お知らせ
2025.10.07
Blog
五感を通し、好奇心を育む(0、1歳児クラス)

子どもが、目をキラキラさせて何かをじっと見つめている姿に出会うことはありませんか?
それは、子どもが「不思議」「面白い」という感動を表現している瞬間です。
来月の「にしきっこフェスタ」では、お子様の成長の過程を展示するよう企画しています。今回のブログでは、0歳・1歳児の「表現」と、好奇心を引き出す保育についてご紹介します。
言葉にならない思いを全身で伝える
0歳、1歳の子どもたちにとっての「表現」とは、言葉にできない思いを様々な方法で伝えようとすることです。
泣く、笑う、怒るといった感情だけでなく、指差しや手足をバタバタさせる身振り手振り、そして豊かな表情も大切なコミュニケーション手段。これらはすべて、五感を通して感じた「心地よい」「不快」「嬉しい」といった感情や、好奇心、要求を私たちに伝える大切なサインです。
五感で広がる、無限の世界
子どもたちは、五感を通じて世界を体験し、心の底からワクワク、ドキドキしています。この時期は、見ること、聞くこと、触れること、味わうこと、匂いをかぐこと、すべてが初めての感動に満ちた経験です。錦ヶ丘では、様々な活動を通して五感を育んでいます。
見る喜び、広がる好奇心(視覚)
0歳児は、大人の顔や色鮮やかなおもちゃを目で追い、じーっと見つめます。1歳児になると、絵本のイラストに興味を示したり、遠くを走る車やトラックを目で追ったりと、視覚からの情報で「あれは何だろう?」「触れてみたな!」と好奇心を広げていきます。
耳を澄ませて(聴覚)
心地よいピアノの音、子守唄、優しい声かけ、鳥のさえずり。子どもは様々な音に耳を傾けています。やがて、音の鳴るおもちゃを振ったり、手で叩いて音を出したりと、自ら音を出すことに喜びを感じます。
手や足、全身で触れる(感触)
つるつるの床やでこぼこした地面など、様々な感触を手や足で確かめます。砂遊びや水遊び、絵の具遊びでは、その感触から「気持ちいい」「不思議」といった感覚を育み、豊かな感性を育みます。
匂いを感じる (臭覚)
給食の美味しそうな匂い、のはら園で感じる草木の香り。様々な匂いを感じることは、記憶と感情を結びつけ、子どもの感性を豊かにします。
様々な味の体験(味覚)
植栽やクッキング、食事を通して、甘い、しょっぱい、酸っぱいなど、様々な味に出会います。初めての味にびっくりしたような表情を見せたり、美味しいと満面の笑みを見せたりと、味覚の体験は大きな喜びと食の関心を高めます。
五感を育む保育を通して、子どもの姿や表情から言葉にできない気持ちを受け止め、代弁する関わりをしています。
フェスタ当日は、五感を育む保育のなかで見せるお子様の様子を展示してお待ちしています。子どもの「ドキドキワクワク」の好奇心いっぱいの中での成長をご覧ください。
文責:山﨑