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2023.01.21
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3年越しのレモン!【年少・3歳児】

3年前、年長組の子ども達と一緒にあおむしを育てることを目的に購入したミカンとレモンの木。
子どもたちが卒園し、その後園庭の一角に地植えをしました。それから3年。毎年、実をつけては観察し、生長を楽しみに収穫できることを待ちわびて、子ども達と一緒に見守ってきました。
昨年、一昨年と実は付けたのですが、様々なハプニングで、大きくなる前に実を落とし、収穫してもピンポン玉ほどのもので、みんなで試食。。。とまではいきません。
今年ものはら園に出るたびに子ども達と観察を続け、7つ実を付けましたが、やっぱり最後に残ったのはただ一つ。その一つを大切に大切に育てると、子ども達の手のひらでは収まらないくらいの大きさに!そして、少しずつ色づき始めた12月初旬。いよいよ収穫することになりました。
収穫したレモンは、子ども達の手に渡り、感触や匂いを楽しみました。
たった一つのレモン、どうやって食べようか…。子ども達との話し合いが始まりました。
今まで給食で食べたレモンは、ピクルスに入ったものと、夏に飲んだはちみつレモン。どちらもうさぎ組の子ども達は大喜びで食べた、メニューです。
「レモンが穫れたよ!」と色々な職員に報告!すると「はちみつレモンだね~」と多くの声。子ども達も「やっぱりはちみつレモンかな~」と意見がまとまったので、12月中旬に年少組ではちみつレモンにすることになりました。
レモンを輪切りにすると、保育室に広がったレモンの香りに、「いいにおい!」と大喜び。
そして、ちょっぴり試食!「すっぱい!」と、しっかりレモンの酸味を感じることができました。
輪切りにしたレモンとはちみつを入れると、完成を楽しみにする様子も見られましたよ。
年明け、完成した「はちみつレモン」をお湯で割って試飲。
甘酢っぱい香りと味に感想は様々でしたが、「あったまるね」「美味しいね」と顔を見合わせながら楽しみました。
園庭に出るたびに「レモンを見に行こう!」と生長を見守り、楽しんでいた年少組の子ども達。
のはら園にはまだまだ面白い物が沢山。草花、そして木の実、自然の中で、それぞれが生きていることを感じ取っていく事が出来るよう、見守っていきたいと思います。
文責:田中