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2021.08.19

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〜したい!を現実に(3歳児 年少組)

早いもので8月も後半となりました。お家で過ごしている子ども達は元気にしているかな?と思いながら、こども園に登園している子ども達と張りきって過ごしている毎日です。
夏休みに入って、子ども達とこの夏にしたいことをみんなで話し合いました。
子ども達からは、
『水に色を混ぜたい!』『小麦粉粘土遊び!』『ケーキを作りたい!』『クレヨンで遊びたい!』『折り紙をしたい!』
など、たくさんの【〜したい!】が聞こえてきました。
また、友達の言葉に「いいね!」と同意したり、「うんうん!」と頷く姿も。
幼児期の終わりまでに育ってほしい「10の姿」の中の思考力の芽生え、言葉による伝え合い、豊かな感性と表現が育ってきているなと感じます。
夏休みは、特に子ども達の【〜したい!】を現実にしていく絶好のチャンスだと思っています。
今回は子ども達からリクエストも多かった小麦粉粘土遊びの様子をお伝えします。
小麦粉粘土で遊ぼう

小麦粉粘土遊びを通して、友達と場所を共有して遊ぶこと手指の巧緻性(器用さ)を育むことを目的に活動していきました。
①待つ
小麦粉が投入されるまでの間、子ども達はタライの縁に手を当てて待ちます。
期待感をもって「待つ」という時間。子ども達から発せられているエネルギーはすごいです。活動の中で大切にしている時間の一つです。
②サラサラの感触
小麦粉が投入され、「冷たくて気持ちいいね」「ギュッギュッとしたらおにぎりできるよ」というつぶやきが聞こえてきます。子どもたちが大好きな感触です。
1つのタライの中なので、時には取り合いが起こる場面も。そんな時はすぐに口を挟むのではなく、大人はしばらく見守ります。怪我につながりそうな時は止めて、大人が間に入り、気持ちを受け止めます。
③水を入れてみたら?
いいタイミングで子どもから、「水を入れてみたら?」の声がかかりました。
少しずつ水を入れていくと、ホロホロからドロドロの感触になり、手にまとわりつくようになります。
先程までとは違う感触に、「手洗ってきてもいい?」という子どももちらほら。しかし、これも経験してほしい感触の一つなので、洗うことはしないでほしいということをはっきり伝えます。
だんだんこねていくと、固まっていきます。
④油を投入
油を入れることで、手にまとわりついていた小麦粉粘土が取れやすくなります。お互いに手にまとわりついた小麦粉粘土を取ってあげる様子も見られました。
力を入れてこねていくと、ふっくらモチモチの小麦粉粘土の出来上がり!
⑤粘土で遊び込む
タライを外し、じっくり遊び込みます。
パンや餃子の形にしてみたり、ビヨーンと伸ばしてみたり。足で踏む子ども達もいました。足で踏むことができるのも小麦粉粘土の魅力ですね。
目的に対しての達成度は?
最初に上げた2つの目的、「場所の共有」「手指の巧緻性」を育むこと。
取り合いも起こる中で自分の気持ちに折り合いをつけながら遊ぶことができていました。そして、変化していく小麦粉の感触を全員が十分に味わうことができていました。今回の達成度はハナマル!
子どもたちのこねる様子を見ると、本物のパン作りも来年、再来年あたりできるんじゃない?と言いながらワクワク見守っていた大人たちでしたよ。今後が楽しみですね!

 


最後に、私事ですが、来週より産育休に入らせていただくことになりました。
お腹が大きくなるにつれて、子ども達がお腹を撫でてくれたり、「産まれたら一緒に遊んであげるよ!」と言ってくれたり、本当に幸せな気持ちにたくさんしてくれた子ども達。
子ども達の、純粋で、優しい表情や言葉に感謝の気持ちでいっぱいです。
保護者の皆様にも深くお礼申し上げます。しばらくお休みしますが、また元気な子ども達や保護者の皆様とお会いできることを楽しみにしています。
文責:森

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