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2021.03.10

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ステキなにしきっこ(年中組)

2月に入り、年中組の活動として異年齢交流の保育を行って来ました。

まずは、年少組との交流。

その次は年長組。そして、ましゅまろはうすと少しずつ関わりを広げていきました。

今回は、その中での子ども達の様子や成長をお伝えします。

年中組が異年齢交流を行う目的として、どの年齢の子ども達と関わるかによって目的も育ちも大きく違います。

 

 

まずは、年長組の姿を見たり一緒に遊んだりする中で…


憧れの気持ちが芽生え「あんなふうになりたい」と思い、真似をしてやってみようとする気持ちに繋がります。その気持ちが、進級する期待感の高まりになります。

年長組の保育室を利用して活動したり、年長組が使っているおもちゃを使って遊んだりする事でもう気持ちは年長組!

「4月になったらにじ組になるんだ」「私は、水色の帽子をかぶってそら組になりたいなぁ〜」と子ども達から聞くようになりました。

 

 

次に年少組との交流では…


最初は恥ずかしがって声をかけられなかった子ども達も、わらべうたや童具などで一緒に遊ぶことで優しく声をかけたり、手を繋いで触れ合う姿が見られるようになりました。

1年前…年中に進級する時のことを思い、不安だったことドキドキしていたことを思い出し、優しくしてあげたいという思いが芽生え、自分達もお兄さん・お姉さんになったんだという自信を持って園生活を送る姿へと繋がりました。

 

そして、ましゅまろはうすのこども達との関わりの中では…


一緒に砂場で遊んでいた時の事。

ある男の子に泥水がちゃぷちゃぷと跳んできました。怒った男の子が振り返ると、そこにはれんげ組の男の子。

いつもだったら「もう しないでよ」と怒る男の子が…「あれ?水が飛んでくるなぁ…」と小さな声で呟きました。

きっと、わざとではないと分かったのでしょう。傷つけないようにつぶやく年中組の男の子。

 

靴下を履かせる手伝いをしていた時。

履かせてあげたいという必死な年中組の男の子。

いつもなら早く外へ行きたい気持ちから、なかなかじっと座って靴下を履かせてくれないれんげ組さんも…

じぃーっと座って履かせてくれるのを待っていました。

きっと心の中で、「お兄ちゃん 頑張れ!」と応援してくれたいたれんげ組さん。

言葉ではない、気持ちの通い合い、相手を思いやる心を感じました。

 

 

同じ学年、異年齢との関りの中で、たくさんの事を感じ学んでいく子ども達の姿をみながら、“なんて素敵な子ども達なんだろう”と心が温かくなりました。

心の成長は、『できる・できない』などのはっきりした形では目に見えません。見えないものは、見ようとしなければ感じることもできません。

私達は、子ども達の見えない成長を、子ども達の心に寄り添いながら見よう感じようと日々保育活動に取り組んでいます。

こんな素敵なにしきっこに囲まれて、毎日幸せです。

 

文責:西元

 

 

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