間関係」にスポットを当ててお伝えしたいと思います。

※5領域とは・・・

引用:ソラジョブ保育士より「保育の五領域とは?「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」を総ざらい」

安心の輪、次のステップへ!

この2ヶ月間、そばにいる保育者に「この人に見てもらえていたら、大丈夫!」と

安心や信頼関係を少しずつ築き、次のステップとして友達と関わる姿が見られています。

言葉を交わさずとも、同じ空間の中で遊んだり、友達の存在に気づいたり、一緒に過ごすことで言葉のやりとりの楽しさを感じたりし始めていたり…と

子どもたちの「友達」への関心はさまざまですが、確実に子ども達の中の安心の輪は広がってきています!

自分だけの世界で遊びを楽しむ中に「友達」という存在があるからこそ、楽しい!だけでなく、思い通りにならないことや気持ちがぶつかり合うこと経験するようになります。

 

わらべうたと”人間関係”

わらべうたをしていると、以下のような姿がありました。

・「一緒にしよう?」と自分からさまざまな友達を誘おうと手を差し伸べる子。

・「〇〇ちゃんがと一緒がいい!」と、特定の友達と一緒になりたくて首を横に振る子。

・嬉しそうに保育者と一緒にしたい!と手を差し伸べる子。

私たちは、子ども達の「この人と一緒に遊びたい」という気持ちを大切にしつつ、色んな人と関わる楽しさに気付く次のステップに繋げたいと思っています。

 

 

生まれて3年。

小さな子どもたちが初めて出会う自分以外の考えや、思いをもった存在の友達。

興味はあると言えども、

「僕、私は〜したい!」という気持ちが先行し、相手気持ち考え行動することは難しい年齢です。

友達と気持ちがぶつかり合うこともことは、当たり前のことです。

友達の気持ちに気づいたり、相手がどう思うだろう?と

他者を思う気持ちをもち始めるのは、定型発達ではもう少し先の5歳後半ごろに見られ始めてくる姿です。

 

今は、「友達と一緒に遊びたい!」「誰かと一緒に遊ぶって楽しい!」という思いを育む時期だと捉えいます。

自分のありのままの気持ちを伝えること、友達と気持ちが違い思い通りにならないもどかしさをたくさん経験することを大事にしています。

自分の気持ちを十分に伝えることが難しい子どもへは、

「〇〇さんは、悲しい気持ちだったよ」と気持ちを代弁することで、伝え方を知ったり

少しずつ自分の言葉で伝えようとする姿を引き出せるような関わりをしています。

 

ご家庭でも、友達のこと、園であった出来事を沢山話してくれるという話をよく伺います。

お子様の話を聞く中で気になったことや、心配なことがありましたらいつでもお声掛け下さい。

ご家族が、話を聞いてくれることや気持ちを受け止めてくれる経験は

子どもが安心して友達の輪を広げるための一歩を踏み出せると思います。

 

文責:武田

 

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