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2020.11.27
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自分の思いを伝えたい(1歳児つくし組)

1歳の子ども達が2歳の誕生日を迎えるこの時期は、身体も心も急速に発達していきます。その発達はもちろん個人差も大きく、一概に「1歳だから〇〇ができる」「もう2歳になったから…」ということではありません。
最近のつくし組は友達が登園して来たことに気づくと「〇〇ちゃん!」と名前を呼んだり、指差しや喃語で教えてくれたりすることが多くあります。また、「できた!」「貸して!」「嫌!」とその時の場面に合った自分の思いを覚えたばかりの言葉で表現する姿も見られるようになってきました。
保護者の皆様からも「言葉で一生懸命伝えようとしてくれます。」「子どもが「これ何?」と質問することが多くなりました。」と教えていただくことも増えてきているように感じます。
自分の思いを上手に言葉で表現することが難しく、言葉よりも先に手が出てしまうこともこの時期にはまだまだあります。そのような場面で、園ではまずは子どもの気持ちを100%受容し、子どもが落ち着いてからお互いの思いを代弁しています。
では、私たち大人はどのように子どもたちの思いを受け止めれば良いのでしょうか?
”その子のありのままの思いを受け止める事”、これがもっとも大切な事です。
子どもは言葉や指差し喃語などを使いながら、自分の思いを大好きな大人に伝えようと一生懸命です。聞く側の大人が目と耳を傾け、「そうだったんだね」と共感したり、思いを代弁したりすることで「わかってもらえた」という安心感や満足感で心が安定し、「もっと伝えたい」という次につながる意欲が高まるのです。
この繰り返しが自己肯定感を高め、感じたことや考えたことを自分なりに表現しようとする力に繋がっていきます。
文責:川宿田