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2021.08.03
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クッキングで育つ力(2歳児 年少少 くるみ組)

くるみ組では、季節の食べ物を使った食育活動にも取り組んでいます。これまで、つわの炒め物、よもぎの天ぷら、梅シロップ、すももジャム、しそジュース、しその佃煮、しそふりかけ、きゅうりの昆布和えのクッキングを経験してきました。最近では、畑の野菜や山菜の観察にも自然と目が向き、発見や成長を楽しみにしている様子が見られます。
これらの活動は、食への興味・関心を高めるだけではなく、五感の発達や表現力、思考力等を豊かに育んでいることを、子ども達の姿から実感しています
クッキングで育つ力
①五感が発達する
触覚(摘む、捥ぎる、洗う、皮をむく、混ぜる、揉む、など食材に触れる)
味覚(味見をする→すっぱい、甘い、おいしい、苦い、辛い、苦い、しょっぱい)
臭覚(食材その物の匂い、調理中の匂い)
視覚(食材の色、調理によって変わる色や形、)
聴覚(トントンと切る音やグツグツに煮える音、ジュージュー焼く音、振った時の音)
②好奇心・思考力を育む
赤紫蘇を鍋で煮詰めていくと、紫の葉が緑に脱色されます。
「葉っぱどうかな?」と尋ねると、「緑になってる!」と、変化に気付く子ども。
黒っぽい紫蘇エキスの中に酢を注ぐと、きれいな赤色になります。
「不思議だな?」「なんでかな?」「きれいだな!」「やってみたいな!」と、子どものワクワクする好奇心や思考力の高まりを感じました。
このようにクッキングは、実験!科学の要素がいっぱいです。
③豊かな表現力
すももを渡し、「これは、何かな?」と質問すると「梅干し!」「丸い!」「赤い!」「なすびみたい!」「すっぱい」「りんごみたい!」「いいにおいする!」と、感じた事や考えたこと、言葉で伝えていました。
しその佃煮をフライパンで炒めた際は、「ジージー音がするね」「熱いんだよ!」と、子ども同士で会話する様子もありました。
食材に触れることで、食材の名前を考えたり、覚えたり、素材の色、匂い、手触りや形を感じ、言葉で表現することで語彙が増えます。また、「○○みたい」と、見立てやイメージを膨らませる力が高まります。
経験を重ね、子ども達は収穫する、調理する、食べる事の喜びや楽しさを感じています。
日々の保育の中で子どもの心(好奇・心探求心・憧れ)を捉え、感性や感覚をフルに働かせることを大切にしています。
このような経験を重ねることで、年中・年長組になったとき、子どもが自分たちで作りたいメニューを話し合ったり、必要な道具や材料を考えることができるようになるのです。買い物体験や、量を計るなど子どもが主体的に学びの活動できるようになります。
それらの学びの活動は、小学校との滑らかな接続に結び付くと考えます。改訂された小学校学習指導要領では、園での育ちや学びの姿を踏まえ、それを前提とした1年生の授業づくりがなされています。幼児期からの豊かな経験での学びが活きていくのです。
これからも活動を重ね、野菜を育てる経験からの気付きや学びも引き出していきたいと思います。
文責:山﨑