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2020.05.26

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季節を感じることから学ぶこと(れんげ組)

のはら園での遊びが毎日充実しています。水や落ち葉、土などのレギュラーアイテムから最近はこの季節ならではの生き物や草木に五感を通して触れる機会が多くありました。

一つ目は・・

リズム室前に巣を作っているツバメ。元々、小鳥を見ることが好きだったAちゃん。せせらぎの周りの木々に集まる小鳥をの声を聞き、「ちっち!!」と気づきを興奮気味に教えてくれることがありました。そのため、ツバメの存在に気付くのも早く、忙しく餌を運ぶ姿を目でじっと追っていました。その日以来、ツバメの巣の付近を歩いてみると自然とそちらへ目が向き、日々観察が続いています。これからかえるヒナの存在にも気付くとさらに興味は深まることと思います。新しい発見から、「どうしてだろう?」と疑問を感じることは学びの出発点です。小さな気づきから広がる遊びをどんどん広げて行きたいと思います。

 

二つ目は・・・

お部屋に迷い込んできたテントウムシ。

白いカーテンについていたところに気づいたAくん。「おー!!!」っと、驚きと喜びを表現していました。少し怖がっていましたので安全だよ!というメッセージを伝える為に手に取って見せてあげると自分でも掴もうとしました。

この時、驚いたのですが「小さいもの=壊れやすいもの」と認識していたのか、指先の力を加減してそっと手に取ろうとする仕草を見せてくれました。満1歳のAくんですがこれまでのご家族との関わりからでしょう、他者を労る気持ちを見ることができ、気持ちがほっこりしました。

小さいからわからないだろう・・・ではなく、小さいからこそ一瞬一瞬の経験は子どもたちの心にはしっかりとした経験として蓄積されていくんですね。日々この様な事を意識しながら保育をしていますがAくんの姿を通してさらに大切な時間を一緒に過ごしていることを感じました。

 

のはら園の様子で同じ日はありません。刻々と変わる微細な変化にも子どもは敏感に気づきます。私たち職員も、子どもたちの柔らかい感性に沿う様に、しっかりと感性磨きをして行きたいと思います。

文責:後藤

 

 

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