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2024.09.14

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10月19日(土曜日)に「にしきっこフェスタ」開催!!

今年も10月に「にしきっこフェスタ」を開催します。

「にしきっこフェスタ」は0〜5歳児全学年が参加する唯一の行事、そして錦ヶ丘にとって大事な行事です。

 

新園舎で初のフェスタ

今年は新しい園舎になり、初めてのフェスタです。
子どもも、大人も昨年までと異なる環境の中でどのように展示を行うか試行錯誤を重ねています。
0~3歳の表現は、子どもから出てきた表現を大人が汲み取ったり、方向性は大人が決めて子どもの遊びや表現ができるようにかじ取りをしながら進めています。

笑ったり、泣いたり、気付いた事を指差しで伝えようとしたりする姿を表現と捉えてみると、日々の遊びや生活の中で子どもが表現していることが沢山あることに気付きます。

 

4・5歳児は、日頃から取り入れてるサークルタイム(話し合い・意見交流活動)から、自分達でグループを決めたり、実際に作りたいものを見に行ったり、実際にあるものから想像し、さらに「こうだったらいいのにな」を作ったり考えたりしてイメージを膨らませています。

 

各学年ごとのテーマに沿ったフェスタの展示に加え、ランチルームの展示・4月からこれまでの生活の様子がわかるポートフォリオなども用意しています。

特にランチルームでは、給食に使っている調味料の展示や、24節気72候の展示もあり、ブログやポートフォリオで紹介していることについてより詳しくわかる内容になる予定です。

今年度のテーマは昨年度に引き続き、『遊びの中から広がる世界』、そして加えて各学年ごとの小テーマもあります。学年ごとのテーマは、パンフレットをお楽しみに!

 

お遊戯会から「にしきっこフェスタ」に変わった経緯

フェスタが今の形になったのは6年前。
お遊戯会・発表会の様な形で発表を行っていた時代に「子どもの表現とは?」という原点を見直したことがきっかけとなり、日頃の遊びの中で描いた絵・積み木で作った物を飾る・どのような遊びを広げてどのように飾りたいか大人と子どもが話し合うなど、日常の遊びからフェスタを作る現在の形になりました。

こども園では、日々の遊びや生活・感情が動くことを表現と捉えているため、毎日が特別です。

歌や劇などを人前で発表することではなく、子どもと保育者で話し合い・子ども同士で話し合い(個人・グループでの話し合い)・家庭でお子様が保護者とフェスタまでの過程を話すなど、様々な場面で対話を育むことができる機会を設けたいという思いがあります。

一人ひとりの思いや成長・フェスタに至るまでの過程を通して、お子様と対話する機会や、日々の様子を思い浮かべてもらう機会にしていただきたいです。

 

年齢ごとの表現の捉え方

0~2歳児の表現は、日常の中での「これなんだろう」「面白い!」など様々な表情や気付きを表現ととらえ、大人が子どもの様子を伝える形で展示を行います。

遊びの中で生まれる物(絵の具を指でスタンプをしたり、クレヨンでぐるぐる絵を描いたりなど)や生活の中で泣いたり笑ったり気付いた事に目を輝かせたりするなど心の動きを表現と捉えています。

これ、なにかな?(0.1歳児)
クレヨンが足についたね。(2歳児)

 

3歳児以上の表現は、廃材を組み合わせてお店屋さんごっこになったり粘土で生き物や食べ物などを作って飾ったりして、イメージした物を形にすることや、テーマを決めて様々な素材でテーマに合わせたものを考えて工夫しながら作るなど、自分のイメージした物を作ることから友達やグループで話し合いながら作ったり遊んだりする遊び方に変わってきます。

気持ちやイメージを伝え合うということは、自然にできるようになるのではなく、日常のサークルタイムや絵本を用いた話など、保育者と子どもとのやりとりから子ども同士のやりとりに発展していきます。

粘土をこねこね、何作ろうかな?(3歳児)

