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2019.01.18

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そり遊びがしたい!①(年中・たんぽぽ組)

 

3学期になり、たんぽぽ組の子ども達でハマった遊びが、そり遊び!!

少し長くなってしまいますが、今回も子ども達が考え、調べ、遊びを展開しておりますので、その流れをお伝えしたいと思います。ご了承ください。

 

 

きっかけは、年長組の子ども達が大きな段ボールで遊んでいたことでした。

段ボールを分けてもらい、そりにしてのはら園の坂を滑ろうとするけれど、上手く滑らない…(+_+)

「どうして?」「なぜ?」「もっと知りたい!」と思ったことは、みんなで話し合ったり、パソコンで調べたりして答えを見つけていく活動を毎日の中で何度も行っていた2学期。今回も、「坂の場所を変えたのに滑らない」「どうやったら滑るようになるのか調べたい!」「パソコンを貸してください!」と、子ども達から発信がありました。

 

「どんな場所ならよく滑るのかが知りたい?それとも、よく滑るそりの作り方が知りたい?」と尋ねると、「のはら園で遊びたいから、よく滑るそりが作りたい」とのこと。

【よく滑る段ボールそりの作り方】を調べ、工夫の仕方と必要な材料を知った子ども達。底にビニール袋を貼り付けたり、重みを出すために段ボールを重ねたり、ロウソクのロウを塗って滑りを良くしたりして、いくつかそりを作りました。

 

 

作ったそりで何度も試してみますが、やっぱりのはら園の坂では滑らない… 階段を降りているときに偶然手から離れてしまったそりが、勢いよく滑っていくのを見て、「階段みたいなところじゃないと滑らないのかな…」と考える子ども達…

 

 

「次はどんな場所なら滑るのか調べたい!」とのこと。すると、【柔らかい草がある、できるだけ急な坂のところが良い】ということを知りました。

「幼稚園にはそんな場所ないね…」「のはら園の坂も柔らかい草で斜めなのに…」「おうちでも考えてくる」ということで、その日が終わりました。

 

 

 

次の日、「僕もそりが作りたい!」と前日に一緒にそりを作っていたそら組の男の子が、「僕のおうちの近くの吉野公園だったら滑れたよ!」と、教えてくれました。

「先生!そりを滑るために吉野公園に行きたい!!」と担任のもとに子ども達から相談がありました。「園長先生やバスの先生方にも相談して、目的を話して、いつだったら行けるのか聞いてみないとね」と答えたところ、保育室にあったカレンダーを持ってきて「行けない日を書いて!」とのこと。

カレンダーに行事ごとを書き込み、子ども達が園長先生とバスの先生に相談に行きました。

そうして、吉野公園に出掛ける日が決定!「何人で行くの…?」「昨日そりを作った7人かな…」「でもせっかくバスで出かけるならみんなも行きたいんじゃない?」「みんなに相談しよう」とのことで、降園活動のサークルタイムでクラスみんなに話をしました。サークルタイムは、一日をみんなで振り返りながら個人それぞれのその日の出来事や感情を、クラスみんなで共有する時間となっています。

 

 

土日を挟んで今週の月曜日。

そり作りに最初から積極的に参加していた女の子が「昨日寺山ふれあい公園に行ったら、そっちのほうがよく滑って楽しかった!だから寺山ふれあい公園がいいと思う!」と担任に相談してきました。

帰りのサークルタイムでその子からみんなに相談。昨日の話をしてくれ、「寺山ふれあい公園のほうが、楽しいと思う!わたしも楽しかったけど、みんなも楽しいんじゃないかと思って…。楽しかったからみんなにも教えたいなと思って。どうですか?」と、とても上手なプレゼンに担任はビックリ!!

満場一致で寺山ふれあい公園への変更が決定しました(*^▽^*)

 

 

 

 

「あと何日したら、寺山ふれあい公園行く?」と、楽しみにしている様子。元々の1月の行事予定には挙がっていませんでしたが、後日寺山ふれあい公園に出かけてきたいと考えています。

友達・先生等、色々な人と対話をし、その中で考えながら遊びを発展させる力、また、自分の思いを言葉で伝える力がついていることを感じる毎日です✨

 

寺山ふれあい公園での様子はまた後日お伝えします!

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