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2020.12.22

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安心して眠る事の大切さ (0歳児 れんげ組)

最近様々な方法で自分の気持ちを伝えてくるれんげ組の子ども達。

午睡時に「ねんね」と、自分の気持ちを表現してくる子も少しずつ見られるようになり、保育者とのやり取りを楽しんでいます。

それ以外にも、午睡の場所を指さす子、自ら午睡マットにゴロンと横になる子、あくびをしながらぼんやりとする子など眠たいという気持ちを様々な表現で教えてくれるようになってきました。

 

 

先日の花紙遊びの日の出来事


午前中にたっぷりと体を動かしながら花紙の柔らかい感触を楽しみ、手先を器用に使い細かく裂いたり、破ったり、布団に見立てて花紙の上に寝転んだりそれぞれの遊びを展開していました。

その中で体全体を使い終始遊びを楽しんでいたA君。

しばらくすると指先から足の裏まで感覚の刺激を受けたA君は、あくびがみられるとぼんやりし始め、眠たい様子が見え始めました。そしてとうとうA君は給食を前に力尽き、自ら床に寝始めそのまま眠ってしまいました。たくさん遊び、感覚の刺激をたっぷりと受けたA君。マットに運んだ時にも起きる様子もなく、そのまま眠りにつきました。

 

午睡時に私たちは「これから眠りますよ」と感じられるように、

①給食を食べ終わる頃にカーテンや天窓のシャッターを閉め部屋を暗くして気持ちを安定させる。

②私たち保育者の声のトーンに気を付ける。

③眠たい子どもから順番に眠るようにする。

以上の3つを心掛けています。

 

 

初めの頃はおんぶや抱っこで寝かしつけをする事がほとんどでしたが、今では「眠たいね、寝る?」「ゴロンしようか」と声をかけると自分でも横になれるようになってきています。

「トントンと背中をさすられるのが好きな子」

「頭から眉を撫でられるのが好きな子」

「手を握ると安心する子」

そして「抱っこが好きな子」とスタイルは様々です。

眠る瞬間のまどろみながら幸せそうに微笑むかの様に眠る姿に、幾度となく癒されています。

そして、安心して園生活を送ることが出来る事=安心して眠れる事に繋がっているように感じています。

 

 

 

子どもたちは起きている間に五感をフルに働かせて様々な情報を得て、眠っている間にそれらの情報を記憶して整理し大脳を発達させ、いわば睡眠中に脳のグレードアップをされるそうです。

 

午前中にしっかりと遊びしっかりと眠る事、そして眠りにつくまでの間温かな触れ合いの時間を過ごす事を心掛け、1人ひとりの気持ちを大切にし安心して過ごせる環境、そして安心して眠れる環境作りを引き続き心掛けていきたいと思います。

 

                                                                                              文責:山下

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