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2024.09.10

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様々な感触に触れる夏!(年少少 2歳児)

暑い日が続く鹿児島市。

なかなか戸外に出て思いっきり遊ぶことが難しい日が続いていますが、そんな中でも室内やテラスの日陰を利用して、子どもたちは様々な遊びを楽しんでいます。

今回はあんず組・くるみ組の子どもたちが取り組んでいる遊びの中でも、「感触遊び」にフォーカスして紹介したいと思います。

 

なぜ、感触遊びが大切なのか?

新聞紙、粘土、お花紙、寒天、水、泥など、

子どもたちは様々な素材に触れて感触を楽しむことが大好きです。

子どもたちが感触遊びを経験するメリットとして、以下のようなものがあげられます。

・様々な感触に触れる中で、様々に手を動かしたり、全身を使ったりして遊ぶことができる。

 →体の使い方が上手になる、手先の動きがスムーズになる。

・物質の性質や変化に触れ、物事の性質や法則を知ることができる。

・現象の不思議を知り、「もっと知りたい」「もっとやってみたい」という主体性を育てることができる。

・目の前の物質を使って様々なことを表現したり、イメージして遊んだりすることで、創造性を育てることができる。

 

感触遊びで使用している素材は、子どものアクションに応じて、様々な反応を返してくれます。

音がした、感触が変わった、形が変わった、性質や重さが変わった、など、目の前で起こる様々な変化を子どもたちは面白がり、「自分が動けば変化する」という体験から、自分で考えて行動することへの自信にも繋がります。

また、「次はどうやって遊ぼうかな」「こう触ってみたらどうだろう?」という子どもたちの試行錯誤を引き出すこともできます。

自分でできることが増え、やってみたいという主体性のエンジンが少しずつ大きくなってきている子どもたち。

今の月齢だからこそ、様々な感触に出会い、自由に遊ぶ楽しさを感じられる機会を増やしていきたいという思いで感触遊びを展開しています。

 

あんず組、くるみ組で行っている感触遊び

あんず組、くるみ組では、この夏こんな感触遊びをしました。

①新聞紙遊び

新聞紙を裂く、丸める、ねじるなどの手先の動きの他に、新聞紙の中に飛び込んで泳いだり、両手いっぱいにかき集めて運んだりする、体を大きく使った動きを取り入れながら遊んでいます。

②寒天遊び

寒天を煮て固めるところから子どもたちと体験しました。棒寒天を細かく千切る作業では、力の入れ方が難しく試行錯誤する様子が見られました。

完成した寒天を使っての活動では、ぷるぷるの寒天に興味津々!「触ってみたい!」と手で触れたり踏んでみたりと感触を楽しみました。

③花紙遊び

新聞紙よりも軽くてカラフルなお花紙を、手のひらに乗せて「ふ~」っと息を吐き、飛ばして遊ぶ様子がありました。「お野菜だよ」「いちごだよ」と、色があるお花紙だからこそ、想像が膨らみ、見立て遊びへと発展する子ども達の姿も見られます。

最後は排水口用のネットや、透明の袋に集めてみました。ネットとビニール袋の素材の違いも知ることができました。

④お湯、水、氷遊び

感覚刺激の少ないぬるま湯からスタートし、現在は水や氷を使っての感触遊びを楽しんでいます。

水の弾ける音、肌にあたる感触や温度、水の流れる様子など、見て・聞いて・触れて・・・と、感覚をフル稼働させて思いきり遊んでいます。

さいごに

感触遊びを通して、「ただ楽しい」というだけでなく、友だちと同じ場所やアイテムで遊ぼうとしたり、友だちの真似をしてみたりといった、他者との交流も見られるようになってきました。

また、たくさん身体を動かしたり、集中して遊び込んだりした後では、給食の時間に椅子に座る姿勢が安定していることもあり、感触遊びから得られる子どもたちの成長には感動させられます。

大がかりな活動でなくても、チラシや洗濯物、お風呂でのお湯遊び、お料理など、ご家庭にあるものや生活動作でも、子どもたちにとっては立派な感触遊びです。

ぜひ子どもたちと楽しんでみてくださいね。

文責:津田

 

 

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