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2025.01.31

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卒園までに取り組みたいこと(5歳児 年長組)

3学期がスタートし、年長組の子ども達が園で過ごす日々も残り少なくなってきました。

卒園までどのように過ごしたいか、話し合いをしました。

今回は、子ども達が卒園式や残りの日々でやってみたいことを紹介します。

 

卒園式って、どんなことをする日?

卒園式について尋ねると、子ども達からは、「寂しい…」という言葉が多く聞かれました。保育者が寂しいだけでなく、成長を喜び、祝う日でもあることを伝えると、友達や保育者、保護者と一緒に喜びたいという気持ちが高まりました。卒園式で、「ありがとう」「こんなに大きくなったよ!」という気持ちを伝えるためには、どうしたら良いか、一人ひとりが考え、子どもも大人も思いを伝え合いました。保育者の「誰に伝えたい?どんな事をしたい?」の問いかけに、「歌を歌いたい!」「こども園のお掃除をしたい!」「お花を飾ったら素敵かも!」「おうちの人には内緒にした方が嬉しいかもしれない!」などと、様々な意見が出てきました。

 

卒園までにしたいこと

やりたい活動のひとつとして上がってきたのが、「1歳の時に過ごしていた、ましゅまろはうすで過ごしたい」でした。

先日のランチボックスの日に計画し、当時の担任も参加し、思い出話に花を咲かせていました。

入園の時期も違う子ども達。今年の年長組は、幼稚園型から幼保連携型の認定こども園に変わり、初めての1歳児クラスの1期生もいます。長い子どもで5年間、短い子どもで1年間在籍しています。私はありがたいことに、2歳・3歳・5歳と3年間共に過ごす機会をいただきました。卒園式の話をする中で、一人ひとりの入園の様子などを思い出し、話をしていると、感極まってしまう事もしばしばです。私が覚えている限りのことを伝えつつ、今まで関わった職員も様々な思い出があるはずだよと伝えると、「僕がつくし組(1歳)の時はどんなことしてた?」などと、尋ねていました。

保育者も共に懐かしさや成長を感じ、子どももたくさんの大人から大切に見守られていたことを感じています。

他にも、まだまだやりたいことがたくさんあるようです。例えば、「こども園の小さい子のお世話をしたい!」「絵本を読んであげたい!」「友達とたくさん遊びたい!」「散歩に行きたい!」などです。

子ども達の思いを形にするために…

子ども達が思い描いている「こんなことをしたい!」を少しでも実現するために、

*こども園の友達や身近な大人に感謝の気持ちを伝えるためにやりたい事

*卒園式当日に向けやってみたい事

*離れ離れになる友達とやりたい事

それぞれについて、どんなことができるか、どのようにしたらできるか、何気ない会話やサークルタイムで話しています。

子ども達が考え、「こうしたらできるかも!」「こうやったら喜んでもらえるかも!」と思えるように、保育者は、寄り添い、共感し、応援していきます。一人ひとりが自分事として考えることができるようになっている今だからこそ、保育者はあくまでもサポートと調整役です。

卒園式、そして最後の登園日まで、子ども達のやりたいことを一つずつ実現し、「こども園、楽しかった!」「こんなこともできた!」と自信をもって卒園できるよう、一人ひとりと向き合いながら、残りの日々を大切に過ごしていきたいと思います。

文責:田中

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