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2024.09.21

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「まんまるのお月様だった!」~十五夜~(武田)

9月17日は「十五夜」、翌日は綺麗な満月の日でした。

あるクラスのサークルタイムで「まんまるの形のお月様だった!でも、長い月の時もある(三日月?)」といった発信がありました。

その日から、学年では月の形が毎日一緒ではない事に気付き、昨晩見たであろう月の形を毎日教えてくれるようになりました。

今回は、季節の行事を通して大切にしたい子どもの姿についてお伝えします。

 

十五夜とは

十五夜とは、1年で最も美しいとされている「中秋の名月」を鑑賞しながら、収穫などに感謝をする行事のこと。

平安貴族が中国の風雅な観月を取り入れ、のちに庶民に広がると、秋の収穫物を供えて実りに感謝をする行事となりました。

芋類の収穫祝いを兼ねているので、別名「芋名月」といい、里芋やさつま芋を供えるようになりました。

引用:https://www.jalan.net/news/article/482783/

十五夜から繋がった活動

十五夜から、まず連想されることは「お月見団子」だと思います。

もちろん、行事の雰囲気に親しみをもつことができるようなクキングも企画していますが、

「本物」の旬の食材や草花に触れること、秋の空を眺めることなども大切に取り組んでいます。

本物に触れるからこそ「さっき見た曇ってどこに行ったの?」「栗はチクチクするけど、どうやって中身を出して給食を作ったの?」と

大人の視点ではなかなか気づかず、驚かされる瞬間も沢山あります。

子どもたちにとっては何気ない一言も、逃すことなく一緒に考えることを大切に関わっていきたいと思っています。

今後も、十五夜に関する活動はこれからも続いていきます。

9月のポートフォリオの発信も楽しみにお待ちください♪

 

24節気チームの発信

昨年に引き続き、季節の変化を身近に感じることができるような発信をしています。

24節季チームの発信の目的は、日常の中で当たり前のように「季節」を感じる力、視点を育てることです。

季節の移ろいに気付き、日々のふとした瞬間や変化に目を向ける力が育まれると嬉しいです。

「暑い時期がやってくると入道雲、涼しくなってくるといわし雲がでてくるよね」

夏が来る前に「そろそろ梅しごとをしたいな」という季節の移ろいの気づきやそれに伴う生活の知恵にも繋がってほしいです。

 

私は、友達や家族と「今日の空綺麗だったよね」と話をすると「へーそうだったんだ」で終わることもあれば、気持ちを共有し、一緒に写真を見せあって会話が弾むことがあります。

この体験から、自然に目を向けたり、変化を美しいと思う心は大人になってから、簡単に身につくものではないなと感じた体験でした。

だからこそ、幼少期から日本ならではの四季の美しさに触れる経験の大切さを感じました。

 

こども園では、十五夜に問わず季節の草花や食材に触れることのできるコーナーも設けています。

ぜひ、触れたり感じたりする中で、親子の会話のきっかけや思い出作りになれば嬉しいです。(バス利用のご家庭の皆様も、お待ちしております!)

文責:武田

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