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2021.04.27

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ビオトープから学ぶ【野生の生き物が(BIO)生息する空間(TOP)】

4月20日、のはら園の草はらいを行いました。

錦ヶ丘が誇るのはら園は、ビオトープとして出来るだけ自然の形が持続できるように、共存する人(大人)が良いタイミングで手を入れながら整備している空間です。

学び溢れる草はらい

今年度初めての草はらい、今回は二つの目的がありました。

  • 大人が整備する様子を子どもが近くで見ることができる時間に行う。
  • 生物が生息しやすい環境を整える

です。では目的の一つ目、子ども達の反応はどうだったでしょうか…。

 

 

なにをしているの…?

大人にとって環境整備することは当たり前の事です。

しかし、子どもたちにとっては大人がしている草はらい一つをとっても、近くで見ることで、とても興味深そうに見つめていました。そして、心の中でいろいろなことを感じているようでした。

 

「めだかはどこにいったの…?」

「草がなくなってきれいになったね」

「水が沢山になったよ」

「なんかにおいがするね」

 

草はらいをしていると色々な子どものつぶやきが聞こえます。

このつぶやきに保育者は一つ一つ、丁寧に言葉を掛けていきます。それは決して“教える”のではなく、「めだか、どこに行ったんだろうね」、「なんのにおいだろうね」と、一緒に考えたり、共感したりするものがほとんどでした。

草はらい一つをとっても五感をフルに使い、若葉の青々とした香りやメダカが草陰に隠れる様子を感じ取っていたのかもしれません。

子ども達に大人が手入れをしている姿を見せることで、大人も子ども五感をフルに使った時間になったように感じます。

 

 

生き物の生息しやすい環境とは…?

のはら園はメダカやエビなどの様々な生き物が生息し、沢山の植物が育っている空間です。四季折々の植物や虫が生息し、年間を通して命を間近で感じることができます。

しかし、共存するためには私たち人間が生き物の事を理解しなければなりません。

いつでもどこでも人間が思うように環境を整えていると、生態系が崩れてしまうからです。

 

 

秋になるとのはら園を優雅に飛ぶ”イトトンボ”や”オニヤンマ”、”ギンヤンマ”。

とんぼの赤ちゃんは”ヤゴ”です。秋から冬にかけてトンボは卵を産み、春になるとヤゴに。そして6月から7月にかけて羽化し、トンボになります。

まさに今、ビオトープにはヤゴが宿っているタイミングです。

 

生き物が育ちやすいような草陰を残し、卵を産み付けられるような空間を確保しながら環境を整える。それは決して簡単な事ではありません。

時期が来るとヤゴは朝早く、ビオトープからシンボルツリー”なたおれの木”に歩みを進め、静かに羽化します。今年は羽化の瞬間を見ることができるでしょうか…。

 

 

最後に

SDGs(エス・ディー・ジーズ)という言葉をお聞きになられたことはありますか?

SDGsとは、国連総会によって設定された2030年までに達成するために挙げられた17の目標です。

13~17は特に環境に対しての目標が掲げられています。10年後、子ども達が高校生や中学生になった時にこの地球で心地よく生活することができるよう、身近な環境(ビオトープ)や、日々保育の中で、子ども達に分かりやすくSDGsを伝えていきます。

 

今年度から錦ヶ丘も、SDGsをより意識した保育を推進しようと、SDGsについて考えるチームを発足させました。どのようにSDGsを結び付けていけるか、模索しながら取り組み始めています。錦ヶ丘におけるSDGsを、これから発信していけたらと思います。

参考に以下の動画をご紹介します。ぜひご覧いただき、ご家庭でもSDGsについて親子で考えてみられてください。

 

 

 

文責:水之浦

 

 

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