お知らせ

2020.11.02

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自由遊びでたくましさを育みます(くるみ組)

くるみ組の朝の自由遊びについてお伝えします。

 

登園すると、自分でタオルとコップを所定の場所に出したら朝の支度は終わり。自由遊びが始まります。

安全をしっかり確保することと子ども同士の関わりを見守る為に、登園後は室内での遊びを充実させています。

十分に関わって遊ぶ経験を重ねてきたため、今では園庭で遊んでいるときに一緒に遊んだり、声を掛け合っている姿が見られます。

 

 

入園当初の朝の自由遊びは、子どもたちが初めての空間に慣れることが出来るように、家庭と同じようなおもちゃを用意し、好きな物を選べるようにしていました。

現在は、保育者が2・3種類の性質の違う遊びを用意しています。その限られた中から好きなことを選びます。

 

 

性質の違う遊びとは


①静的な遊び(ブロック、アイクリップ、ままごと、粘土遊び等)

 

②動的な遊び(マット遊び、机の滑り台、段ボール遊び等)

 

 

自由遊びの中で…


自分で選んで決めることが、物事に主体的に関わる力を育むと考えています。

その中で、自分たちで考えて遊ぶ力を伸ばすことが出来ます。

 

遊びを見ている事を選んでも、その子どもが決めたことを大切にしたいので、無理やり遊びに参加させることはしません。

そっと入れるようにタイミングを見てそっと背中を押します。

子どもたちは見ていることで、どうやって遊ぼうか考えたり、学んでいるのです。

大人が無理に参加させることで、子ども達の権利を奪ってはいけないと考えています。

 

また、室内で同じ空間を共有することで、他の子どものしている遊びを真似したり、おもちゃの取り合いがおきたりします。

友だちとのやり取りを通して、楽しい気持ちや嫌な気持ちを実際に体験する中で学んだことが重要になってきます。

これをされたらいやだったという気持ちを知っているからこそ、ゆくゆく学童期を迎えた際に、相手の気持ちを考えて自分の行動をコントロールすることができるようになってきます。

今、くるみ組では”人と関わったときの自分の気持ちの変化”という部分を感じながら、人と関わる際の基礎になる力が育まれているように感じます。

『あなたはそのままでOK!』

してほしくない行動はしっかり伝えますが、その子自身を否定することは、致しません。

相手を傷つけることは言動がないか、大人がしっかりと遊びを見守ります。

 

 

 

このような自由遊びを毎日繰り返していたことで、園庭で遊んでいる時にも、短時間子ども同士で関わりながら遊ぶ姿が増えています。

この子じゃないとダメ、ではなくその場にいる子ども同士で会話を交わしながら遊ぶ姿に、たくましさを感じます。

残り5か月、子どもたちの成長に必要な環境を用意して、遊びの中で様々な力を育んでいきたいと思います!

 

文責:新元

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