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2023.01.12

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給食大好き!(1歳児つくし組)

 

つくし組の子どもたちが大好きな給食の時間。
毎日、給食室におかわりをお願いするくらい子どもたちはよく食べています。

 

子どもたちが大好きな給食の時間だからこそ、大人たちもゆったりとした雰囲気の中で子どもたちが食事を楽しむことができるよう心がけています。

厚生労働省が発行している「保育所における食事の提供ガイドライン」には「食を営む力」として5つの子ども像を目標にしています

1、「お腹がすくリズムのもてる子」
2、「食べたいもの、好きなものが増える子ども」
3、「一緒に食べたい人がいる子ども」
4、「食事づくり、準備にかかわる子ども」
5、「食べものを話題にする子ども」

今回は、この目標に向かって取り組んでいることをお伝えしたいと思います。

 

1、「お腹がすくリズムのもてる子」

「給食の時間だからみんな給食にしよう」ということはせずに、給食前は子どもたちの遊ぶ様子を見て「ごはん食べる?」と聞くようにしています。
保護者の方も感じているように、つくし組の子どもたちはちょうど自我が芽生え、「〇〇ではない〇〇だ」という考える力が誕生してきている頃です。そんな子どもたちに聞いてみると、「食べたい!」「まだ食べたくない!まだ遊びたい!」
しっかり自分の気持ちを伝えてくれます。(言葉や頷きや首を振る等の伝え方で。)
このようにしていくことで「お腹が空いた」という感覚を持ってご飯を食べることができます。

 

2、「食べたいもの、好きなものが増える子ども」

給食の中でも、一人ひとりに好きなおかず、苦手なおかずがあります。
まだ他のおかずが残っているのに、肉や魚ばかりおかわりするということがあります。
そんな時、まだ全部食べ終わってもないのに、おかわりしてもいいの?と思うかもしれませんが、「お魚食べたいんだね。このきゅうりはどんな味かな?小さくして食べてみようか」など言葉を添えておかわりを提供するようにしています。おかわりしたい気持ちに共感しながらもこちら側の思いも子どもたちへ伝えていきます。苦手そうな物でも、関心をもって自分から食べてみたり、香りをかいでみたりする姿があります。

 

3、「一緒に食べたい人がいる子ども」

一緒に食べたい人がいるって素敵ですよね。食事をする中で少しずつ友達の食べる様子も気になっている姿があります会話が成り立たなくとも「美味しいね」という気持ちを共感したり、友達が食べている姿をみて「美味しそうだな、食べてみようかな」という気持ちを持つきっかけになります。

 

 

4、「食事づくり、準備にかかわる子ども」

これまでつくし組にも給食室からとうもろこしが届き、皮をむいたり、ちぎったりする体験をしました。
「みんなが皮をむいてくれたとうもろこしだよ」と給食中に伝えていくことで、食材を調理する前の姿と調理後の姿が結びついてくると面白いです。また、食事の準備に自分たちの手が加わることでより食材に興味を持てるようになります。苦手な野菜でもクッキングをすると、「自分で作ったもの!どんな味かな?食べてみようかな」と、口にし「おいしいね!」と食べみる姿もあります。

 

5、「食べ物を話題にする子」

先日、お母さんお父さんが迎えに来ると「ピザ食べた!」と伝えていた子どもが数名いました。お母さんを見て、一声目がその日のおやつのこと。そのくらい子ども達にとって日々の給食やおやつは印象に残っていることがわかります。嬉しそうに話す子ども達の表情を見てお母さんたちもとても嬉しそうでした。この日の子ども達とお母さんたちのように食べ物を通して話をしたり、「おいしいね」と共感したりする時間を大切にしていきたいです。

 

 

 

子どもたちにとって「食事」というのは生きる源であることを感じます。また、空腹を満たすだけのものではなく、食事を通して信頼関係の基礎を作ったり、友達と食べることを楽しみ合ったりする時間だと思います。このことを私達も心にとめて、これからも子どもたちと豊かな食の体験をつみ重ねていきたいと思います。

文責:森

 

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