 

4歳・5歳児では、フェスタをどのように展開していきたいかのアイディアを出し合いながら、自分達で作るものや見せたいものを決められるよう、保育者がサポートしていきます。

「これね、〇〇なんだよ。」「へぇー、すごいね。」(4歳児)

 

高いね、2個一緒に積んでみるね。(5歳児)

 

 

皆様に見ていただきたいところ

昨年から保護者の皆様に人数制限なくフェスタにお越しいただけるようになり、旧園舎最後のフェスタを実施できました。

「日頃の生活の様子、子どもが考え表現したことを見ることができました!」
「よくお家で話す○○遊びってこんな遊びだったのですね」

私個人が3年間のフェスタに関わる中で感じたそれぞれの表現は、

0・1歳児

笑う・泣く・心地よく眠る・何かを見つけて指さしをしたり触ってみようと手を伸ばすなど、生活や遊びの中で子どもから出てきた感情や動きそのもの。

友だちと話して決めたり・イメージを共有して作ったりすることは難しい年齢のため、同じ遊びの中で子ども一人ひとりの表現が違う様子や、同じ遊びの中での成長を感じて下さい。

入園当時は泣いていた子どもたちが、今では安心して園生活を過ごし、保育者や子ども同士でどのように関わっているのか、どのような表現に変わってきたのかの過程もご覧ください。

 

3歳児

積み木で街作り・お店屋さんごっこなど、保育者が中心になって同じテーマのものを1ヶ月作りました。

積み木は始めそれぞれの建物作りを行い、建物同士を繋げて街にしていく活動を1ヶ月続ける中で「もっとこうしたらいいんじゃない?」「これもしたい!」という子どもからの提案があり、同じ活動をしながらもどんどん遊びが変化してく様子を見ることができました。

お店屋さんごっこは、フェスタに来た家族にも遊んでほしい!ということで、展示でありながらも遊べる環境づくりを子どもと共に進めて行きました。

同じ遊びから沢山の発見やもっとこうしたいという気持ちがでてきており、遊びを通した成長を感じられた1ヶ月でした。

今年度の展示でも、子ども達がどのように保育者と話し、進めて行ったのかを話したり感じたりしていただけると思います。

 

4歳児

ついにサークルタイムで一から考えることができる年齢になりました。

子ども一人ひとりの意見をまとめてグループに分け、素材をどうするか・グループ内でどのような物を作りたいか個人で話したりグループで話したりして進めています。

自分で話して決めていける年齢だからこそより「こうしたい!」の気持ちを引き出すことができるよう関わっています。

素材や色にもこだわりがあるそうです。試行錯誤を重ねながらどのようにフェスタまで進めて行ったか子どもと話したりポートフォリオを通してお伝えできればと思います。

 

今後の予定

● 9月中旬 フェスタの1部~4部の観覧時間と各家庭への観覧時間のお知らせ

● 9月下旬 各学年のフェスタに向けた取り組みのブログを発信

お子様の学年ブログはもちろん、ぜひ他の学年のブログもご覧いただき、「〇歳の頃はこんな遊びをしていたな」「今からこんな表現ができるようになるのかな」など…
各年齢を振り返ったり、成長の見通しを持ったりするきっかけになれば幸いです。

展示には、一つひとつ子どもが考えた世界があります。色や形・素材にも意味があり、ぜひ展示に至るまでの過程をじっくり話していただければと思います。

● 10月上旬 全体の見どころブログを配信

● 10月15日パンフレットを配布

 

今年はどのような表現が広がっていくのでしょうか。
子どもは大人が思いつかないような表現の着想を持っており、私達も驚いたり子どもから学んだりすることが沢山あります。
フェスタで保護者の皆様がいらっしゃることをドキドキワクワクした表情で話している子どもを見ていると、私たち大人も早くお見せしたい気持ちでいっぱいです。

10月19日のにしきっこフェスタでお待ちしております!

 

文責:池田

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